バナナの葉の上に厚めに切ったマダガスカルのコバを並べた皿
🔪下準備1時間
🔥調理4時間
🍽️分量8
🌍料理マダガスカル料理

コバの作り方|マダガスカルの葉包み菓子

約31分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

ピーナッツを香ばしく砕く

所要時間12分

手順1: ピーナッツを香ばしく砕く

フライパンにピーナッツを入れ、弱めの中火で6から7分乾煎りします。表面に薄い茶色の点が出て、甘い香りが立ったら火を止め、3分冷まします。フードプロセッサーで粗く刻むか、袋に入れてめん棒でたたき、粉と粒が混ざる状態にします。粉だけにすると断面が単調になり、粒が大きすぎると切ったときに崩れます。

STEP 22 / 6

粉と糖を重い生地にする

所要時間10分

手順2: 粉と糖を重い生地にする

ボウルに米粉、白玉粉、塩、砕いたピーナッツを入れ、粉とナッツが均一に混ざるまで先に合わせます。別の器で黒糖、はちみつ、つぶしたバナナ、バニラ、湯150mlを混ぜ、黒糖が残る場合は小鍋で弱火にかけて2分だけ温めます。熱いまま粉に入れると一部だけ固まりやすいので、人肌程度まで冷ましてから注ぎます。木べらで練り、足りなければ湯を10mlずつ足して、やわらかい味噌のように筋が残る硬さにします。

STEP 33 / 6

バナナリーフをしならせる

所要時間12分

手順3: バナナリーフをしならせる

バナナリーフは水で洗い、硬い中央の葉脈を包丁で薄くそぎます。破れやすい葉は、熱湯をさっとかけるか、コンロの弱火で片面5から8秒ずつあぶります。葉が濃い緑になり、折っても白く割れない状態が目安です。冷凍品は解凍後に水気が多いので、布巾で拭いてから使います。

STEP 44 / 6

葉に広げて丸太に包む

所要時間15分

手順4: 葉に広げて丸太に包む

葉を2枚重ね、中心に生地の半量を置きます。長さ18から20cm、直径5cmほどの丸太になるように広げ、手前から葉を巻き込みます。両端はキャンディのように折り込み、たこ糸で3か所をゆるめに縛ります。蒸すと少し膨らむため、ぎゅうぎゅうに締めず、葉がほどけない程度で止めます。葉が破れたところはクッキングシートを内側に重ねます。

STEP 55 / 6

蒸気を絶やさず4時間蒸す

所要時間4時間

手順5: 蒸気を絶やさず4時間蒸す

蒸し器にたっぷり湯を沸かし、最初の10分は強火で蒸気をしっかり立てます。その後は弱めの中火に落とし、ふたのすき間から細く蒸気が出続ける火加減を保ちます。30分ごとに湯量を確認し、必ず熱湯を足してください。2時間を過ぎたら上下を返し、4時間後に外から押して中心まで均一に弾力があれば蒸し上がりです。葉の香りが焦げ臭くなったら火が強すぎます。

STEP 66 / 6

完全に冷ましてから切る

所要時間2時間以上

手順6: 完全に冷ましてから切る

蒸し上がったら火を止め、ふたを少しずらして10分置きます。取り出して室温で2時間以上冷まし、葉を開いて1.5cm厚に切ります。熱いうちに切ると断面がつぶれて、まだ火が足りないように見えます。包丁に薄く油を塗るか、水で濡らして拭きながら切ると、ピーナッツの粒を引きずりにくくなります。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

この分量で、長さ18から20cm、直径5cmほどの丸太を2本作ります。1本を4切れにすると、濃い茶やコーヒーに合わせやすい厚みになります。初回は大きくしすぎない方が、中心まで火が入り、冷ましたときに崩れにくいです。

米粉、もち米粉、ピーナッツ、黒糖、バナナリーフ、蒸し器を並べたコバの材料
コバは米粉とピーナッツを黒糖でまとめ、バナナリーフで包んで長く蒸す
9品目

生地

材料 分量 日本での選び方
無塩ローストピーナッツ 220g 塩味なし。皮付きなら香ばしく、皮なしなら上品
米粉または上新粉 180g 細かい粉を使う。だんご粉だけだと重くなりやすい
もち米粉または白玉粉 90g 切ったときの粘りを補う。白玉粉はつぶしてから使う
黒糖またはダークブラウンシュガー 160g 粉末でも塊でもよい。塊は刻む
はちみつまたはモラセス 30g 香りを深くする。1歳未満にははちみつを使わない
完熟バナナ 正味120g 黒い斑点が出たもの。香りとしっとり感を補う
バニラエッセンス 小さじ1 あれば。強く入れすぎない
塩 3g 甘さを締める
湯 150から190ml 粉の吸水で調整する
4品目

