米麺に豆腐ともやし、ニラ、砕いたピーナッツを合わせたパッタイ
🔪下準備30分
🔥調理15分
🍽️分量2
🌍料理タイ料理

パッタイの作り方|水っぽくしないタイ屋台の炒め麺

約30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 7

幅2〜3mmの米麺を、火を使わず戻す

所要時間20〜40分

手順1: 幅2〜3mmの米麺を、火を使わず戻す

火は使わず、約20〜25℃の常温水に米麺を浸します。乾麺の長さは切らず、20分たったら1本を折って確かめます。曲げられるのに中心にはわずかな硬さが残る状態が合図です。水を切って、すぐ炒められるよう広げておきます。麺が完全に柔らかくなるまで戻すと、炒めたときに切れやすくなります。

STEP 22 / 7

ソースを溶かして味を決める

手順2: ソースを溶かして味を決める

小鍋にタマリンド、ナンプラー、パームシュガー、水を入れ、弱火から中弱火で2〜3分温めます。砂糖が溶け、スプーンから細く流れる程度になれば十分です。酸味、塩気、甘味の順に感じられ、単体では少し濃いくらいにします。沸騰させ続けると酸味の印象が変わるので、ふつふつしたら火を止めます。

STEP 33 / 7

具材を切り分ける

所要時間10分

手順3: 具材を切り分ける

ここは火を使わずに切り分ける工程です。豆腐はペーパータオルで水気を押さえ、2cm角に切ります。表面が乾き、角が崩れていなければ切り終わりです。海老は背わたを取り、にんにくはみじん切り、ニラは4〜5cm、漬け大根は細切りにします。卵は器に割り入れますが、完全には溶かさず、黄身が少し残るくらいで止めます。作業の順番に皿を並べておくと、次の作業で手を止める時間が減ります。

STEP 44 / 7

香味油を作り、海老を焼く

手順4: 香味油を作り、海老を焼く

フライパンまたは中華鍋を中強火で30秒ほど温め、油大さじ1を入れます。にんにくと粉唐辛子を20〜30秒炒め、香りが立ったら海老を加えます。海老は片面40秒から1分ずつ、表面が白くなり中心まで不透明になるまで焼き、いったん皿へ移します。赤くなっただけで取り出すと中心が生のことがあるので、厚い海老は一尾割って確認します。

STEP 55 / 7

豆腐、干し海老、漬け大根を炒める

手順5: 豆腐、干し海老、漬け大根を炒める

同じフライパンに残りの油を足し、豆腐を中火で3〜4分、角がきつね色になるまで返しながら焼きます。干し海老と漬け大根を加え、さらに1分炒めます。ここで具を香ばしくしておくと、麺に調味料を大量に足さなくても香りが残ります。

STEP 66 / 7

麺に水とソースを吸わせ、卵を合わせる

手順6: 麺に水とソースを吸わせ、卵を合わせる

火を中強火に戻し、水を大さじ2加えて米麺を入れます。1〜2分、箸で持ち上げるように炒め、麺がほぐれてきたらソースをまず半量加えます。麺がつやを帯び、まだ中心に少し弾力があるところで片側へ寄せます。空いた場所に卵を流し、30〜40秒待って底が固まったら、麺をかぶせて混ぜます。底に汁が残るならそのまま強火で20秒、麺が硬くても味が足りているなら、ソースではなく水を小さじ1ずつ足します。

STEP 77 / 7

もやし、ニラ、海老を戻して仕上げる

手順7: もやし、ニラ、海老を戻して仕上げる

海老を戻し、もやしとニラを加えます。強火で30〜45秒だけ返し、もやしの白さと歯ごたえを残します。味を見て、残りのソースを小さじ1ずつ足します。皿に盛り、砕いたピーナッツ、ライム、粉唐辛子を添えます。食べる直前にライムを絞ると、鍋の中で煮込んだ酸味とは違う、明るい香りが立ちます。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

パッタイの材料を台所に並べたところ。米麺、タマリンド、ナンプラー、パームシュガー、海老、豆腐を使う
調味料は先に量り、炒め始める前にすべて手元へ置く

今回は、細めの米麺を使って屋台らしい軽い炒め上がりを狙います。材料は2人分ですが、麺と具を一度に全部入れると家庭のフライパンでは蒸れやすいので、後半は1人分ずつに分けます。ソースは先に混ぜ、味を決めてから鍋へ入れてください。炒めながら袋や瓶を探すと、麺だけが先に柔らかくなります。

4品目

どこを買って、どこを代えるか

守りたい部分 日本での選択 代えたときに変わること
タマリンドの丸い酸味 ペーストを30g使う ライムは香りが明るく、酸味が先に立つ
魚醤の発酵した塩気 ナンプラーを30ml使う しょうゆと塩では魚介の後味が弱くなる
しなやかな細麺 幅2〜3mmのセンレック 10mm麺は噛みごたえが強く、戻し方も変わる
具の香ばしさ 干し海老と豆腐を先に焼く 干し海老を省くと香りが軽くなる

