バナナの葉に盛ったウガンダのマトオケ。青い調理用バナナを蒸してつぶし、ピーナッツソースと豆を添えた一皿
🔪下準備30分
🔥調理1時間30分
🍽️分量4
🌍料理ウガンダ料理
アフリカレシピ

マトオケの作り方|ウガンダの蒸しバナナ

33分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 青いバナナをむいて水にさらす(所要時間: 20分)
STEP 11 / 6

青いバナナをむいて水にさらす(所要時間: 20分)

青い調理用バナナは両端を1cm切り落とし、皮に縦の切り込みを2本入れます。手と包丁に食用オイルを薄く塗り、皮をはがします。実は長さ4〜5cmの筒状に切り、レモン汁または酢を入れた水に10分さらします。樹液で手がべたつくので、気になる場合は手袋を使ってください。

手順2: 葉をやわらかくし、蒸し器を作る(所要時間: 10分)
STEP 22 / 6

葉をやわらかくし、蒸し器を作る(所要時間: 10分)

冷凍バナナリーフは流水で解凍し、破れやすい太い葉脈を避けて20cm角ほどに切ります。ガス火に直接当てる必要はありません。熱湯をかけるか、600Wの電子レンジで30秒温め、しなやかにします。鍋に蒸し板を置き、水を底から3cm入れます。中火で沸かし、湯気が立ったら葉を敷きます。

手順3: 最初の蒸しで芯まで柔らかくする(所要時間
STEP 33 / 6

最初の蒸しで芯まで柔らかくする(所要時間

50〜60分)

水をよくきったバナナを葉の中央に置き、塩小さじ1を全体にふります。葉で包み、ふたをして中火で蒸気を立てます。沸騰後は弱めの中火に落とし、鍋の中で湯気が続く状態を保ちながら50〜60分蒸します。途中で水が減ったら熱湯を足します。竹串が抵抗なく通り、表面が白から淡い黄色に変われば次へ進みます。

手順4: 葉の中でつぶしてなめらかにする(所要時間: 8分)
STEP 44 / 6

葉の中でつぶしてなめらかにする(所要時間: 8分)

火を止め、5分置いてから葉を開きます。熱いので布巾を使ってください。バナナが柔らかいうちに、木べらやマッシャーで粗くつぶします。粒が残っていても構いませんが、大きな塊は2cm以下になるようにします。水分が多くてゆるい場合は、葉を開いたまま2〜3分置き、湯気を逃がします。

手順5: もう一度包んで形を整える(所要時間
STEP 55 / 6

もう一度包んで形を整える(所要時間

20〜25分)

つぶしたバナナを葉の中央に集め、なめらかな山形にします。葉で包み直し、弱火で20〜25分もう一度蒸します。ここで水分が落ち着き、表面がしっとり固まります。完成の目安は、スプーンですくうと崩れすぎず、皿の上で柔らかい山の形を保つことです。

手順6: ピーナッツソースをふつふつ煮る(所要時間: 20分)
STEP 66 / 6

ピーナッツソースをふつふつ煮る(所要時間: 20分)

小鍋に油小さじ1を熱し、玉ねぎを5mm角のみじん切りにして中火で5分炒めます。透き通ったら、にんにく、しょうが、1cm角のトマトを加え、トマトが崩れるまで中火で4分炒めます。ピーナッツペースト120gを水350mlで少しずつのばして加え、弱火で10分ふつふつ煮ます。鍋底をこすりながら混ぜ、とろみが出て、表面に細かい泡が出たら塩で整えます。

皿にバナナの葉を敷き、マトオケを山形に盛ります。ピーナッツソースは上から全部かけず、横に添えると、食べる人が濃度を調整できます。豆や青菜を一緒に置くと、主食、ソース、野菜のバランスが取りやすくなります。

蒸し時間が長いため、途中で水がなくなりやすいです。15〜20分ごとに湯気の量を確認し、音が乾いたら熱湯を足してください。冷たい水を入れると温度が下がり、蒸し時間が伸びます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

マトオケの材料。青い調理用バナナ、バナナの葉、ピーナッツ、トマト、玉ねぎ、しょうが、にんにく
材料は青い調理用バナナ、包む葉、ピーナッツソースに分けてそろえると迷いにくい

マトオケは材料数だけ見ると少なめです。ただし、いつものスーパーだけで一度にそろえるのは難しい日があります。最初に探すべきは青い調理用バナナです。次に、葉の香りを足すためのバナナリーフ。最後に、食べるときのソースです。

