ブラジルのコシーニャ。黄金色に揚がったしずく形の鶏肉コロッケと赤いソース
🔪下準備55分
🔥調理45分
🍽️分量4
🌍料理ブラジル料理
南米レシピ

コシーニャの作り方|ブラジルの鶏肉コロッケ

29分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 鶏をゆでて細く裂く
STEP 11 / 8

鶏をゆでて細く裂く

鍋に鶏むね肉350g、水700ml、玉ねぎ1/4個、塩小さじ1/2を入れ、強火で沸騰させます。沸いたら弱火に落とし、ふたを少しずらして15〜18分ゆでます。中心まで白く火が通り、温度計がある場合は中心74度Cを確認します。粗熱が取れたら、繊維に沿って3〜4cmの細い束になるように裂き、ゆで汁300mlを生地用に取り分けます。

手順2: 鶏肉の具を炒める
STEP 22 / 8

鶏肉の具を炒める

フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火で温め、玉ねぎ1/4個のみじん切りを3分炒めます。透き通ったらにんにく、トマト、パプリカパウダーを加え、さらに2分炒めて水分を軽く飛ばします。裂いた鶏肉、ゆで汁大さじ3、塩小さじ1/4、黒こしょうを加え、弱めの中火で4分混ぜます。火を止めてからクリームチーズとパセリを混ぜ、具がまとまるが汁は流れない濃さにします。

手順3: ゆで汁で生地を練る
STEP 33 / 8

ゆで汁で生地を練る

別の鍋に鶏のゆで汁300ml、牛乳100ml、バター30g、塩小さじ1/2を入れ、中火で温めます。ふつふつ沸いてバターが溶けたら弱めの中火にし、ふるった薄力粉240gを一度に加えます。木べらで5〜6分、底から力強く混ぜ、鍋肌に薄い乾いた膜ができ、生地がひとかたまりになって鍋から離れるまで練ります。粉っぽさが残ると揚げた後に重くなるので、ここは手を止めません。

手順4: 生地を冷まして分ける
STEP 44 / 8

生地を冷まして分ける

生地をバットに広げ、表面が乾かないようにラップをふわっとかけて15〜20分冷まします。手で触れて熱くなく、指で押すと跡がゆっくり戻る温度が目安です。まだ熱いまま包むと具のチーズがゆるみ、生地が破れやすくなります。12等分にし、1個約45gの丸にしておくと大きさがそろいます。

手順5: 具を包んでしずく形にする
STEP 55 / 8

具を包んでしずく形にする

12個で12〜15分を見込みます。生地1個を手のひらで直径9cmほどの円盤に広げ、中心を少しくぼませます。具を大さじ1強、約25gのせ、周囲の生地を上へ引き上げて閉じます。先端をつまみ、底は平らに、側面はなめらかなしずく形に整えます。厚さは底が8mm前後、先端が厚くなりすぎない状態が目安です。割れ目が出たら、指先を水で少し湿らせてなでます。

手順6: 卵白水とパン粉を付ける
STEP 66 / 8

卵白水とパン粉を付ける

卵白2個分と水大さじ1をフォークで30秒混ぜます。泡立てすぎると衣が厚くムラになるので、白身が切れる程度で止めます。コシーニャを卵白水にくぐらせ、粒が2〜3mmになる程度に砕いた細かいパン粉を全体へ押さえるように付けます。8〜10分で12個分を終え、バットに間隔を空けて並べます。表面のパン粉が均一に付き、素地が見えない状態なら揚げても割れにくいです。

手順7: 180度Cで短く揚げる
STEP 77 / 8

180度Cで短く揚げる

鍋に油を深さ4cm以上入れ、中火で180度Cまで温めます。温度計がない場合は、パン粉を少し落としてすぐ細かい泡が出て、焦げずに浮く状態が目安です。1回に3〜4個ずつ入れ、油温が下がったら中火を保ちます。2分半〜3分、時々転がしながら全体が濃い黄金色になるまで揚げます。中身は火が通っているので、長く揚げすぎず衣を色づける感覚です。

手順8: 網で油を落として熱いうちに出す
STEP 88 / 8

網で油を落として熱いうちに出す

揚がったコシーニャは紙に重ねず、網に立てるように置いて3分油を落とします。底に油がたまらず、衣の細かいさくさく感が残ります。中を確認したときに生地の内側がしっとりし、具が熱く湯気を出していれば完成です。赤いペッパーソース、マヨネーズにライムを混ぜたソース、または[ヴィナグレッチ](/recipes/south-america/brazil/vinagrete)を少し添えると、揚げ物の重さが軽くなります。