包むもの

材料 分量 役割
バナナリーフ 25cm角を6から8枚 香りの柱。冷凍品は自然解凍して使う
クッキングシート 25cm角を2枚 葉が破れたときの保険
アルミホイル 25cm角を2枚 葉が手に入らない日の外包み
たこ糸 1mほど 蒸している間にほどけないようにする
アレルギーと食品安全

このレシピは落花生、バナナ、米粉を使います。ナッツアレルギーがある場合は作らないでください。はちみつを使う場合、1歳未満の乳児には食べさせません。長時間蒸すため、途中で湯がなくならないよう30分ごとに確認します。

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材料表の分量8人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
48kcal
エネルギー
1.3g
タンパク質
1.8g
脂質
7.0g
炭水化物
0.6g
食物繊維
15mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

葉をほどくと、黒糖とピーナッツが立つ

蒸し器のふたを開けると、最初に来るのは甘い湯気ではなく、青い葉の匂いです。少し遅れて黒糖、煎ったピーナッツ、米の粉っぽさがまとまって上がり、台所が一瞬だけ屋台の横のようになります。マダガスカルのコバ(Koba ravina / kobandravina)は、その葉をほどく瞬間がいちばん記憶に残る菓子です。

厚めに切ったコバをバナナの葉と紅茶に合わせた食卓
コバは甘く濃いので、無糖の紅茶や濃いコーヒーと合わせるとピーナッツの香りが立つ

現地では大きな丸太のように包み、長時間ゆでたり蒸したりして、輪切りで売られることがあります。英語圏の資料では、ピーナッツ、ブラウンシュガー、米粉、バナナリーフを軸にしたマダガスカルの甘い包み菓子として紹介されます。大きなものは一昼夜以上かける例もありますが、日本の家庭で同じ大きさにすると現実的ではありません。

このレシピでは、直径5cmほどの小さな丸太を2本作り、4時間かけて蒸します。狙うのは、巨大な市場のコバそのものではなく、葉の香り、ピーナッツの粒感、米粉が締まったむっちり感です。短時間で固める蒸しパンではなく、じわじわ火を入れて、冷ましてから切れる菓子として作ります。

コバで守る輪郭

守りたいのは、ピーナッツを粗く残すこと、白い砂糖ではなく茶色い糖で香りを作ること、バナナリーフで包んで蒸すこと、完全に冷ましてから切ることです。葉が手に入らない日はクッキングシートとアルミホイルでも作れますが、香りは別物になります。

コバとは何か

コバは、米、ピーナッツ、砂糖、バナナリーフが交わるマダガスカルらしい甘い食べ物です。米を主食にする島の料理なので、菓子にも米粉の重さが残ります。ケーキのようにふくらませるのではなく、餅とナッツ菓子の中間のように、締まった生地を薄く切って食べます。

見るポイント コバの特徴 日本で作るときの考え方
現地名 Koba ravina、kobandravina などと表記される ravina は葉と結びつく名前として紹介されることが多い
主材料 米粉、ピーナッツ、黒糖系の砂糖、バナナリーフ 上新粉に白玉粉を少し混ぜると切りやすい
食べ方 輪切りにして軽食や菓子として食べる 温かい茶、コーヒー、無糖のミルクティーに合う
調理 葉で包み、長時間ゆでるか蒸す 家庭では小さく包んで4時間蒸す

マダガスカル料理を一食で組むなら、塩気のあるルマザヴァのあと、甘い締めとしてコバを小さく出すと流れが作れます。ピーナッツの香りでつなぐなら、西アフリカのマフェやグラウンドナッツスープを読んでおくと、同じ落花生でも料理の着地がかなり違うことが見えてきます。

買い出しで迷う材料と道具

見る価値があるのは、粉の組み合わせ、ピーナッツを砕く道具、4時間蒸せる蒸し器です。バナナリーフは輸入食材店、アジア食材店、冷凍食材の棚で探します。純正の商品リンクを用意できない場合は、ここでは商品カードにせず、買い方の説明に留めます。

上新粉は粒が細かく、長時間蒸しても粉っぽさが残りにくいものを選びます。コバを白玉のようにもちもちさせるのではなく、米粉の締まりを少し残すのが狙いです。

白玉粉は多すぎると団子寄りになります。全量の3分の1ほどに抑えると、冷めてから切ったときに崩れにくく、コバらしい重さも残ります。

ピーナッツは包丁でも刻めますが、220gを粗く砕くには少し時間がかかります。フードプロセッサーを使う場合も、粉にせず、米粒から小豆くらいの粒が混じる状態で止めます。

掲載商品は、価格・在庫・レビュー傾向・入手しやすさを確認して選定しています。
小型フードプロセッサー
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リサーチ日時:2026年5月27日