6品目

マトオケ本体

材料 分量 代替・備考
青い調理用バナナまたは青いプランテン 1.4kg(皮つきで5〜7本) 皮をむくと約900g。黄色い甘いバナナは不可
バナナの葉 2〜3枚 冷凍品で可。なければオーブンシートと少量の葉で香りを補う
鍋底から3cm バナナを水に浸けず、湯気で蒸す
小さじ1 下味用。ソースの塩分で調整
レモン汁または酢 小さじ2 皮をむいたバナナの変色防止用
サラダ油 小さじ1 手や包丁に薄く塗ると、青バナナの樹液がつきにくい
8品目

ピーナッツソース

材料 分量 代替・備考
無糖ピーナッツペースト 120g 砂糖入りピーナッツバターは甘くなりすぎる
玉ねぎ 1/2個(100g) 5mm角のみじん切り
トマト 1個(150g) 1cm角。トマト缶100gでも可
にんにく 1片 みじん切り
しょうが 10g みじん切り
水または野菜だし 350ml 濃度を見て追加
小さじ1/2 ピーナッツペーストの塩分で調整
唐辛子 少々 子どもが食べるなら省く
3品目

一緒に出すもの

材料 分量 代替・備考
ゆで豆または豆の煮込み 1〜2カップ ガーナのレッドレッドのような豆料理とも合う
青菜炒め 1皿 小松菜、ケール、ほうれん草。近い方向ならスクマウィキ
トマトの酸味小鉢 適量 トマト、玉ねぎ、レモン汁、塩
アレルギーと食品表示

このレシピにはピーナッツを使います。ピーナッツアレルギーの方は、ピーナッツソースを添えず、豆の煮込みやトマト系の野菜煮込みと合わせてください。市販のピーナッツペーストは砂糖、乳成分、油脂を含む商品もあるため、無糖・無香料の表示を確認してください。

青いプランテンとバナナの葉は、輸入食材店や冷凍食材店、楽天で探す方が早いことがあります。初回は、ここだけ無理をせず取り寄せると料理の芯がぶれません。

バナナの葉は、香りと湿度を作るための道具です。葉がない場合も作れますが、冷凍品を一度使うと、蒸し上がりの違いが分かります。

ピーナッツソースは甘いピーナッツバターではなく、無糖のペーストを使うと食事向きになります。ねりごまに似た感覚で、少しずつ水でのばしてください。

葉がない日の現実解

バナナの葉が手に入らない日は、蒸し器にオーブンシートを敷き、香りづけに冷凍バナナリーフを小さく切って一枚だけ入れる方法が現実的です。葉をまったく使わないと、蒸し芋に近い香りになります。初回は葉を少量でも用意する価値があります。


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買い出しガイド
掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
108
kcal
2.8g
タンパク質
4.3g
脂質
16.5g
炭水化物
2.3g
食物繊維
173mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)|青いバナナと葉、ソースを分けて考える

マトオケの材料。青い調理用バナナ、バナナの葉、ピーナッツ、トマト、玉ねぎ、しょうが、にんにく
材料は青い調理用バナナ、包む葉、ピーナッツソースに分けてそろえると迷いにくい

マトオケは材料数だけ見ると少なめです。ただし、いつものスーパーだけで一度にそろえるのは難しい日があります。最初に探すべきは青い調理用バナナです。次に、葉の香りを足すためのバナナリーフ。最後に、食べるときのソースです。

マトオケ本体

材料 分量 代替・備考
青い調理用バナナまたは青いプランテン 1.4kg(皮つきで5〜7 本) 皮をむくと約900 g。黄色い甘いバナナは不可
バナナの葉 2〜3 枚 冷凍品で可。なければオーブンシートと少量の葉で香りを補う
鍋底から3cm バナナを水に浸けず、湯気で蒸す
小さじ1 下味用。ソースの塩分で調整
レモン汁または酢 小さじ2 皮をむいたバナナの変色防止用
サラダ油 小さじ1 手や包丁に薄く塗ると、青バナナの樹液がつきにくい

ピーナッツソース

材料 分量 代替・備考
無糖ピーナッツペースト 120 g 砂糖入りピーナッツバターは甘くなりすぎる
玉ねぎ 1/2 個(100 g) 5mm角のみじん切り
トマト 1 個(150 g) 1cm角。トマト缶100 gでも可
にんにく 1 片 みじん切り
しょうが 10 g みじん切り
水または野菜だし 350 ml 濃度を見て追加
小さじ1/2 ピーナッツペーストの塩分で調整
唐辛子 少々 子どもが食べるなら省く

