ゴルメサブジ。香草、牛肉、赤いんげん豆、ドライライムを煮込んだイランの緑の煮込みをバスマティライスと盛り合わせた食卓
🔪下準備35分
🔥調理2時間10分
🍽️分量4
🌍料理イラン料理
中東レシピ

ゴルメサブジの作り方|イランの香草煮込み

27分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 香草を洗って刻む
STEP 11 / 6

香草を洗って刻む

所要時間20分 / 火加減は加熱なし

パセリ120g、パクチー80g、青ねぎ80gを洗い、布巾かペーパーで水気を押さえます。パセリとパクチーは硬い茎を外し、葉と柔らかい茎を3mm幅のみじん切りにします。青ねぎは2〜3mmの小口切りです。濡れたまま炒めると鍋の中で蒸され、香りが薄くなるので、刻んだ後も広げて5分ほど置きます。

乾燥フェヌグリーク2gは、この段階では混ぜません。生の香草と同じ時間炒めると苦みが立ちやすいので、後半に加えます。包丁で刻むのが大変ならフードプロセッサーを短く使えますが、ペースト状になるまで回さないでください。粒が残るほど、煮込みにしたときの口当たりがよくなります。

手順2: 肉と玉ねぎを焼く
STEP 22 / 6

肉と玉ねぎを焼く

所要時間10分 / 火加減は強めの中火から中火

厚手の鍋に油大さじ2を入れて中火で温め、薄切りの玉ねぎを3分炒めます。透き通って端が薄い黄金色になったら、3cm角の牛肉500gを入れ、強めの中火にします。肉の表面が茶色に変わるまで4〜5分焼き、ターメリック小さじ1、黒こしょう小さじ1/4、塩小さじ1を加えて1分炒めます。

鍋底に茶色い焦げ付きが少しできるのはよいサインです。黒く焦げると苦みになるので、玉ねぎが急に濃くなったら水大さじ2を加え、木べらで鍋底をこすります。ここで肉の中心まで火を通す必要はありません。表面の香ばしさと、玉ねぎの甘みを先に作る工程です。

手順3: 香草を濃い緑まで炒める
STEP 33 / 6

香草を濃い緑まで炒める

所要時間18〜20分 / 火加減は中火から弱めの中火

別のフライパンに油大さじ3を入れ、3mm幅に刻んだ香草を広げます。最初の5分は中火で水分を飛ばし、湯気が減ってきたら弱めの中火に落とします。木べらで返しながら、明るい緑から濃いオリーブ色になり、鍋底に水がたまらない状態まで炒めます。

残り3分で乾燥フェヌグリーク2gを加えます。香りがふっと立ち、油が香草に絡んだら止めどきです。黒っぽい点が増えるまで炒めると、煮込んでも苦みが抜けません。香草炒めはこの料理の味を決める工程ですが、焦がすための工程ではありません。迷ったら少し浅めで止め、煮込みでなじませます。

手順4: 豆とドライライムを入れて煮る
STEP 44 / 6

豆とドライライムを入れて煮る

所要時間80〜90分 / 火加減は沸いたら弱火

肉の鍋に炒めた香草、赤いんげん豆240g、水600mlを加えます。ドライライム2個は竹串で2〜3か所穴を開けて入れます。沸騰したら表面の灰汁を軽く取り、ふたを少しずらして弱火にします。液面が静かにふつふつし、肉がゆっくり動く程度を保ちます。

途中で水分が減りすぎたら、水100mlを足します。強く煮立てると豆が割れ、ドライライムから苦みが急に出ます。60分を過ぎたら肉を一つ取り、箸が抵抗なく入るか確認します。すね肉を使う場合は、ここでさらに20〜30分かかることがあります。塩は最後に調整するので、この段階では少し薄いくらいで構いません。

手順5: 濃度と酸味を整える
STEP 55 / 6

濃度と酸味を整える

所要時間15〜20分 / 火加減は弱めの中火

ふたを外し、木べらで鍋底をなぞりながら煮詰めます。ソースが木べらに絡み、鍋の縁に緑がかった油が少しにじむ状態が目安です。塩小さじ1/2を加え、酸味を確認します。ドライライムの香りが十分ならそのまま、酸味が弱ければレモン汁小さじ2を加えます。