4時間蒸すので、湯を足しやすい二段蒸し器があると安定します。鍋底の湯がなくなると葉の香りが焦げに変わるため、深さと容量を優先します。

失敗しやすいところ

コバは材料が少ない分、失敗の原因もだいたい絞れます。いちばん多いのは、生地をゆるくしすぎることと、蒸し終わってすぐ切ることです。

ゆるすぎる生地と、筋が残る正しい硬さの生地を並べたコバの失敗比較
左のように流れる生地はゆるすぎる。右のように木べらの筋が残る硬さなら包みやすい
状態 原因 直し方
切ると流れる 湯が多い、冷ます時間が短い 米粉大さじ1から2を混ぜる。蒸した後は2時間以上冷ます
ぼそぼそ崩れる 湯が少ない、ピーナッツが大きい 湯を10mlずつ追加。ピーナッツは粗粉と粒が混ざるまで砕く
白い粉っぽさが残る 蒸し時間が短い、生地が太い 直径5cmまでにする。4時間蒸し、熱湯を切らさない
葉の香りが焦げる 火が強い、湯切れ 弱めの中火に落とし、30分ごとに熱湯を足す
甘さが重すぎる 黒糖だけが強い 次回は黒糖120g、きび砂糖40gに分ける

現地らしい食べ方と献立へのつなぎ方

コバは主食の横に置く料理ではなく、街歩きの途中や茶の時間に少し食べる甘いものとして考えると分かりやすいです。切り口が重いので、薄く切るより、厚みを持たせて一切れをゆっくり食べる方が香りが出ます。

マダガスカルの食卓として組むなら、塩気のあるルマザヴァで米を食べ、食後にコバを小さく切って出します。島の甘い菓子という流れでは、スリランカのビビッカンや、インドネシアのクエ・サトゥとも読み比べられます。米や葉で包む料理に興味があるなら、ベトナムのコムラムも近い発想です。

保存と温め直し

コバは冷めてから切る菓子なので、作った当日より翌日の方が扱いやすいです。切り分けたら1枚ずつクッキングシートで挟み、密閉容器に入れます。

切ったコバをクッキングシートで挟み、保存容器に入れている様子
コバは完全に冷ましてから切り、1枚ずつ紙で挟むとくっつきにくい
保存方法 期間 食べるとき
常温 半日 涼しい季節のみ。夏は避ける
冷蔵 3日 15分ほど室温に戻す
冷凍 3週間 1切れずつ包み、自然解凍後に蒸し直す
温め直し 5分 蒸し器で弱火5分。電子レンジは硬くなりやすい

冷蔵庫から出した直後は米粉が締まり、少し硬く感じます。蒸し器で弱火5分温めると葉の香りが戻りますが、切った断面がべたつきやすいので、温めた後は5分置いてから皿に移します。

栄養の目安

ピーナッツと米粉が主役なので、見た目より腹持ちがあります。食後の菓子なら1切れで十分です。

1切れ分の目安 数値
エネルギー 約380kcal
たんぱく質 約10g
脂質 約14g
炭水化物 約56g
食物繊維 約5g
食塩相当量 約0.3g

よくある質問

バナナリーフがないと作れませんか

作れますが、香りは大きく変わります。クッキングシートで生地を包み、その外側をアルミホイルで包んで蒸してください。葉の青い香りがない分、黒糖をやや控えめにし、バニラを小さじ1まで入れると単調になりにくいです。

ピーナッツバターで代用できますか

おすすめしません。ピーナッツバターは油分が多く、コバの切り口が重くべたつきます。どうしても使う場合は無糖タイプを80gまでに抑え、砕いたピーナッツを別に120g入れて粒感を残します。

米粉だけで作れますか

作れます。ただし冷めたときに割れやすく、断面が粉っぽくなりやすいです。白玉粉を全体の3分の1ほど入れると、長時間蒸した後に締まりと粘りのバランスが取りやすくなります。

蒸し時間を短くできますか

直径を3cmほどに細くすれば2時間半でも固まりますが、コバらしい濃い香りは弱くなります。初回は直径5cmまでにして、4時間蒸す方が失敗しにくいです。大きく太く作るほど、中心まで火が入るのに時間がかかります。

冷めても柔らかいときはどうしますか

再び葉かクッキングシートで包み、蒸し器で弱めの中火30から60分蒸し直します。湯を足しても流れるほどゆるい場合は、次回の生地で湯を20から30ml減らし、米粉を大さじ2増やしてください。

甘さを控えめにできますか

砂糖を120gまで減らせます。ただし砂糖は甘さだけでなく、蒸した後の保水にも関わります。減らす場合ははちみつまたはモラセス30gを残し、バナナは完熟のものを使います。

主な参考リンク

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