家庭で一番楽なのは、成形してパン粉まで付けた状態で冷凍する方法です。凍ったまま揚げる場合は油温を170度Cに落とし、4〜5分かけて中まで温めます。高温のまま入れると、外だけ濃くなり、中が冷たいまま残ります。

---

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

コシーニャの材料。鶏むね肉、ゆで汁、薄力粉、パン粉、チーズ、香味野菜を並べたところ
コシーニャは鶏のゆで汁を生地に使うため、材料は少なくても味がまとまりやすい

この分量で、やや大きめのコシーニャ12個分です。軽食なら4人分、パーティーの前菜なら6人でも分けられます。初回は小さく作りすぎず、1個あたり生地約45g、具約25gを目安にすると包みやすいです。

12品目

鶏のゆで汁と具

材料 分量 代替・備考
鶏むね肉 350g 鶏ささみでも可。もも肉は脂が多く、具が重くなる
700ml ゆで汁を生地に使うので捨てない
玉ねぎ 1/2個(100g) 半量はゆで汁、半量は具に使う
にんにく 1片 みじん切り
トマト 1/2個(80g) 種を取って5mm角。トマトペースト小さじ1でも可
サラダ油 大さじ1 具を炒める用
パプリカパウダー 小さじ1 ブラジルのcolorauの代用として色と香りを足す
鶏のゆで汁 大さじ3 具をしっとりさせる
クリームチーズ 60g Catupiryやレケイジョンの代替。常温に戻す
パセリ 10g みじん切り。イタリアンパセリでも可
小さじ1/2 ゆで汁用。具は味見して小さじ1/4を追加
黒こしょう 小さじ1/4 粗びき
9品目

生地と衣

材料 分量 代替・備考
鶏のゆで汁 300ml 足りなければ水を足して300mlにする
牛乳 100ml ゆで汁だけより生地がなめらかになる
有塩バター 30g 無塩なら塩を小さじ1/4増やす
薄力粉 240g 必ず一度ふるう。強力粉は硬くなりやすい
小さじ1/2 生地用
卵白 2個分 水大さじ1と混ぜて衣の接着に使う
大さじ1 卵白用
細かいパン粉 120g フードプロセッサーで軽く砕くと均一に付く
揚げ油 約1.2L 直径18cmの鍋で深さ4cm以上
アレルギーのある方へ

このレシピには鶏肉、小麦、卵、乳製品を使います。パン粉やクリームチーズは製品により大豆などを含む場合があります。パーティー用に作るときは、材料表示を確認してから出してください。

0 / 0
Shopping

この料理の買い出し

買い出しガイド

買い出しで迷いやすいもの

パプリカパウダーは、辛味より色と香りのために使います。スモークタイプを強く入れるとスペイン寄りの香りになるので、初回は普通の甘口パプリカが扱いやすいです。

揚げ油の温度はコシーニャの出来を大きく左右します。表面だけ濃くなる、または油を吸って重くなる失敗を避けたいなら、温度計は見る価値があります。

何十個も作る日は、玉ねぎのみじん切りやパン粉を細かくする作業が地味に効きます。手作業でもできますが、台数を増やすなら小型のフードプロセッサーが楽です。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
155
kcal
7.3g
タンパク質
7.8g
脂質
14.5g
炭水化物
0.8g
食物繊維
220mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料 — 日本の台所でそろえる鶏肉と生地

コシーニャの材料。鶏むね肉、ゆで汁、薄力粉、パン粉、チーズ、香味野菜を並べたところ
コシーニャは鶏のゆで汁を生地に使うため、材料は少なくても味がまとまりやすい

この分量で、やや大きめのコシーニャ12 個分です。軽食なら4人分、パーティーの前菜なら6人でも分けられます。初回は小さく作りすぎず、1 個あたり生地約45 g、具約25 gを目安にすると包みやすいです。