ドライライムを強く押しつぶすと、皮の苦みが出ます。香りを足したいときは、穴を開けた面をソースに浸す程度にして、実を潰さないでください。仕上がりが水っぽい場合は、火を少し強めて5分追加します。逆に重すぎる場合は、水50mlを足し、ふつふつするまで温め直します。

手順6: 米に添えて盛り付ける
STEP 66 / 6

米に添えて盛り付ける

所要時間5分 / 火加減は加熱なし

バスマティ米300gは別で炊き、芯がなく粒がふっくら離れた状態で皿に軽く広げます。ゴルメサブジは米の全面にかけず、片側にかけると食べながら濃さを調整できます。シラーズ風サラダ、プレーンヨーグルト、ミントやバジルなどの香草を添えると、濃い煮込みが続いても食べ疲れしません。

サフランを使う場合は、0.1gをぬるま湯大さじ1で10分戻し、炊き上がった米の一部に混ぜて黄色を作ります。米全体を黄色くする必要はありません。白い米の中に少し黄色があるだけで、食卓の見た目がイラン料理らしくなります。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ゴルメサブジの買い出しは、肉より香草から考えるとまとまります。パセリと青ねぎだけでは単調になり、パクチーだけを増やすと別の料理に寄ります。乾燥フェヌグリークは少量で香りが強いので、入れすぎないことが大切です。

ゴルメサブジに使う香草、牛肉、赤いんげん豆、ドライライム、バスマティ米を並べた材料
香草、豆、ドライライムを先に決めると、ゴルメサブジの買い出しで迷いにくい
15品目

4人分

材料 分量 日本での目安
牛肩ロースまたは牛すね肉 500g 3cm角。ラム肩肉なら450g
玉ねぎ 1個(200g) 薄切り
パセリ 正味120g 茎の硬い部分を除く。イタリアンパセリでも可
パクチー 正味80g 苦手なら40gにし、残りをパセリへ
青ねぎまたはわけぎ 80g 小口切り。ニラを20g混ぜると香りが近づく
乾燥フェヌグリークリーフ 2g 入れすぎると苦い。カスリメティで代用可
赤いんげん豆水煮 240g 1缶を水切り。乾燥豆なら100gを前日から戻す
ドライライム(ルーミ、リムーアマニ) 2個 竹串で穴を開ける。なければ仕上げにレモン汁大さじ1
ターメリック 小さじ1
黒こしょう 小さじ1/4
小さじ1と1/2
米油または太白ごま油 大さじ5 香草を炒める分を含む
700ml 途中で足す分を含む
バスマティ米 300g 添える米。日本米なら水を少し控える
サフラン 0.1g 米に色を付ける場合。省略して白い米でもよい
材料

代替できるもの、代替しにくいもの

牛肉は、肩ロース、すね、ばらブロックのどれでも作れます。短時間で仕上げたいときは肩ロース、煮込みのうま味を濃くしたいときはすね肉です。薄切り肉は火の通りは早いものの、長く煮ると繊維がほどけすぎるので、初回は角切りが安定します。

香草は、パセリ、パクチー、青ねぎを基本にします。現地ではタレー(ペルシアのリーキ系香草)やフェヌグリークを使う配合が多く、日本では青ねぎと少量のニラで近づけるのが現実的です。乾燥フェヌグリークは香りの芯ですが、2gを超えるとカレー粉のような苦みが前に出ます。初回は「少なくて物足りない」くらいで止め、次回に増やしてください。

ドライライムは、レモン汁で完全には置き換えにくい材料です。酸味だけでなく、乾いた香り、発酵したような苦み、煮込みに残る皮の香りがあります。カプサや湾岸の米料理にも使えるので、中東料理を続けるなら小袋で持っておく価値があります。