一緒に出すもの

材料 分量 代替・備考
ゆで豆または豆の煮込み 1〜2 カップ ガーナのレッドレッドのような豆料理とも合う
青菜炒め 1皿 小松菜、ケール、ほうれん草。近い方向ならスクマウィキ
トマトの酸味小鉢 適量 トマト、玉ねぎ、レモン汁、塩
アレルギーと食品表示

このレシピにはピーナッツを使います。ピーナッツアレルギーの方は、ピーナッツソースを添えず、豆の煮込みやトマト系の野菜煮込みと合わせてください。市販のピーナッツペーストは砂糖、乳成分、油脂を含む商品もあるため、無糖・無香料の表示を確認してください。

青いプランテンとバナナの葉は、輸入食材店や冷凍食材店、楽天で探す方が早いことがあります。初回は、ここだけ無理をせず取り寄せると料理の芯がぶれません。

バナナの葉は、香りと湿度を作るための道具です。葉がない場合も作れますが、冷凍品を一度使うと、蒸し上がりの違いが分かります。

ピーナッツソースは甘いピーナッツバターではなく、無糖のペーストを使うと食事向きになります。ねりごまに似た感覚で、少しずつ水でのばしてください。

葉がない日の現実解

バナナの葉が手に入らない日は、蒸し器にオーブンシートを敷き、香りづけに冷凍バナナリーフを小さく切って一枚だけ入れる方法が現実的です。葉をまったく使わないと、蒸し芋に近い香りになります。初回は葉を少量でも用意する価値があります。


マトオケの物語と背景|葉を開くと黄色い湯気が立つ

台所でバナナの葉を広げると、いつもの夕飯とは少し違う空気になります。青い調理用バナナを包み、鍋の底で湯気を立て、ふたを開けた瞬間にふわっと甘いでんぷんの香りが出る。日本で「バナナ」と聞くと果物のイメージが強いですが、ウガンダのマトオケは、ごはんや芋に近い主食です。

マトオケとピーナッツソース、豆、青菜を並べたウガンダ風の食卓
マトオケは単体で完結させず、豆、青菜、ピーナッツソースと合わせて食卓に置くとウガンダらしさが出る

マトオケ(matooke / matoke)は、東アフリカの高地系調理用バナナを、バナナの葉で包んで蒸し、やわらかくなったところをつぶしてもう一度蒸すウガンダの代表的な料理です。ルガンダ語では食材のバナナも料理名も matooke と呼ばれることがあり、日本語では「マトケ」「マトオケ」と表記が揺れます。本記事では、現地名に寄せて「マトオケ」と書きます。

ウガンダの料理を初めて作るなら、街角の卵ロールであるロレックスの方が材料は楽です。けれど、ウガンダの食卓の芯を知るならマトオケを避けられません。Peace Corpsのウガンダ食文化資料でも、マトケは蒸した青いバナナをつぶし、肉、魚、野菜、ピーナッツソースなどと食べる料理として紹介されています。つまり、これは「珍しいバナナ料理」ではなく、日々の食事を支える主食です。

日本で再現するときの難所は二つあります。ひとつは、黄色いデザートバナナではなく、青い調理用バナナやプランテンを探すこと。もうひとつは、バナナの葉で包んで蒸す香りをどう補うかです。完璧な現地材料がなくても、調理用バナナ、冷凍バナナリーフ、蒸し器、無糖ピーナッツペーストがあれば、家庭の鍋でかなり近いところまで行けます。

マトオケは派手な料理ではありません。辛いソースが主役でも、肉が山盛りでもない。葉に包まれて静かに蒸された黄色い塊を、ピーナッツソースや豆、青菜で少しずつ崩して食べる料理です。タンザニアのウガリガーナのフフのように、主食が皿全体の味を受け止める感覚を知ると、アフリカ料理の見え方が一段変わります。

マトオケとプランテンの違い

ウガンダのマトオケは、東アフリカ高地系の調理用バナナを使います。日本で入手しやすいのは輸入の青いプランテンです。完全に同じ品種ではありませんが、黄色い甘いバナナよりはずっと近い仕上がりになります。熟して皮が黄色くなったものは甘みと香りが強く、マトオケではなく別の料理に寄ります。


青いバナナの選び方と失敗原因

正しいマトオケの質感と水分が多すぎる状態を比べた皿
正しいマトオケは柔らかいが流れず、スプーンですくっても山の形を少し保つ

マトオケがうまくいかない原因の多くは、バナナ選びと水分です。黄色く熟したバナナで作ると甘い香りが強く、蒸してつぶしても主食らしい落ち着きが出ません。皮が緑で、持つと重く、押してもあまりへこまないものを選んでください。