鶏のゆで汁と具

材料 分量 代替・備考
鶏むね肉 350 g 鶏ささみでも可。もも肉は脂が多く、具が重くなる
700 ml ゆで汁を生地に使うので捨てない
玉ねぎ 1/2 個(100 g) 半量はゆで汁、半量は具に使う
にんにく 1 片 みじん切り
トマト 1/2 個(80 g) 種を取って5mm角。トマトペースト小さじ1でも可
サラダ油 大さじ1 具を炒める用
パプリカパウダー 小さじ1 ブラジルのcolorauの代用として色と香りを足す
鶏のゆで汁 大さじ3 具をしっとりさせる
クリームチーズ 60 g Catupiryやレケイジョンの代替。常温に戻す
パセリ 10 g みじん切り。イタリアンパセリでも可
小さじ1/2 ゆで汁用。具は味見して小さじ1/4を追加
黒こしょう 小さじ1/4 粗びき

生地と衣

材料 分量 代替・備考
鶏のゆで汁 300 ml 足りなければ水を足して300 mlにする
牛乳 100 ml ゆで汁だけより生地がなめらかになる
有塩バター 30 g 無塩なら塩を小さじ1/4増やす
薄力粉 240 g 必ず一度ふるう。強力粉は硬くなりやすい
小さじ1/2 生地用
卵白 2 個分 水大さじ1と混ぜて衣の接着に使う
大さじ1 卵白用
細かいパン粉 120 g フードプロセッサーで軽く砕くと均一に付く
揚げ油 約1.2L 直径18cmの鍋で深さ4cm以上
アレルギーのある方へ

このレシピには鶏肉、小麦、卵、乳製品を使います。パン粉やクリームチーズは製品により大豆などを含む場合があります。パーティー用に作るときは、材料表示を確認してから出してください。

揚げたての先端を割ると、鶏の香りが出てくる

ブラジルの街角で軽く何か食べたいとき、ガラスケースの中にまず見つかるのがコシーニャです。しずく形の揚げ物を紙ナプキンで受け取り、先の方からかじる。薄い衣がさくっと割れて、ゆで汁の香りを含んだ生地と、ほぐした鶏肉の具が出てきます。コロッケに似ているのに、じゃがいもではなく鶏のだしで練った小麦生地が主役なので、食べた印象はかなり違います。

ブラジルの軽食店のガラスケースに並ぶコシーニャ
コシーニャはブラジルの軽食店で、パステルやキビと並ぶ定番の揚げ物

コシーニャ(coxinha)は、ポルトガル語で「小さなもも肉」のような意味を持つ名前です。形は鶏のドラムスティックを思わせるしずく形。中身は細くほぐした鶏肉で、地域や店によってはクリーミーなCatupiryやレケイジョンを混ぜます。日本でCatupiryそのものを探すのは難しいので、このレシピではクリームチーズと少量のゆで汁で近い口当たりに寄せます。

家庭で作る山場は三つあります。鶏をゆでた汁を捨てずに生地へ使うこと。具の水分を飛ばしすぎず、でも生地を濡らさない濃さにすること。そして、180度C前後の油で短時間に色づけることです。ここを押さえると、日本の鶏むね肉、薄力粉、パン粉でも、ブラジルの軽食店らしい「外は細かく香ばしく、中は鶏のうまみが残る」コシーニャになります。

ブラジル料理を続けて作るなら、コシーニャは大皿料理の前に出す軽食として便利です。肉を主役にするシュラスコ、黒豆を煮込むフェイジョアーダ、肉汁を受けるファロファと並べると、同じブラジルでも「軽食」「煮込み」「炭火」「粉もの」の違いが見えてきます。

名前と由来は断定しすぎない

コシーニャの起源には、サンパウロ周辺で広まった説、鶏のもも肉を好む子どものために形を似せたという逸話などがあります。海外資料でも細部は揃いません。本記事では「形が鶏のもも肉に似ているブラジルの軽食」として扱い、伝説を確定史実としては書きません。


コシーニャの物語 — ランショネッチで育ったブラジルの軽食

コシーニャと飲み物を並べたブラジルの軽食テーブル
揚げたてのコシーニャは、軽食店のカウンターでも家庭の集まりでも食べられる

コシーニャは、家庭料理であり、店の軽食でもあります。ブラジルのランショネッチ(lanchonete)やパダリアでは、朝から夕方までガラスケースに揚げ物が並びます。コシーニャ、パステル、キビ、ポン・デ・ケージョ。大きいものなら一つで軽い昼食になり、小さいものなら誕生日会や親戚の集まりで何十個も並びます。

