焦がし砂糖で色づけした鶏肉とピジョンピーを炊き込んだトリニダードのペラウ
🔪下準備25分
🔥調理55分
🍽️分量4
🌍料理トリニダード・トバゴ料理
南米レシピ

ペラウの作り方|トリニダードの焦がし鶏ご飯

30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 鶏肉に下味を入れる
STEP 11 / 7

鶏肉に下味を入れる

骨付き鶏もも肉800gは関節で4から6cm程度に切り、ライム果汁、にんにく、青ねぎ、玉ねぎ、タイム、パクチーの茎、黒こしょう、塩をもみ込みます。5分ほど手で混ぜ、香味野菜が肉の表面に均一に絡んだら、冷蔵庫で20分置きます。前日から仕込む場合は塩を小さじ1に減らし、調理30分前に室温へ戻します。

手順2: 砂糖を焦がして色を作る
STEP 22 / 7

砂糖を焦がして色を作る

厚手の鍋に油大さじ2を入れ、中火で1分温めます。ブラウンシュガー大さじ2と1/2を広げ、触らずに2から3分待ちます。泡が細かくなり、色が濃い麦茶から深い琥珀色になったら火を弱めます。黒く煙が出たら苦いのでやり直しです。砂糖が完全に炭になる前の、ほろ苦い香りで止めます。

手順3: 鶏肉を焼きつける
STEP 33 / 7

鶏肉を焼きつける

火を中強火に戻し、下味をつけた鶏肉を皮目から入れます。はねるので鍋から顔を離し、最初の2分は触りません。片面に濃い茶色の照りがついたら返し、合計8分ほど焼きます。表面がマホガニー色になり、鍋底に香ばしい焦げが薄く残る状態が目安です。中心まで火を通す必要はまだありません。

手順4: 米を加えて油をまとわせる
STEP 44 / 7

米を加えて油をまとわせる

洗って10分ざるに上げた米2合を鍋に加え、中火のまま3分炒めます。木べらで鍋底をこそげながら、米粒がカラメル色の油をまとい、縁に透明感が出て香りが立つまで混ぜます。ここで米を強く押すと割れるので、底から返す程度にします。焦げつきそうなら水大さじ2を足します。

手順5: 豆、野菜、液体を加える
STEP 55 / 7

豆、野菜、液体を加える

水気を切ったピジョンピー、かぼちゃ、にんじん、ピーマン、ココナッツミルク200ml、水または鶏がらスープ360ml、ケチャップ大さじ1を加えます。強火で2から3分加熱し、全体がふつふつ沸いたら塩味を見ます。液面は米の表面より5mmほど上が目安です。スコッチボネットは丸ごと中央に置き、破らないようにします。

手順6: 弱火で炊く
STEP 66 / 7

弱火で炊く

沸騰したらふたをし、弱火で18分炊きます。途中でふたを開けるのは1回だけにし、10分時点で鍋底を木べらで一度だけなぞります。小さな泡が鍋の縁で続き、焦げた匂いではなく甘い香ばしさが出ていれば順調です。水分が早く消え、米に白い芯が残る場合は熱湯を大さじ3足します。

手順7: 蒸らして底から返す
STEP 77 / 7

蒸らして底から返す

18分たったら火を止め、ふたをしたまま12分蒸らします。スコッチボネットを取り出し、バター10gを落としてから、底から大きく3回返します。米粒がふっくらして、鍋底に薄いおこげがあり、鶏肉の中心温度が75度C以上なら完成です。骨付き肉のそばに赤い汁が残る場合は、弱火で5分追加します。

焦がし砂糖と鶏肉の焼きつけまでは鍋で行い、米、豆、野菜、液体と一緒に炊飯器へ移します。日本米なら水分はココナッツミルク200mlと水280mlから始めます。通常炊飯後に10分蒸らし、鶏肉の火通りを確認してください。炊飯器だけで砂糖を焦がすのは焦げつきや故障の原因になるため避けます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ペラウに使う鶏肉、米、ピジョンピー、ココナッツミルク、かぼちゃ、香味野菜を並べた材料
鶏肉、米、豆、ココナッツミルク、焦がし砂糖がペラウの骨格になる

4人分で、主菜として十分な量です。翌日に残してもおいしいので、少人数なら半量にするより、この分量で作って冷蔵保存する方がペラウらしい鍋の香りが出ます。米は長粒米が最も扱いやすいですが、日本米でも作れます。その場合は水分を少し減らし、蒸らしを長めにします。