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この料理の買い出し

買い出しガイド

買い出しで見る価値があるもの

ゴルメサブジで通販を見る価値があるのは、ドライライム、バスマティ米、米に香りを足す少量のサフランです。牛肉、玉ねぎ、パセリ、パクチー、青ねぎ、赤いんげん豆は近所のスーパーで十分です。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
795
kcal
39.5g
タンパク質
32.0g
脂質
82.5g
炭水化物
8.5g
食物繊維
900mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料 — 香草と酸味を先に決める

ゴルメサブジの買い出しは、肉より香草から考えるとまとまります。パセリと青ねぎだけでは単調になり、パクチーだけを増やすと別の料理に寄ります。乾燥フェヌグリークは少量で香りが強いので、入れすぎないことが大切です。

ゴルメサブジに使う香草、牛肉、赤いんげん豆、ドライライム、バスマティ米を並べた材料
香草、豆、ドライライムを先に決めると、ゴルメサブジの買い出しで迷いにくい

4人分

材料 分量 日本での目安
牛肩ロースまたは牛すね肉 500 g 3cm角。ラム肩肉なら450 g
玉ねぎ 1 個(200 g) 薄切り
パセリ 正味120 g 茎の硬い部分を除く。イタリアンパセリでも可
パクチー 正味80 g 苦手なら40 gにし、残りをパセリへ
青ねぎまたはわけぎ 80 g 小口切り。ニラを20 g混ぜると香りが近づく
乾燥フェヌグリークリーフ 2 g 入れすぎると苦い。カスリメティで代用可
赤いんげん豆水煮 240 g 1缶を水切り。乾燥豆なら100 gを前日から戻す
ドライライム(ルーミ、リムーアマニ) 2 個 竹串で穴を開ける。なければ仕上げにレモン汁大さじ1
ターメリック 小さじ1
黒こしょう 小さじ1/4
小さじ1と1/2
米油または太白ごま油 大さじ5 香草を炒める分を含む
700 ml 途中で足す分を含む
バスマティ米 300 g 添える米。日本米なら水を少し控える
サフラン 0.1 g 米に色を付ける場合。省略して白い米でもよい

代替できるもの、代替しにくいもの

牛肉は、肩ロース、すね、ばらブロックのどれでも作れます。短時間で仕上げたいときは肩ロース、煮込みのうま味を濃くしたいときはすね肉です。薄切り肉は火の通りは早いものの、長く煮ると繊維がほどけすぎるので、初回は角切りが安定します。

香草は、パセリ、パクチー、青ねぎを基本にします。現地ではタレー(ペルシアのリーキ系香草)やフェヌグリークを使う配合が多く、日本では青ねぎと少量のニラで近づけるのが現実的です。乾燥フェヌグリークは香りの芯ですが、2 gを超えるとカレー粉のような苦みが前に出ます。初回は「少なくて物足りない」くらいで止め、次回に増やしてください。

ドライライムは、レモン汁で完全には置き換えにくい材料です。酸味だけでなく、乾いた香り、発酵したような苦み、煮込みに残る皮の香りがあります。カプサや湾岸の米料理にも使えるので、中東料理を続けるなら小袋で持っておく価値があります。

鍋から香草の香りが立つゴルメサブジの入口

イラン料理を初めて作るとき、サフランの黄色やざくろの赤に目が行きます。けれど、家庭の鍋らしさでいうと、深い緑のゴルメサブジ(Ghormeh Sabzi / خورش قورمه‌سبزی)はかなり強い料理です。刻んだ香草をたっぷり炒め、牛肉やラム、赤いんげん豆、ドライライムと一緒にゆっくり煮る。派手な辛さではなく、青い香り、肉のうま味、乾いた酸味がじわっと重なります。

ゴルメサブジの鍋、バスマティライス、シラーズ風サラダ、ヨーグルト、香草を並べたイラン家庭料理の食卓
ゴルメサブジは濃い緑の煮込みを白い米に重ね、酸味のある副菜と一緒に食べると重くならない

日本の台所で作ると、最初に迷うのは「香草をどれだけ買うか」です。パセリだけでよいのか、パクチーは必須なのか、フェヌグリークはどの程度まで入れるのか。もう一つは、ルーミやリムーアマニと呼ばれるドライライムです。レモン汁で酸味は足せますが、ゴルメサブジの奥にある乾いたほろ苦さは、ドライライムがあると一気に近づきます。