英語圏やブラジル系の料理記事では、コシーニャは「shredded chicken and cheese covered in dough, breaded and deep-fried」と説明されます。つまり、肉をそのまま揚げるのではなく、鶏のうまみを含ませた生地で包む料理です。Panelinhaのレシピでも、最初に良い鶏のゆで汁を作ることを重要な工程として扱っています。ここが、日本の普通のチキンコロッケとの大きな差です。

本場の店ではCatupiry入りをよく見かけます。Catupiryはブラジルのクリーミーなチーズブランド名として知られ、コシーニャの中で鶏肉をしっとりまとめる役をします。日本では同じものが手に入りにくいため、クリームチーズだけで濃くするより、鶏のゆで汁を少し足して、具が固まりすぎないようにします。モッツァレラのように伸びるチーズを主役にすると別料理に寄るので、今回は「鶏肉の具をしっとりさせる」方向に寄せます。

現地らしさを保つために、形も大事です。丸いコロッケではなく、底がふくらみ、上がすっと尖るしずく形。完全に同じ形にならなくてもかまいませんが、上を細く閉じることで、かじった時に生地、具、衣の層が一度に入ります。形は見た目のためだけではなく、食べ方にもつながっています。


調理のコツ — 破れない形と油温の考え方

正しい成形と割れた成形を比べたコシーニャ
割れ目は揚げる前に直す。先端だけでなく側面の薄い部分も確認する

コシーニャの失敗は、味よりも形に出ます。揚げている途中に割れる、底から具がにじむ、衣がはがれる。どれも原因はだいたい決まっています。

生地がべたつく場合は、練り不足です。粉を入れた直後にまとまっても、そこで火を止めると水分が残ります。鍋底に薄い膜ができるまで2〜3分余分に練ると、手に付きにくくなります。逆に冷ましすぎて割れる場合は、ラップをかけて保湿し、手で軽くもんでから成形します。

具が水っぽい場合は、チーズを増やすより先に炒め方を見直します。鶏肉、トマト、ゆで汁を入れた後、弱めの中火で水分を飛ばし、木べらで持ち上げた時にまとまる濃さにします。汁が流れる具を入れると、生地の内側から濡れて閉じ目が開きます。

衣は二度付けにすると頑丈になりますが、家庭では一度で十分です。大事なのはパン粉の細かさです。大きいパン粉は見た目が粗く、先端に厚く付きやすい。フードプロセッサーで軽く砕くか、袋の上から麺棒で少し細かくすると、軽食店風のなめらかな表面に近づきます。

油温は180度Cを基準にします。成形済みの中身はすでに火が通っているため、揚げ物としては「温めながら衣を固める」工程です。低温で長く揚げると油を吸い、高温で一気に揚げると先端だけ濃くなります。鍋に入れすぎず、3〜4個ずつ揚げる方が安定します。


アレンジと食べ方 — 大きい軽食、小さいパーティー用

小さめのコシーニャをパーティー用に並べた皿
小さいコシーニャは誕生日会や持ち寄りに向く。油温が落ちにくいよう少量ずつ揚げる

店で買うような大きなコシーニャは、一つでかなり満足します。家庭では少し小さめに作る方が包みやすく、揚げ油の温度も安定します。12個取りの基本を覚えたら、24個取りのミニサイズにしてもよいです。その場合は、具を小さじ2、生地を25gほどにし、揚げ時間を2分前後へ短くします。

Catupiry寄せにしたい場合は、クリームチーズ60gに牛乳小さじ2を混ぜて少しゆるめます。さらに塩をひとつまみ加えると、甘さより塩気が前に出ます。モッツァレラを入れる版もありますが、伸びる楽しさが強くなり、伝統的な鶏肉の具とは印象が変わります。最初は鶏肉とクリームチーズの配合で作ってください。

辛味を足すなら、具に唐辛子を入れるより、食べる時のソースで調整する方が失敗しません。ブラジルの軽食店では赤いペッパーソースを少量つけることがあります。日本の台所なら、酢、唐辛子、にんにくを混ぜた簡単な辛味ソース、または市販のチリソースで十分です。

献立として出すなら、コシーニャは前菜寄りに置きます。黒豆のフェイジョアーダを主菜にする日は、コシーニャを小さめに。肉を焼くシュラスコの日は、先に数個だけ出すと、待ち時間が楽しくなります。揚げ物同士で重くしたくない日は、モケッカ・バイアーナのような煮込み魚料理と合わせるとバランスが変わります。