10品目

鶏肉と下味

材料 分量 代替・備考
骨付き鶏もも肉 800g 手羽元、鶏ももぶつ切りでも可
ライム果汁 大さじ2 レモン汁で可
にんにく 4片 すりおろし2片、みじん切り2片に分ける
青ねぎ 4本 小口切り。香りの土台
玉ねぎ 1/2個(120g) 粗みじん切り
タイム 生なら4枝、乾燥なら小さじ1 カリブ料理の香り
パクチーの茎 20g チャドンベニ代替。苦手なら青ねぎを増やす
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
小さじ1と1/2 下味用
オールパーパスシーズニング 小さじ1/2 省略可。入れる場合は塩を小さじ1に減らす
12品目

炊き込み

材料 分量 代替・備考
長粒米 2合(約300g) 日本米なら同量で可。水は少し控える
ブラウンシュガー 大さじ2と1/2 きび砂糖、三温糖でも可
サラダ油 大さじ2 米油、菜種油でも可
ピジョンピー水煮 1缶(約240g固形量) 黒目豆、大豆水煮、ひよこ豆で代替
ココナッツミルク 200ml よく振ってから使う
水または鶏がらスープ 360ml 日本米なら320mlから始める
かぼちゃ 180g 2cm角。バターナッツやさつまいもでも可
にんじん 1/2本(80g) 1cm角
ピーマンまたはパプリカ 1個 1cm角。ピメントペッパー代替
スコッチボネット 1個 丸ごと入れて最後に取り出す
ケチャップ 大さじ1 色と酸味の補助。入れすぎない
バター 10g 仕上げ。省略可
アレルギーと辛さ

この料理には鶏肉を使います。市販のオールパーパスシーズニング、鶏がらスープ、ケチャップは製品により小麦、大豆、乳成分を含むことがあります。スコッチボネットは非常に辛い唐辛子です。辛さを抑える場合は丸ごと入れて破らず、炊き上がりで取り出してください。刻む場合は手袋を使い、目や粘膜に触れないようにします。


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📊 栄養情報(1人分)
173
kcal
9.0g
タンパク質
7.3g
脂質
18.3g
炭水化物
2.0g
食物繊維
295mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)|米より先に色づけと豆を決める

ペラウに使う鶏肉、米、ピジョンピー、ココナッツミルク、かぼちゃ、香味野菜を並べた材料
鶏肉、米、豆、ココナッツミルク、焦がし砂糖がペラウの骨格になる

4人分で、主菜として十分な量です。翌日に残してもおいしいので、少人数なら半量にするより、この分量で作って冷蔵保存する方がペラウらしい鍋の香りが出ます。米は長粒米が最も扱いやすいですが、日本米でも作れます。その場合は水分を少し減らし、蒸らしを長めにします。

鶏肉と下味

材料 分量 代替・備考
骨付き鶏もも肉 800 g 手羽元、鶏ももぶつ切りでも可
ライム果汁 大さじ2 レモン汁で可
にんにく 4 片 すりおろし2 片、みじん切り2 片に分ける
青ねぎ 4 本 小口切り。香りの土台
玉ねぎ 1/2 個(120 g) 粗みじん切り
タイム 生なら4枝、乾燥なら小さじ1 カリブ料理の香り
パクチーの茎 20 g チャドンベニ代替。苦手なら青ねぎを増やす
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
小さじ1と1/2 下味用
オールパーパスシーズニング 小さじ1/2 省略可。入れる場合は塩を小さじ1に減らす

炊き込み

材料 分量 代替・備考
長粒米 2 合(約300 g) 日本米なら同量で可。水は少し控える
ブラウンシュガー 大さじ2と1/2 きび砂糖、三温糖でも可
サラダ油 大さじ2 米油、菜種油でも可
ピジョンピー水煮 1缶(約240 g固形量) 黒目豆、大豆水煮、ひよこ豆で代替
ココナッツミルク 200 ml よく振ってから使う
水または鶏がらスープ 360 ml 日本米なら320 mlから始める
かぼちゃ 180 g 2cm角。バターナッツやさつまいもでも可
にんじん 1/2 本(80 g) 1cm角
ピーマンまたはパプリカ 1 個 1cm角。ピメントペッパー代替
スコッチボネット 1 個 丸ごと入れて最後に取り出す
ケチャップ 大さじ1 色と酸味の補助。入れすぎない
バター 10 g 仕上げ。省略可
アレルギーと辛さ

