バナナリーフを開いたカメルーンのコキ。赤パーム油で色づいた黒目豆の蒸し料理にプランテンを添えた皿
🔪下準備8時間35分
🔥調理1時間15分
🍽️分量4
🌍料理カメルーン料理
アフリカレシピ

コキの作り方|カメルーンの豆蒸し料理

26分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 黒目豆を戻して皮を外す
STEP 11 / 6

黒目豆を戻して皮を外す

所要時間8時間20分

乾燥黒目豆300gを洗い、豆の4倍量の水に8時間浸します。豆がふくらみ、指で押すと割れる状態になったら水を替え、両手でこすって皮を外します。浮いた皮を流し、これを4回から5回繰り返します。火は使いません。皮が全部外れなくても作れますが、8割以上外れると口当たりが軽くなります。

手順2: 豆を粗いペーストにする
STEP 22 / 6

豆を粗いペーストにする

所要時間8分

皮を外した豆、玉ねぎ120g、唐辛子、撹拌用の水150mlをフードプロセッサーに入れます。30秒回して止め、側面を落とし、さらに30秒回します。水は回りにくい時だけ大さじ1ずつ足します。火は使いません。指でつまむと細かい粒を感じ、スプーンですくうと重く落ちる濃さが目安です。

手順3: 赤パーム油を温めて混ぜる
STEP 33 / 6

赤パーム油を温めて混ぜる

所要時間10分

小鍋に赤パーム油120mlを入れ、弱火で2分温めます。油の表面がさらりと揺れ、50℃前後で香りが立ち、煙や泡が出ない状態で火を止め、豆ペーストへ少しずつ注ぎます。木べらで同じ方向へ5分混ぜ、塩、白こしょう、野菜ブイヨン、5mm幅に刻んだケールを加えます。油が大きな筋で浮かず、生地全体が橙色になり、粘度は木べらですくって3秒ほどかけて重く落ちる状態にします。

手順4: 葉または紙で包む
STEP 44 / 6

葉または紙で包む

所要時間15分

バナナリーフは洗って水気を拭き、湯気に30秒当てるか、熱湯を回しかけて柔らかくします。葉がなければクッキングシートを30cm角に切り、外側をアルミホイルで支えます。生地を1包あたり約180gのせ、手前、奥、左右の順に折って長方形にします。火は使いません。持ち上げても生地が漏れず、上に1cmほど空間が残る包み方が目安です。

手順5: 蒸し器で火を入れる
STEP 55 / 6

蒸し器で火を入れる

所要時間55分

蒸し器の下段に水1.2Lを入れ、強火で沸騰させます。湯気が上がったら包みを並べ、ふたをして中火に落とします。ふたの縁から細い蒸気が出続ける火加減で45分蒸します。途中で湯が少なくなったら、鍋肌から熱湯150mlを足します。包みの上から軽く押すと弾力があり、液体の揺れがなくなれば火が入っています。

手順6: 休ませて食卓へ出す
STEP 66 / 6

休ませて食卓へ出す

所要時間12分

火を止め、ふたを少しずらして5分置きます。包みを取り出し、さらに7分休ませてから開きます。切り分ける場合は2cm厚を目安にし、熱いうちに薄く切らないでください。表面の油が落ち着き、包みを押すとしっかり跳ね返る状態まで待ちます。皿の中央にコキを置き、左側にプランテンやじゃがいも、右側に辛いソースを小皿で添えると、油の香りと甘い主食を交互に食べやすくなります。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

黒目豆、赤パーム油、青菜、バナナリーフ、蒸し器を並べた材料
コキの材料。黒目豆、赤パーム油、葉包み、蒸し器を先にそろえると作業が止まりにくい

この分量は、直径10cm前後の包みを6個作る目安です。1人1包なら4人分で少し余ります。冷蔵して翌日温め直せるので、初回でも6包作る方が蒸し器の効率がよくなります。

9品目

豆生地

材料 分量 代替・備考
乾燥黒目豆 300g ブラックアイドピー。皮付きでよい
玉ねぎ 120g みじん切り。甘みと水分を足す
赤パーム油 120ml 香りが強ければ90mlに減らす
220ml 撹拌用150ml、濃度調整70ml
ケールまたはほうれん草 80g 5mm幅に刻む。入れなくても作れる
唐辛子 1/2本 ハバネロなら1/4個から。家族用は省く
小さじ1と1/4 最後に味見して小さじ1/4まで追加可
白こしょう 小さじ1/3 黒こしょうでも可
顆粒野菜ブイヨン 小さじ1 マギーキューブ1/2個でも可
5品目