保存と作り置き — 冷凍は揚げる前がいちばん楽

冷凍前のコシーニャをバットに間隔を空けて並べた状態
パン粉まで付けたコシーニャは、間隔を空けて凍らせてから袋に移すと形が崩れにくい

コシーニャは手間がかかるので、作るなら多めに仕込む価値があります。ただし、揚げた後の保存より、揚げる前の冷凍の方が仕上がりは安定します。

成形してパン粉まで付けたものを、バットに間隔を空けて並べます。冷凍庫で2〜3時間固めてから、保存袋へ移します。この順番にすると、袋の中でくっついたり、先端が潰れたりしにくいです。家庭の冷凍庫なら2〜3週間を目安に使い切ると、冷凍臭が出にくくなります。

凍ったまま揚げるときは、油温を170度Cにします。180度Cで揚げると表面が先に濃くなり、中が冷たいまま残ることがあります。4〜5分、泡が落ち着き、全体が黄金色になるまで揚げてください。中心まで温まっているか不安な場合は、1個を割って湯気と温かさを確認します。

揚げたコシーニャは、粗熱を取って冷蔵で翌日までが目安です。温め直しは電子レンジだけだと衣が柔らかくなります。600Wで30秒温めてから、トースターまたは180度Cのオーブンで4〜5分焼くと、表面が少し戻ります。完全に揚げたてには戻りませんが、朝食や弁当の小さなおかずには使えます。


よくある質問

コシーニャはじゃがいもを入れる料理ですか?

入れるレシピもありますが、必須ではありません。小麦粉と鶏のゆで汁だけで作る生地も一般的です。じゃがいもを入れると柔らかく扱いやすくなりますが、冷めると重く感じることがあります。今回は、鶏のゆで汁の香りを出すために薄力粉主体の生地にしています。

Catupiryがない場合、何を使えばよいですか?

クリームチーズが一番扱いやすいです。ただし、そのままだと濃く固まりやすいので、鶏のゆで汁を少量入れた具に混ぜます。レケイジョンに近づけたいなら、クリームチーズに牛乳を小さじ1〜2加えてなめらかにしてください。

パン粉は日本の普通のパン粉で大丈夫ですか?

使えます。ただし粗いパン粉だと、表面が日本のコロッケ寄りになります。ブラジルの軽食店風のなめらかな衣にしたい場合は、乾燥パン粉を袋に入れて麺棒で軽く砕くか、フードプロセッサーで短く回して細かくしてください。

揚げずにオーブンやエアフライヤーで作れますか?

作れますが、揚げたコシーニャとは食感が変わります。エアフライヤーなら表面に油を薄く塗り、200度Cで10〜12分を目安に加熱します。途中で一度向きを変え、表面が乾いて黄金色になったら取り出します。生地と具はすでに火が通っているので、衣を色づける工程として考えてください。

子ども向けに辛味を抜いてもよいですか?

大丈夫です。具の唐辛子は入れず、パプリカパウダーだけで色をつけます。大人は食べる時にペッパーソースを添えればよいので、家族用には辛味を外で調整する方が失敗しません。

鶏むね肉がぱさつきませんか?

ゆですぎるとぱさつきます。弱火で15〜18分を目安にし、中心まで火が通ったらすぐ取り出します。裂いた後に具として炒める時も、ゆで汁大さじ3とクリームチーズでまとめるため、単体で食べる鶏むね肉よりしっとり仕上がります。


まとめ — コシーニャは鶏のゆで汁まで使う軽食

コシーニャは、材料名だけ見ると鶏肉の揚げコロッケです。けれど実際には、鶏をゆでた汁を生地へ戻し、具にも少し含ませ、最後にしずく形へ閉じ込める料理です。だから、ゆで汁を薄くしないこと、具を水っぽくしないこと、生地を鍋底から離れるまで練ることが味と形を決めます。

初回は12個分で作り、成形の感覚を覚えるのがおすすめです。慣れたら倍量にして、半分は揚げたて、半分は冷凍へ回す。こうしておくと、次にブラジル料理の日を作る時、フェイジョアーダシュラスコの前に、すぐ一皿出せます。台所で少し手間はかかりますが、揚げたての先端を割った瞬間、その手間はちゃんと報われます。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行コシーニャの作り方|ブラジルの鶏肉コロッケ
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-america/brazil/coxinha
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月15日
主な参考リンク
レシピ一覧に戻る