困りごと 原因 直し方
甘い香りが強すぎる デザートバナナや熟したプランテンを使った 皮が緑の調理用バナナを使う。黄色いものは揚げ物やデザートへ回す
べちゃっとする 水に浸かってゆでた、二度蒸しが短い 蒸し板を使い、葉の中で蒸す。つぶした後に20分以上再加熱する
芯が硬い 一本が大きすぎる、蒸し時間不足 4〜5cmに切り、竹串が抵抗なく通るまで50〜60分蒸す
色が黒ずむ 皮をむいてから放置した レモン水に10分さらし、すぐ蒸す
ソースが分離する 強火で煮た、ピーナッツを一気に入れた 水で少しずつのばし、弱火でふつふつ煮る
味がぼやける 塩が少ない、ソースだけに頼った 本体にも小さじ1の塩をふり、豆や青菜の塩気も使う

バナナの葉が破れることもあります。小さな破れなら問題ありませんが、大きく裂けると蒸気が抜け、マトオケが乾きやすくなります。葉を二枚重ねるか、下にオーブンシートを敷いて補強してください。葉を完全に密閉する必要はありません。大事なのは、蒸気が鍋全体に回り、バナナが水に直接触れないことです。

日本の青いプランテンは、ウガンダのマトオケ用バナナよりやや硬く、香りも違います。その分、蒸し時間を少し長めに取り、つぶす前に中心まで柔らかいか確認します。硬いまま無理につぶすと、粒がざらざら残ります。竹串がすっと入るまで待つ方が、結局早いです。

代替しすぎない材料

調理用バナナがない日に、じゃがいもやさつまいもで練習することはできます。ただし、その場合はマトオケではなく、マトオケ風の蒸し芋です。料理名の芯は青いバナナの香りとでんぷんにあります。初回だけは、青いプランテンを探してください。

葉の香りを補うなら少量で十分

冷凍バナナリーフは大きいので、全部を使い切れないことがあります。余った葉は小分けにして冷凍し、パプアニューギニアのムームーや魚の蒸し焼きに使えます。葉は主材料ではなく、香りと湿度を作る調理道具として考えると無駄が出ません。


現地の食べ方と献立へのつなげ方

マトオケは、白いごはんのように汁やソースを受ける料理です。ウガンダでは肉や魚のシチュー、豆、青菜、ピーナッツソース、時にはチキンやビーフの煮込みと一緒に食べます。日本の夕飯に落とし込むなら、最初はピーナッツソース、豆、青菜だけで十分です。

食べ方は、マトオケを少し崩し、ピーナッツソースをからめ、豆や青菜を横から足すだけです。ソースを全部かけてしまうと水分が一気に入るので、横に置いて少しずつ混ぜる方が扱いやすいです。トマトと玉ねぎの酸味小鉢があると、ピーナッツの重さが切れて最後まで食べやすくなります。

平日の夕飯なら、マトオケ、ピーナッツソース、青菜炒めの三つで十分です。週末に少し広げるなら、豆の煮込みと焼いた鶏肉を足します。来客の日は、マトオケを大きな山にして中央に置き、ソースを二種類に分けると取り分けやすくなります。ごはんを炊く感覚で主食を作り、横のおかずで味を変える。この考え方にすると、マトオケは一度きりの珍しい料理ではなく、台所の選択肢になります。

主食としてのマトオケを作ったら、次は葉包みの主菜であるルウォンボへ進むと、ウガンダの食卓がかなり立体的に見えます。マトオケは青いバナナを葉で蒸して受け皿にする料理、ルウォンボは鶏肉やきのこを落花生ソースごと葉に包む料理です。どちらもバナナリーフの香りを使いますが、片方は主食、片方はソースを持つおかず。この違いを並べると、同じ葉が台所でまったく別の役割を持つことが分かります。

東アフリカの献立として並べるなら、ケニアのニャマチョマのような焼き肉を少量添えると、肉の脂をマトオケが受け止めます。軽くしたい日は、スクマウィキのような青菜炒めだけでも十分です。西アフリカ側へ広げるなら、豆ごはんのワチェや、甘い揚げプランテンのケレウェレと読み比べると、バナナと豆の役割が国ごとに違うことが見えます。

ピーナッツソースを重く感じる場合は、トマト煮に変えても構いません。玉ねぎ、トマト、にんにく、少量のカレー粉を炒め、水を加えて10分煮るだけでも、マトオケに合う野菜ソースになります。肉料理と合わせるなら、レモンと玉ねぎで酸味を出すヤッサチキンのような料理を少量添えると、ピーナッツとは別の方向でまとまります。