包む・添える

材料 分量 代替・備考
バナナリーフ 30cm角を6枚 なければクッキングシート6枚とアルミホイル6枚
たこ糸 6本 包みがほどける時だけ使う
蒸し器用の水 1.2L 途中で足す熱湯を別に300ml用意
プランテン 2本 なければ固めのバナナ、じゃがいも、白ご飯
唐辛子ソース 大さじ2 酸味のあるホットソースでも可
アレルギーと食材の注意

基本形は豆、油、野菜の料理ですが、市販ブイヨンには小麦、大豆、乳成分、鶏肉エキスが含まれることがあります。完全な植物性にしたい場合は、原材料表示を確認した野菜ブイヨンか、塩と白こしょうだけで作ってください。赤パーム油は色と香りのための油で、健康効果を期待して多く使うものではありません。

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📊 栄養情報(1人分)
108
kcal
4.0g
タンパク質
5.3g
脂質
11.5g
炭水化物
2.3g
食物繊維
195mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分・6包)

黒目豆、赤パーム油、青菜、バナナリーフ、蒸し器を並べた材料
コキの材料。黒目豆、赤パーム油、葉包み、蒸し器を先にそろえると作業が止まりにくい

この分量は、直径10cm前後の包みを6 個作る目安です。1人1包なら4人分で少し余ります。冷蔵して翌日温め直せるので、初回でも6包作る方が蒸し器の効率がよくなります。

豆生地

材料 分量 代替・備考
乾燥黒目豆 300 g ブラックアイドピー。皮付きでよい
玉ねぎ 120 g みじん切り。甘みと水分を足す
赤パーム油 120 ml 香りが強ければ90 mlに減らす
220 ml 撹拌用150 ml、濃度調整70 ml
ケールまたはほうれん草 80 g 5mm幅に刻む。入れなくても作れる
唐辛子 1/2 本 ハバネロなら1/4 個から。家族用は省く
小さじ1と1/4 最後に味見して小さじ1/4まで追加可
白こしょう 小さじ1/3 黒こしょうでも可
顆粒野菜ブイヨン 小さじ1 マギーキューブ1/2 個でも可

包む・添える

材料 分量 代替・備考
バナナリーフ 30cm角を6 枚 なければクッキングシート6 枚とアルミホイル6 枚
たこ糸 6 本 包みがほどける時だけ使う
蒸し器用の水 1.2L 途中で足す熱湯を別に300 ml用意
プランテン 2 本 なければ固めのバナナ、じゃがいも、白ご飯
唐辛子ソース 大さじ2 酸味のあるホットソースでも可
アレルギーと食材の注意

基本形は豆、油、野菜の料理ですが、市販ブイヨンには小麦、大豆、乳成分、鶏肉エキスが含まれることがあります。完全な植物性にしたい場合は、原材料表示を確認した野菜ブイヨンか、塩と白こしょうだけで作ってください。赤パーム油は色と香りのための油で、健康効果を期待して多く使うものではありません。

葉を開くと、豆と赤パーム油の香りが立つ

蒸し器のふたを開けた瞬間、バナナリーフの青い香りと、赤パーム油の土っぽい甘い香りが一緒に立ちます。包みをほどくと、中にはケーキのように固まった豆の生地。けれど甘い菓子ではなく、黒目豆を粗く挽き、赤パーム油で鮮やかな橙色に染めた、カメルーンのコキ(Koki / Ekoki)です。

日本で作る時に迷うのは、豆の皮むき、ペーストの粗さ、赤パーム油の量、そして葉包みです。レシピだけを見ると「豆を砕いて蒸す」だけに見えますが、水を入れすぎると固まらず、逆に滑らかにしすぎると重たい豆ようかんのようになります。

この記事では、黒目豆を一晩戻し、粗めのペーストにして、赤パーム油と少量の青菜を混ぜ、バナナリーフまたはクッキングシートで包んで蒸します。同じカメルーンのサンガが葉野菜ととうもろこしの煮込みなら、コキは豆を主役にした蒸し料理。ンドレアチュスープと並べると、カメルーン料理が「緑の煮込み」だけではないことが見えてきます。