この料理には鶏肉を使います。市販のオールパーパスシーズニング、鶏がらスープ、ケチャップは製品により小麦、大豆、乳成分を含むことがあります。スコッチボネットは非常に辛い唐辛子です。辛さを抑える場合は丸ごと入れて破らず、炊き上がりで取り出してください。刻む場合は手袋を使い、目や粘膜に触れないようにします。


ペラウの物語|焦がし砂糖の香りで始まる一鍋ご飯

鍋に油を入れ、ブラウンシュガーを落とした瞬間から、ペラウはただの炊き込みご飯ではなくなります。砂糖が溶け、泡が大きくなり、薄い琥珀色から濃い茶色へ変わる。そこで鶏肉を入れると、台所にカラメルと肉の香りが一気に立ちます。日本の炊き込みご飯なら醤油で色を作るところを、トリニダードでは焦がし砂糖で色と香りを作るのが面白いところです。

ペラウ(pelau)は、トリニダード・トバゴでよく食べられる一鍋ご飯です。鶏肉を焦がし砂糖で色づけし、米、ピジョンピー、ココナッツミルク、かぼちゃ、にんじん、香味野菜を加えて炊きます。インド系のピラフ、アフリカ系の砂糖で肉を色づける技法、カリブ海の豆とココナッツが同じ鍋に入る、いかにもトリニダードらしい料理です。

トリニダードのペラウを鍋ごと食卓に出し、きゅうりとライムを添えた昼食
ペラウは皿にきれいに盛るより、鍋ごと食卓へ出すと一鍋料理らしい楽しさが出る

同じトリニダード料理でも、ダブルスは朝の屋台の料理です。ペラウはもう少し家庭寄りで、週末、ピクニック、持ち寄り、海辺へ持っていく弁当のような位置づけがあります。Epicuriousは、ペラウをトリニダード料理の混交性をよく示す料理として紹介し、ペルシア由来の pilaf の流れ、砂糖で肉を色づける技法、ケチャップのような新大陸の要素が混ざる点を挙げています。

この記事では、骨付き鶏もも肉を使う家庭版を、日本の台所で作りやすい分量に落とします。ピジョンピーがなければ黒目豆や大豆水煮で寄せる方法も入れます。ただし、焦がし砂糖、豆、ココナッツミルクの三つは料理の芯なので、ここだけはなるべく残します。

表記と読み方

英語では pelau と書きます。現地では「ペラウ」「ピラウ」に近い音で呼ばれ、カリブ海の国や家庭によって pileau、cook-up rice など近い料理名も出てきます。本記事ではトリニダード・トバゴの鶏肉入り一鍋ご飯として「ペラウ」に統一します。


この料理の背景|インド系、アフリカ系、カリブ海の鍋が重なる

トリニダードの家庭料理を思わせる鍋、香草、豆、米を並べた食卓
ペラウは米、豆、鶏肉、香草を一つの鍋でまとめる家庭料理

トリニダード・トバゴの食文化は、インド系、アフリカ系、先住民、ヨーロッパ系、中国系、中東系の食が重なってできています。ダブルスではインド系の揚げパンとひよこ豆カレーが屋台料理になりました。ペラウでは、米を香りのある煮汁で炊くピラフ系の考え方に、砂糖を焦がして肉を色づけるカリブ海の技法が乗ります。

Taste TrinbagoのFoodie Nation版レシピでは、ペラウを「トリニダード・トバゴの非公式な国民食」と呼び、鶏肉、米、ピジョンピー、かぼちゃ、ココナッツミルク、スコッチボネットを一鍋で炊く形を紹介しています。大事なのは、肉を焼いてから米を足すだけではなく、砂糖の色を見てから鶏肉を入れる順番です。

日本の炊き込みご飯に慣れていると、砂糖を鍋で焦がす工程が少し怖く感じます。けれど、ここを避けて醤油だけで色をつけると、ペラウ特有のほろ苦い香りが抜けます。逆に焦がしすぎると鍋全体が苦くなります。砂糖の泡が細かく、色が濃い麦茶のようになった瞬間に鶏肉を入れる。この数十秒が、ペラウの山場です。

要素 現地の意味 日本で守るポイント
焦がし砂糖 色、香ばしさ、苦みの輪郭 濃い琥珀色で止め、黒煙が出る前に鶏肉を入れる
ピジョンピー 豆の香りと食べ応え なければ黒目豆、大豆水煮、ひよこ豆で代替
ココナッツミルク 米の丸い香りと油分 入れすぎると重いので、米2合に200ml前後から始める
スコッチボネット 香りのある辛味 丸ごと入れて取り出すと辛さを抑えやすい
チャドンベニ 青い香り パクチーの茎、青ねぎ、タイムで寄せる