本場の材料を全部そろえる必要はありません。ただ、酸味と塩気を同時に置き換えると、パッタイというより甘い焼きそばへ寄ります。初回はタマリンドかナンプラーのどちらか一つだけでも残すと、味の軸を見失いにくくなります。

13品目

基本の材料

材料 分量 役割・選び方
センレックなど平たい米麺(幅2〜3mm) 150g 今回の標準。乾麺のまま量る
むき海老 100g 背わたを取り、水気を拭く
木綿豆腐 100g 2cm角。水切りしておく
卵 2個 1人1個。溶きすぎない
もやし 100g 仕上げに加え、歯ごたえを残す
ニラまたはチャイブ 30g 4〜5cm。青い香りの仕上げ
にんにく 1片 みじん切り
干し海老 10g うま味。苦手なら省略可
大根の甘酢漬け 30g 刻む。たくあんでも代用可
米油など 大さじ2 炒め用。工程ごとに分ける
砕いたピーナッツ 大さじ2 盛り付け用
ライム 1/2個 食卓で絞る。香りを最後に足す
粉唐辛子 小さじ1/4 食卓で追加する。辛さは皿ごとに調整
4品目

ソース

調味料 分量 混ぜるときの目安
タマリンドペースト 30g(大さじ2〜3) 製品の濃さで酸味が変わる
ナンプラー 30ml(大さじ2) 銘柄で塩分が違うため味見する
パームシュガー 20g きび砂糖でもよい
水 45ml 麺に吸わせる分。足し水は別に用意

栄養情報は、上の材料を2人分使った場合の全量を基にした概算です。海老の大きさ、ナンプラーの銘柄、麺や砂糖の製品差で数値は変わるため、健康管理のための厳密な計算値としては扱わないでください。

ソース単体は、そのまま食べるには少し濃いくらいで構いません。酸味が先に来て、ナンプラーの塩気があとに残り、パームシュガーが角を丸める状態なら、麺に吸わせたときにまとまります。甘さだけが前に出る製品はタマリンドを5gずつ、塩気が強いときは水を小さじ1ずつ足して味を戻します。

タマリンドは、梅干しやライムとは違う、果実の丸い酸味を作ります。パッタイを一度だけ作るなら、ライムと砂糖で代用して買い物を減らしても構いません。反対に、パッタイやトムヤム、炒め物を何度か作る予定なら、少量ずつ味を決められるペーストがあると、酸味の調整が楽になります。

買うなら、リンク先で「TAMICON Tamarind Paste タマリンドペースト 200g」という商品名と容量、商品画像が一致しているかを確認してください。販売ページでは、原材料がタマリンドであること、常温保存できること、在庫表示があることを確認できます。パッタイを一度だけ作り、酸味をライムで調整するほうが好みなら、無理に買わなくて構いません。価格と在庫は変わるため、固定の金額では判断しないでください。

アレルギーと表示の確認

海老・干し海老、魚醤、卵、ピーナッツ、大豆が入ります。代替品を使う場合も、ソースや調味料の原材料とアレルゲン表示を確認してください。

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材料表の分量2人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
620kcal
エネルギー
29.0g
タンパク質
21.5g
脂質
92.5g
炭水化物
3.5g
食物繊維
1800mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

屋台の音がする甘酸っぱい炒め麺

フライパンを熱すると、にんにくの香りが先に立ちます。ナンプラーを入れたソースが湯気に混じり、タマリンドの酸味が鼻へ抜ける。戻した米麺を入れると、最初は鍋底に張りつきそうなのに、水をほんの少し含ませると箸の先でほどけていきます。最後に、もやしの白さとニラの青さを短く残す。パッタイは、麺を炒めるだけでなく、食卓でライムや唐辛子を足して一皿を完成させる料理です。

家で作ると、つまずきやすい場所は二つあります。麺を戻しすぎて柔らかくすること。もう一つは、味を濃くしようとしてソースを足し、フライパンの底を水たまりにすることです。細い米麺は、炒める前に食べるとまだ少し硬いくらいで止めます。鍋の中でソースと水分を吸う余地を残すためです。

麺が硬いと、ソースを足せば解決しそうに見えます。実際には、味が足りないのか、麺が水分を吸い切れていないのかで、足すものが変わります。ここを見分けられると、戻しすぎと味の足しすぎを同時に避けられます。

幅2〜3mmの米麺を2人分使い、炒めるときは1人分ずつに分けます。家庭の26cm前後のフライパンでも温度を落としにくく、麺の表面にソースをまとわせやすい量です。タマリンド、ナンプラー、パームシュガーは、味の軸を残すかどうかで選びます。10mm幅のセンヤーイは、麺の食感を変えたいときの候補です。