コキの呼び方

英語圏では Koki beans と書かれることが多く、WIPOのカメルーン食文化プロジェクトでは Ekoki として選定料理の一つに挙げられています。フランス語圏では gâteau de haricots、haricots koki のように「豆のケーキ」と説明されることもあります。

Kokiとは、黒目豆を蒸して固めるカメルーン料理

葉包みのコキをかごに入れ、プランテンと並べた食卓
コキは包みのまま食卓へ出せる。プランテンやキャッサバ、ヤムなど、でんぷん質の主食と相性がよい

コキは、黒目豆やカウピーを使う中央・西アフリカの豆料理の一つです。ナイジェリアのエクルや、豆を揚げるアカラと近い材料を使いますが、コキは赤パーム油をしっかり混ぜ、葉や紙に包んで蒸すところが違います。

WIPOの「IP and Gastronomic Tourism: Cameroon」では、カメルーンの観光資源になり得る料理伝統の中に Ekoki が含まれています。つまり、家庭料理でありながら、カメルーンの食文化を外へ伝える代表料理の一つとして扱われている料理です。

海外レシピで共通しているのは、黒目豆、赤パーム油、包んで蒸す工程です。The Vegan Societyのレシピでは「steamed pudding」として紹介され、African Bitesでは豆を完全なペーストにせず、少し粒感を残すことが大切だと説明されています。日本の台所では、この「少しざらつく豆の生地」を作れるかどうかが仕上がりを分けます。

コキの柱 現地でよく見る形 日本で守るポイント
黒目豆、カウピー 乾燥黒目豆を戻し、皮を8割以上外す
赤パーム油 健康目的ではなく、色と香りの材料として少量を使う
包み バナナリーフ、アルミホイル、葉包み 香りは葉、形はクッキングシートでも補える
食べ方 プランテン、キャッサバ、ヤム、じゃがいも 日本では蒸しプランテン、焼きバナナ、ご飯で受ける

買い出しで迷う材料と道具

コキの買い出しは、近所で買えるものと通販で見る価値があるものを分けると楽です。玉ねぎ、青菜、唐辛子、プランテンの代替になるバナナやじゃがいもはスーパーで十分。通販で見る価値があるのは、黒目豆、赤パーム油、蒸し器です。

優先度 買うもの 理由 近所で済ませてよいもの
最優先 黒目豆 大豆や白いんげんでは香りと軽さが変わる 玉ねぎ、青菜、唐辛子
赤パーム油 コキの色と香りを決める サラダ油での完全代替は別料理寄り
蒸し器 包みが湯に浸からず、均一に固まる 深鍋と蒸し台でも可
バナナリーフ 香りが出るが、クッキングシートでも形は作れる 初回は紙包みでよい

黒目豆は、コキだけでなくレッドレッドワチェアカラにも回せます。1kg袋を買っても使い切りやすい乾物です。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

赤パーム油は、コキの色を一気に橙色へ変える材料です。普通の油だけで作ると、豆の蒸し団子としては食べられますが、コキらしい香りはかなり弱くなります。最初は小瓶で十分です。

蒸し器は、包みを湯に浸けずに火を入れるための道具です。深鍋に蒸し台を入れても作れますが、包みが水に触れると底だけ水っぽくなるので、蒸気の通り道を確保してください。

栄養情報の見方

フロントマターの栄養値は、6包を4人で分け、プランテンを除いた概算です。1人分は約430kcal、たんぱく質16g前後、脂質21g前後です。赤パーム油を90mlに減らすと脂質は下がりますが、コキらしい香りも弱くなります。

日本の台所で寄せる分岐表

コキは材料数が少ないぶん、置き換えの影響が大きい料理です。全部を現地食材に寄せるより、守るところと崩してよいところを分けた方が成功しやすくなります。

迷う点 守りたいこと 日本での現実解
黒目豆がない カウピー系の軽い豆の香り 大豆やひよこ豆ではなく、通販で黒目豆を探す
バナナリーフがない 包み蒸しの形と香り クッキングシートで内包み、アルミホイルで支える
赤パーム油が強い 色と土っぽい香り 120mlから90mlへ減らす。ゼロにすると別料理になる
青菜を入れるか 生地の中に緑の点と軽さを作る ケール、ほうれん草、小松菜を80gまで
プランテンがない でんぷん質で受ける 固めのバナナを焼く、じゃがいもを蒸す、白ご飯にのせる