ウガンダ料理の入り口として

ロレックスは屋台の軽食、マトオケは家庭の主食です。同じウガンダ料理でも役割が違います。ロレックスを作ったあとにマトオケを作ると、街角の食べ物と家庭の食卓がつながって見えます。豆とチャパティの満腹感を見たい日は、同じ屋台文脈のキコマンドへ進むと、チャパティが卵を巻く料理から豆を受ける料理へ変わる流れが分かります。


保存と作り置き|ソースと本体は分ける

マトオケを浅い保存容器へ入れ、ピーナッツソースを別容器に分けた状態
マトオケとピーナッツソースは分けて保存すると、翌日の食感が崩れにくい

マトオケは、できたてがいちばん香りよく食べられます。とはいえ、蒸し時間が長い料理なので、少し多めに作って翌日に回したくなります。保存するときは、本体とソースを必ず分けてください。ソースをかけたまま置くと、水分が入り、翌日にべたつきやすくなります。

粗熱を取り、マトオケを浅い容器へ入れます。冷蔵で2〜3日を目安に食べ切ります。ピーナッツソースは別容器で冷蔵し、こちらも2〜3日以内が安心です。FoodSafety.govは一般的な残り物を冷蔵で3〜4日以内に食べ切る目安を示していますが、家庭の衛生状態や冷まし方で差が出るため、本記事では短めに見ます。

温め直すときは、電子レンジだけでも食べられます。ただ、表面が乾きやすいので、マトオケに水小さじ1〜2をふり、ふんわりラップをして600Wで2〜3分温めます。より現地の蒸し戻しに近づけるなら、葉またはオーブンシートに包み、蒸し器で弱めの中火10分です。湯気で戻すと、粉っぽさが出にくくなります。

冷凍は可能ですが、食感は少し落ちます。1回分ずつラップで包み、冷凍で2週間以内を目安にしてください。解凍は冷蔵庫で半日置き、蒸し器で温め直します。ピーナッツソースは冷凍すると分離しやすいので、できれば冷蔵で食べ切ります。分離した場合は小鍋で弱火にかけ、水を少しずつ足して混ぜ直してください。

余ったマトオケは、翌日に小さく丸めてフライパンで焼くと別の楽しみ方になります。油を薄くひき、弱めの中火で片面3〜4分ずつ焼き、表面に焼き色をつけます。これは現地の正統な食べ方そのものではありませんが、残り物をおいしく食べ切る家庭の工夫としては使いやすいです。


よくある質問

切り分けたマトオケの断面とピーナッツソース
マトオケはスプーンで切れる柔らかさだが、皿の上で形を保つくらいの水分が扱いやすい

黄色い普通のバナナで作れますか?

おすすめしません。黄色いデザートバナナは糖分と香りが強く、蒸すと甘いペーストになります。マトオケは主食なので、青い調理用バナナや青いプランテンを使ってください。どうしても見つからない日は、無理に別食材へ置き換えず、材料を入手してから作る方が満足度は高いです。

バナナの葉がないと失敗しますか?

失敗ではありませんが、香りと水分の保ち方が変わります。葉がない場合は、蒸し器にオーブンシートを敷き、ふたの下に布巾をかませて水滴が落ちすぎないようにします。可能なら、冷凍バナナリーフを少量だけでも入れると香りが出ます。

ピーナッツソース以外なら何が合いますか?

豆の煮込み、トマト野菜煮込み、肉や魚のシチューが合います。ピーナッツが苦手な場合は、玉ねぎとトマトをよく炒めたソースにしてください。マトオケ本体は淡いので、塩気と油分、少しの酸味があるおかずと合わせると食べやすくなります。

蒸し時間が長すぎるように感じます。

青いプランテンはでんぷんが多く、中心まで柔らかくするには時間がかかります。鍋の湯気が弱いとさらに伸びます。弱火すぎる場合は弱めの中火へ上げ、湯気が安定して出る状態を保ってください。ただし、水に直接浸けてゆでると食感が変わるため、蒸し板は使います。

塩味は本体につけるべきですか?

少量はつけた方が食べやすいです。マトオケ本体が無塩に近いと、ソースを多くかけないと味が決まりません。4人分で小さじ1を目安にし、ピーナッツソースや豆の塩気と合わせて調整してください。

マトオケは主食ですか、おかずですか?

主食として考えると分かりやすいです。日本のごはん、タンザニアのウガリ、ガーナのフフのように、横のおかずやソースを受け止める役です。甘いバナナ料理ではなく、青いバナナのでんぷんを食べる料理です。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行マトオケの作り方|ウガンダの蒸しバナナ
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/uganda/matooke
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月12日
主な参考リンク
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