パッタイの味を決める三つの軸

酸味はタマリンド、塩気とうま味はナンプラー、丸い甘さはパームシュガー。最初から濃く決めず、麺が吸う分を見越して少しずつ足します。仕上げのライムと唐辛子は、食べる人が自分の皿で調整します。

ライムとピーナッツを添えたパッタイ。米麺はつやがあり、もやしは歯ごたえを残している

パッタイの由来。混ざりながら定着した料理

パッタイは、タイ語で「ผัดไทย」と書きます。「ผัด」は炒める、「ไทย」はタイを指す言葉です。名前だけ見ると、昔からタイ全土で作られてきた料理のように思えますが、成り立ちはもう少し複雑です。平たい米麺を鍋で炒める技法には、中国系移民とともに広がった炒め物の影響があり、そこへタイの魚醤、タマリンド、椰子糖、豆腐、干し海老が重なりました。Thailand Foundationも、タイ料理が交易や移住とともに変わり、家庭の食卓から屋台料理まで広がったと説明しています。

「第二次世界大戦期の政府キャンペーンがパッタイを広めた」という説明はよく知られています。ただ、キャンペーンがそのまま現在のレシピを発明した、と一文で片づけるのは危険です。Smithsonian Magazineの取材では、1940年代に麺食をすすめる政策があった一方、現在のパッタイに近い名前とレシピの記録は1960年代に現れる、という歴史家の見方が紹介されています。料理の生まれた年を一つに決めるより、麺料理が広く定着していった過程を見るほうが分かりやすいです。政策が普及を後押ししたとしても、具や酸味の組み合わせは、地域と店の作り方の中で変わってきました。

現地で食べるパッタイも、どこでも同じ味ではありません。Smithsonianの同記事は、チャンタブリーのセンヤーイを使うタイプを乾いた仕上がり、コラートのタイプを細い麺とタマリンドの酸味が目立つ仕上がりとして紹介しています。タイ農業普及局のレシピも、米麺は細いものと幅広いものの両方を挙げています。日本で2〜3mm麺を選ぶと、戻し時間と火の入り方を読みやすくなります。幅広麺なら、別の噛みごたえを楽しめます。

通勤途中の屋台で急いで食べる一皿と、家で具を替えながら囲む夕食。どちらもパッタイです。現地の配合をそのまま持ち込むより、麺を柔らかくしすぎないこと、酸味と塩気をソースに置くこと、仕上げを食べる人に預けることを守る。その方が、日本の台所で料理の性格を失いません。

屋台の一皿は、速さだけでなく段取りでできている

Thailand Foundationのストリートフードについての解説では、タイのストリートフードを生活の一部として紹介しています。市場の発達や道路の近代化、中国系移民、国内の人の移動が、食文化を交わらせてきたという説明です。想像してみてください。夕方、注文を受けた屋台の人が、麺の袋を探してから火をつけるのではなく、具、ソース、仕上げのライムをすべて腕の届く場所に置いている場面です。創作した一場面ですが、家で作るときにも、この段取りが麺の食感を守ります。

The Guardianのレシピも、麺を戻している間にソースと具をそろえ、火をつける前に盛り付けや添え物まで準備する順番を勧めています。さらにTemple of Thaiのレシピは、鍋が小さい場合に2回へ分ける方法を示しています。「1人分ずつ炒める」のは、小さなフライパンでも鍋の温度を保ち、麺が吸う水分を見ながら調整するためです。速さをまねるより、手を止めない配置をまねるほうが家庭では効きます。

パッタイの具材違い。海老、豆腐、卵、もやしなどで食感と香りを組み替えられる
タイ農業普及局のレシピにも、米麺、海老、豆腐、卵、もやし、タマリンドが登場する

水っぽくしない火加減

パッタイは「ずっと強火」にすればよい料理ではありません。鍋を熱く保ちながら、麺がソースと水分を吸う時間を短く作ります。The Guardianの手順でも、麺を先に戻し、材料を鍋へ入れる順番に並べてから高温の鍋へ進めています。Smithsonianの取材で料理人が話しているように、麺が味を吸ったのに硬いときは、ソースではなく水を少し足す。この順番を守ると、塩辛さを増やさずに中心へ水分を送れます。

ソースを吸わせながら炒めるパッタイ。麺の表面に光沢が出て、底に汁が残っていない状態

成功の見分け方は、麺が一本ずつ離れ、表面に薄い光沢があり、フライパンの底に液体がたまっていないことです。もやしは白く、少し折れる。ソースは水のように流れず、麺に薄く付く程度。ここまで来たら、味を濃くするためにソースを一気に足してはいけません。