同じ黒目豆でも、アカラは空気を含ませて揚げ、エクルは白く蒸してソースで食べます。コキは赤パーム油を生地に抱き込ませてから蒸すので、豆の軽さと油の香りの両方を持つ料理です。

失敗しやすいポイント

コキの失敗は、豆生地の水分、皮の残り、蒸気不足に集まります。蒸し終わってから直すのが難しいので、混ぜる時点で濃さを確認してください。

失敗 原因 直し方
固まらず崩れる 水が多い、豆が細かすぎる 次回は水を大さじ2減らす。今回は器に入れて追加で20分蒸す
ざらつきが強い 皮が多く残っている 皮を8割以上外す。残りは食感として許容する
重く詰まる 完全に滑らかなペーストにした 粗く挽き、木べらで5分混ぜて空気を少し含ませる
油が分離する 赤パーム油が熱すぎる、混ぜ不足 弱火で温めるだけにし、少しずつ注ぐ
底が水っぽい 包みが湯に触れた 蒸し台を高くし、包みを水面から離す
葉が破れる 硬いまま折った 湯気か熱湯でしんなりさせ、紙で内側を補強する

African Bitesのような海外レシピでは、豆を少しざらつかせることが仕上がりの鍵として説明されています。日本のミキサーは強いので、長く回しすぎない方がコキらしくなります。逆に、古いフードプロセッサーで粒が大きすぎる時は、生地を2回に分け、側面を落としながら短く回してください。

食べ方、献立、保存

コキは、包みのまま出して食卓で開くと楽しい料理です。熱い包みを開いた時の香りがごちそうなので、全部を先に切って皿に並べるより、1包ずつ開く方が雰囲気が出ます。

献立 向いている日 合わせ方
コキ、蒸しプランテン、唐辛子ソース 休日の昼食 甘い主食と赤パーム油の香りが合う
コキ、白ご飯、きゅうりサラダ 平日の夕飯 油の重さをサラダで切る
コキ、サンガ、フフ カメルーン献立 豆の蒸し物と葉野菜煮込みを並べる
コキ、ンドレ、焼き魚 来客の日 濃い料理が重なるのでコキは小さめに切る

保存する時は、包みのまま粗熱を20分ほど取り、冷蔵で2日以内に食べます。温め直す時は、包みのまま蒸し器で10分。電子レンジなら包みから出して耐熱皿に置き、水小さじ2を振り、ふんわりラップをかけて600Wで1分30秒温めます。冷凍はできますが、解凍後は少しぼそっとするため、2週間以内を目安にしてください。

よくある質問

黒目豆の皮は全部外す必要がありますか?

全部でなくて大丈夫です。8割ほど外れれば、蒸した時のざらつきはかなり減ります。皮が多く残ると、見た目に黒い点が増え、口当たりも重くなります。

バナナリーフなしで作れますか?

作れます。クッキングシートで内側を包み、外側をアルミホイルで支えると形が安定します。葉の香りは出ませんが、蒸し料理としての形は十分作れます。アジア食材店で冷凍バナナリーフを見つけたら、次回使うと香りが変わります。

赤パーム油をサラダ油に替えられますか?

完全に同じ料理にはなりません。赤パーム油は色、香り、油の重さを作る材料です。どうしても苦手な場合は、赤パーム油60mlとサラダ油40mlに減らし、パプリカパウダー小さじ1/2を足して色だけ補います。

青菜は必須ですか?

必須ではありません。青菜なしでもコキは作れます。この記事では、日本の家庭で食べやすくし、断面に軽さを出すためにケールまたはほうれん草を80g入れています。入れすぎると豆生地がゆるむので、100gを超えないようにしてください。

豆を一晩戻す時間がありません

ぬるま湯に3時間浸す短縮はできますが、皮むきが少し大変になります。熱湯で急がせると豆の表面だけ柔らかくなり、中心が硬く残ることがあります。初回は前夜に水へ浸しておく方が安心です。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行コキの作り方|カメルーンの豆蒸し料理
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/cameroon/koki
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月2日
主な参考リンク
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