この記事では、イランの家庭版に寄せつつ、日本で買いやすい牛肩ロース、パセリ、パクチー、青ねぎ、乾燥フェヌグリークで作る形に落とします。ラムで作れば香りはさらに現地寄りになりますが、初回は牛肉の方が失敗が少ないです。フェセンジャーンの甘酸っぱい茶色、タフチンの黄金色と並べると、イラン料理が色で覚えられるようになります。

どんな料理か

ゴルメサブジは、ペルシア語圏の煮込み料理「ホレシュ(khoresh / khoresht)」の一つです。ホレシュは肉、玉ねぎ、香草や野菜、豆、果実の酸味を合わせ、米にかけて食べる煮込みの総称として説明されます。ゴルメサブジでは、香草を先に炒めて水分を飛ばし、豆と肉に絡む濃い緑のソースにするのが芯です。

日本のカレーやシチューと違い、鍋の中に水分がたっぷり残るほどさらさらにはしません。仕上がりは「米にかけても流れすぎない、でも重いペーストではない」くらい。器に盛ると、縁に薄く油がにじみ、赤いんげん豆と牛肉が緑の中から見えます。香草の青さが苦手な人でも、しっかり炒めると角が取れ、酸味のある煮込みとして食べやすくなります。

失敗しやすいポイントと現地らしい食べ方

ゴルメサブジの失敗は、香草、酸味、煮込み時間のどこかに出ます。スパイスを増やしても解決しにくいので、鍋の状態を見て直す方が確実です。

香草が青臭い

炒めが浅いことが多いです。完成後に青臭さが残った場合は、弱めの中火で10分ほど追加で煮詰めます。次回は、香草を刻む前に水気をしっかり取り、フライパンで湯気が減るまで炒めてください。パクチーの香りが強すぎる場合は、パクチーを40gに減らし、パセリを160gに増やします。

苦い

フェヌグリークかドライライムの扱いが原因になりやすいです。フェヌグリークは2gから始め、長く炒めすぎないこと。ドライライムは割らず、穴を開けるだけにします。苦みが強い鍋は、レモン汁を足すより、米やヨーグルト、サラダを多めに添えて食卓全体で薄める方が食べやすくなります。

水っぽい

最後にふたを外して煮詰める時間が足りません。ゴルメサブジは、スープのようにさらさらではなく、香草ソースが肉と豆に絡む料理です。木べらで鍋底をなぞった跡が一瞬見えるくらいまで詰めます。焦げそうなら、水分を飛ばす前に火を弱め、鍋底をこまめにこすります。

酸味だけが尖る

レモン汁を早く入れすぎたか、ドライライムを強く押しつぶした可能性があります。煮込みの途中で酸味を決めようとすると、肉が柔らかくなる前に味が細く感じます。酸味が強い鍋は、水50mlを足して弱火で10分煮直し、最後に塩をひとつまみだけ加えます。砂糖で丸めるより、米、ヨーグルト、きゅうりのサラダを添えて皿の上で落ち着かせる方が、ゴルメサブジの香草感を壊しません。

肉が硬い

肉の部位と時間の問題です。肩ロースなら90分前後で柔らかくなりますが、すね肉は120分近くかかることがあります。煮込み途中で塩を増やしすぎると硬さが気になりやすいので、最終調整までは薄味にします。急ぐ場合は圧力鍋を使えますが、香草の色と香りが飛びやすいので、加圧は肉と玉ねぎだけにし、香草は後から加えて20分煮る方がまとまります。

食べ方は米、サラダ、香草で組む

イランの煮込みは、白い米にかけて食べると味の輪郭が見えます。ゴルメサブジは香草の油があるので、米は軽い方が合います。バスマティ米がなければジャスミン米、日本米なら水を少し控えめに炊いてください。

副菜は、きゅうり、トマト、玉ねぎを小さく切ってレモン汁と塩で和えるシラーズ風サラダがよく合います。ヨーグルトにきゅうりを混ぜたマスト・ヒアール風の小鉢も、香草の濃さを受け止めます。肉料理をもう一つ足すより、酸味と冷たい副菜を置く方が、ゴルメサブジのよさが残ります。