買い出し導線|スーパーで迷う材料だけ先に押さえる

ペラウの買い出しで迷いやすいココナッツミルク、豆、タイム、砂糖、唐辛子を並べた台所
ペラウで買う価値があるのは、米や鶏肉ではなく、豆、ココナッツ、カリブ系の香り素材

鶏肉、米、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃは近所のスーパーでそろいます。買い出しで迷うのは、ピジョンピー、ココナッツミルク、タイム、スコッチボネット、チャドンベニです。ピジョンピーはカリブ食材店や輸入食品店で見つかれば理想ですが、見つからない日もあります。豆は代替してよいので、まずココナッツミルクとタイムを押さえる方が現実的です。

ペラウの香りを一気に近づけるなら、ココナッツミルク缶を使います。紙パックのココナッツ飲料は甘さや水分が違うため、料理用の無糖缶を選びます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

タイムは少量でも鍋全体の香りを変えます。乾燥タイムはスーパーの小瓶でも代用できますが、辛味の香りだけは見つけにくいところです。生のスコッチボネットが手に入らない日は、鍋には辛味を入れすぎず、食卓でホットソースを少量足す方が家族で調整しやすくなります。ハイチのグリオジャマイカのジャークチキンにも回せます。

オールパーパスシーズニングは必須ではありません。ただ、塩、にんにく、こしょう、クミン系の香りをまとめたいときに便利です。入れる場合は塩分が重ならないよう、材料表どおり塩を減らします。


日本の台所で現地に寄せる分岐表

ピジョンピーとかぼちゃ、黒目豆と日本のかぼちゃを並べた代替食材比較
ピジョンピーが手に入らない日も、豆とココナッツの骨格を残せば家庭版ペラウとして成立する

ペラウは家庭料理なので、現地でも入る野菜や肉に幅があります。日本で作るときは、どこまで現地食材に寄せるかより、米の水分と香りの骨格を崩さない方が大切です。ピジョンピーを探して疲れるより、ココナッツミルクとタイムを残し、豆は黒目豆や大豆で作る方が台所では続きます。

迷う材料 現地寄せ 日本での現実解 判断
パーボイルド米、長粒米 ジャスミン米、日本米 日本米は水を40mlほど減らす
ピジョンピー 黒目豆、大豆水煮、ひよこ豆 香りは変わるが食感は出せる
かぼちゃ カラバザ系の甘いかぼちゃ 日本のかぼちゃ 崩れやすいので2cm角で後半まで触らない
チャドンベニ culantro、bandhania パクチーの茎、青ねぎ、タイム 香りの方向は違うが青い輪郭は出る
スコッチボネット 丸ごと入れる ハバネロ、辛いホットソース 初回は丸ごと、破らず取り出す
焦がし砂糖 ブラウンシュガー きび砂糖、三温糖 上白糖は色づきが早く焦げやすい

米の種類だけは、仕上がりに大きく出ます。長粒米は粒が離れやすく、ペラウ向きです。日本米は甘くまとまりやすいので、炊き込みご飯としてはおいしい一方、現地の軽さからは少し離れます。日本米を使う日は、洗ったあとに10分だけざる上げし、水を控え、蒸らし後に混ぜすぎない。この三つを守るとべたつきが減ります。

肉は鶏が最も作りやすいですが、豚肉、牛肉、塩漬け肉、菜食版もあります。菜食にするなら鶏肉の代わりに厚揚げとかぼちゃを増やし、最初の焦がし砂糖に玉ねぎを合わせて色を作ります。鶏のうまみは減るので、鶏がらスープの代わりに野菜ブイヨンと干ししいたけの戻し汁を少量使うと、米の奥行きが出ます。


失敗しやすいところ|苦い、べたつく、色が薄いを先に潰す

水っぽくなったペラウと焦げすぎた鍋底を比較した失敗例
ペラウの失敗は焦がし砂糖の色、水分量、蒸らし不足に集中する

ペラウで一番多い失敗は、砂糖を怖がって色が薄いまま鶏肉を入れることです。色が薄いと、醤油を使っていない炊き込みご飯のようにぼんやりします。次に多いのが、ココナッツミルクと水を多く入れすぎて、米が粥に寄ることです。ペラウはしっとりしていてよいですが、米粒が完全につぶれると重くなります。

失敗 原因 立て直し
苦い 砂糖が黒く煙を出した その砂糖は捨て、鍋を洗ってやり直す
色が薄い 砂糖の焦がし不足 ケチャップ小さじ1と醤油小さじ1/2で補助。ただし次回は砂糖を濃く
米がべたつく 水分過多、混ぜすぎ ふたを外して弱火で3分水分を飛ばし、10分蒸らす
米に芯がある 火が弱すぎる、水が少ない 熱湯大さじ3を足し、弱火で5分追加
鶏肉が赤い 骨付き肉が大きい 鶏肉だけ取り出し、ふたをして弱火で5から8分追加
底が焦げた 火が強い、鍋が薄い 上部だけ移し、焦げた底を混ぜ込まない

焦げとおこげは違います。薄い茶色のおこげはペラウの楽しみですが、黒く苦い層は全体に混ぜると戻せません。底の香りが怪しいときは、木べらで強くこそげず、上の米だけ別皿へ移します。鍋底の黒い部分は諦めた方が、料理全体は助かります。


食べ方と保存|酸味のある副菜を横に置く

ペラウをコールスロー、きゅうり、ライム、辛味ソースと一緒に盛った食卓
ペラウは濃い一鍋ご飯なので、酸味のある副菜を横に置くと食べ進めやすい

ペラウはそれだけで一食になりますが、酸味のある副菜を横に置くとぐっと食べやすくなります。きゅうりを薄切りにしてライム、塩、唐辛子で和える簡単なチョウ、キャベツのコールスロー、アボカド、トマトのサラダが合います。辛いものが好きな人だけ、スコッチボネット系のホットソースを皿の端に落とします。

同じカリブ海の食卓で広げるなら、前菜にダブルス、肉料理にジャマイカのジャークチキン、豚肉料理にハイチのグリオを読むと、同じ唐辛子とタイムでも使い方が違うことが分かります。プエルトリコのペルニルモフォンゴも、カリブ海の米、豆、肉の組み合わせを理解する次の一皿になります。

保存は、鶏肉と米を一緒に扱うので早めに冷ますのが大切です。炊き上がりから2時間以内に浅い容器へ移し、粗熱が取れたら冷蔵します。冷蔵で2日、冷凍で2週間を目安にしてください。温め直しは電子レンジ600Wで1人分2分から2分30秒。ぱさつく場合は水小さじ2をふり、ラップを軽くかけます。骨付き肉は温まりにくいので、中心まで湯気が出るまで追加加熱します。


よくある質問

ペラウを保存容器に分け、冷蔵しやすい浅い形に整えた様子
ペラウは浅い容器へ分けて早く冷ますと、翌日も安全に食べやすい

ピジョンピーなしでも作れますか

作れます。最も近いのは黒目豆です。大豆水煮はやや和風に寄りますが、食感は安定します。ひよこ豆は香りが強く、ダブルスのチャナに近い印象になります。どれを使う場合も、水煮は一度すすぎ、最後に塩を調整します。

スコッチボネットは必須ですか

必須ではありません。ペラウの芯は焦がし砂糖、豆、ココナッツミルクです。スコッチボネットは香りと辛味の担当なので、辛いものが苦手な家では入れずに炊き、食卓でホットソースを少量足す方が安全です。丸ごと入れる場合も、破れると急に辛くなるので炊き上がりで必ず取り出します。

日本米で作るときの水分はどう変えますか

長粒米2合ならココナッツミルク200mlと水360mlを目安にします。日本米なら水を320mlから始めます。日本米は粘りが出やすく、かぼちゃも崩れるため、炊いている途中で何度も混ぜないことが大切です。柔らかくなりすぎたら、次回は水をさらに大さじ2減らします。

鶏肉を骨なしにしてもいいですか

できます。骨なし鶏もも肉なら650gで十分です。3から4cm角に切り、焼きつけ時間を合計6分ほどに短くします。骨付きよりだしは弱くなるため、水の半量を鶏がらスープにすると米が物足りなくなりません。むね肉は乾きやすいので、初回はもも肉がおすすめです。

前日に作ってもおいしいですか

前日に作れます。むしろ味はなじみます。ただし米料理なので、常温放置は避けます。浅い容器で早く冷まし、冷蔵保存してください。温め直すときは水を少し足し、米がふっくら戻るまで加熱します。お弁当に入れる場合は、朝にしっかり再加熱してから冷まします。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ペラウの作り方|トリニダードの焦がし鶏ご飯
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-america/trinidad/pelau
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月17日
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