地域や家庭によって、豆は赤いんげん豆、うずら豆、黒目豆に分かれます。肉もラム、牛、鶏、肉なしの家庭版まであります。守りたいのは、香草を炒めること、酸味を乾いた方向に寄せること、米と一緒に食べることです。ここを外さなければ、日本の材料でもゴルメサブジとして楽しめます。

保存、作り置き、FAQ

ゴルメサブジは作った日より翌日の方がなじみます。ただし米と一緒に保存すると、米が水分を吸って重くなるので、煮込みと米は分けてください。

ゴルメサブジとバスマティライスを保存容器に分けた作り置き
ゴルメサブジは煮込みと米を分けて保存すると、翌日も香草の濃さを調整しやすい

冷蔵保存は3日が目安です。粗熱を取り、浅い保存容器に入れて冷蔵します。温め直すときは鍋に戻し、水大さじ2〜3を加えて弱火で温めます。電子レンジなら600Wで2分温め、一度混ぜてから追加で1分。肉の中心まで熱くなり、ソースがふつふつする状態を確認してください。

冷凍する場合は、1食分ずつ小分けにして2〜3週間を目安にします。ドライライムは冷凍前に取り出すと、温め直しで苦みが出にくくなります。解凍後に香りが弱いと感じたら、レモン汁小さじ1と刻んだパセリ少量を最後に足すと、食べやすく戻ります。

Q1. フェヌグリークなしで作れますか?

作れます。ただし、ゴルメサブジらしい奥の香りは弱くなります。初回は省いてもよいですが、次に作るなら乾燥フェヌグリークやカスリメティを2gだけ足してみてください。多く入れれば本格的になる材料ではなく、少量で全体をつなぐ材料です。

Q2. パクチーが苦手でも大丈夫ですか?

大丈夫です。パクチーを40gに減らし、パセリを160gに増やしてください。完全に抜くと香りが平らになるため、青ねぎを20g増やし、ニラを20gだけ混ぜるとまとまりやすいです。パクチーの強さは煮込みでかなり丸くなります。

Q3. ドライライムがない場合はどうしますか?

仕上げにレモン汁大さじ1を加えます。酸味は出ますが、ドライライムの乾いた香りとほろ苦さは別物です。初回はレモンで作っても構いませんが、ゴルメサブジ、カプサ、マチュブースのような料理を続けるなら、ドライライムを一度試すと違いが分かりやすいです。

Q4. 肉なしでも作れますか?

作れます。肉を抜く場合は、マッシュルーム200gを4等分にして玉ねぎと炒め、豆を少し多めの300gにします。うま味が軽くなるので、煮込みの最後にオリーブオイル小さじ2を足してください。完全な現地家庭版とは違いますが、香草とドライライムの料理として十分楽しめます。

Q5. どの料理と合わせるとよいですか?

イラン料理でまとめるなら、甘酸っぱいフェセンジャーンと対にすると、ざくろの茶色と香草の緑が比べられます。米料理を主役にしたい日はタフチンへ。酸味のあるサラダを添えるなら、レバノンのタブーリも食卓の方向が近いです。

最後に守るところ

ゴルメサブジは、材料を増やすより、香草を焦がさず炒め、肉が柔らかくなるまで待ち、ドライライムを潰しすぎないことが大切です。緑の煮込みを白い米に少しずつかけると、香草の苦みではなく、肉と豆に移った酸味が見えてきます。

買い出しでは、香草を多めに見積もること、ドライライムを探すこと、米を軽く炊くこと。この三つができれば、日本の台所でもかなり満足度の高いイランの家庭料理になります。

参考にした海外情報

以下の英語圏・海外発信の食文化情報とレシピを確認し、日本の家庭用鍋、牛肩ロース、スーパーで買いやすい香草、通販で入手できるドライライムを前提に分量と手順を再構成しました。

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ゴルメサブジの作り方|イランの香草煮込み
URL
https://sekaigohan.com/recipes/middle-east/iran/ghormeh-sabzi
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月17日
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