麺が硬いのに味は足りている場合は、水を小さじ1から2ずつ加えます。水を入れて10〜15秒待ち、麺の中心を確かめます。逆に、麺が柔らかく汁だけ残った場合は、具を片側へ寄せ、強火で20〜30秒水分を飛ばします。完全に溶けた麺は元へ戻せないので、戻し時間は短めで切り上げるほうが安全です。

家庭の26cm前後のフライパンなら、2人分を一度に入れず、麺以降を1人分ずつ炒めるのがおすすめです。鍋の温度が落ちると炒めるより蒸す時間が増え、味が薄いのに麺が重い、という状態になりやすいからです。

鍋の状態 先にすること 戻し方
麺が硬く、味は足りている 水を小さじ1ずつ加える 10〜15秒待って一本を噛む
麺が柔らかく、底に汁が残る 具を片側へ寄せる 強火で20〜30秒、水分だけ飛ばす
具を入れたら音が消えた 一度に入れすぎた合図 次の分量を半分にする

迷ったらソースを追加するより、まず一本だけ取り出して中心の硬さを確かめます。麺が崩れ始めているなら、具と一緒にすぐ盛り付けてください。

フライパンしかないとき

中華鍋がなくても作れます。空のフライパンを中強火で30秒温め、油を広げます。具材を詰め込まず、麺を入れたら鍋底に広げて10秒待ち、持ち上げて返します。焦げそうなら火を少し下げ、水を足すのは一度に小さじ2までにします。

具材を替えるときの判断

海老を焼いているパッタイ。具材を替えるときは麺より先に火を通す

標準麺は2〜3mmですが、幅のある麺を噛みしめる食感が好きなら、10mmのセンヤーイも候補になります。同じ量をそのまま置き換えるものではありません。戻し時間とフライパンでの吸水が変わるため、仕上がりも別物です。リンク先で「タイビーフン 10mm センヤーイ 400g」と幅と容量を確認してください。販売ページには内容量400g、常温保存、戻し時間20〜25分の表示があります。価格と在庫は変わるため、開く時点の表示を確認してください。細麺の再現を優先するなら選ばず、幅広で弾力のあるパッタイを試したいときに候補になります。

海老を鶏むね肉に替えるなら、薄いそぎ切り100gを使い、中心まで白くなるまで先に火を通します。厚いまま麺と一緒に入れると、麺が仕上がっても肉だけが遅れます。豆腐だけで作る場合は、木綿豆腐を150gに増やし、表面の水気をしっかり拭いて焼き色をつけると、噛んだときの芯が残ります。

魚介を避けるなら、海老と干し海老を抜き、ナンプラーを植物性の魚醤風調味料、または薄口しょうゆ少量と塩に替えます。卵と豆腐を残せば、うま味の柱は保てます。完全に植物性にする場合は卵も抜き、油で麺をほぐします。この代替なら味の方向は保てますが、魚醤の香りまで同じにはなりません。

タマリンドがないときは、ライム果汁大さじ1〜1.5ときび砂糖小さじ1を混ぜ、ソースに少しずつ加えます。酸味が先に立ちやすいので、最後にライムを足す余地を残します。梅肉だけで置き換えると塩気が強くなりやすいため、使うならナンプラーを減らして少量から味見します。

幅広麺を選んだ場合は、商品表示の戻し方を優先し、今回の細麺用の20〜40分をそのまま当てはめないでください。炒め中も、麺が硬いままなら水を少量ずつ足し、ソースを追加して塩辛くしないように調整します。

食卓で調整する、保存は短く

もやしとニラを添えたパッタイ。仕上げのライムとピーナッツを別添えにしている

タイの食卓では、完成した一皿にライム、粉唐辛子、砂糖、追加のナンプラーなどを添え、食べる人が酸味、辛味、塩気を調整することがあります。家庭では全部を用意する必要はありません。ライムと唐辛子の二つだけでも、甘酸っぱい麺の印象はかなり変わります。最初から辛くしないのが、家族で取り分けるときのコツです。

ナンプラーが残ったら、同じタイの食卓へ回せます。ガパオライスでは肉の塩気と香りに、ソムタムでは青い果実や野菜の酸味に合わせます。パッタイ以外の使い道まで決めてから買えば、魚醤の容量を持て余しにくくなります。

炒め上がったパッタイは、室温に長く置かず、食べきれない分を浅い容器へ移して冷蔵します。厚生労働省は、残った食品を浅い容器に小分けして早く冷やし、再加熱時は75℃以上を目安に十分加熱するよう案内しています。食感を優先するなら翌日までに食べ、再加熱時は中心まで温まったことを確認してください。もやしの歯ごたえは戻らないので、保存するなら仕上げのもやしとニラを少し取り分け、食べる直前に加える方が食べやすいです。冷凍すると米麺が切れやすくなるため、最初から食べる量だけ作る方が向いています。

ナンプラーは、魚の発酵うま味と塩気を一度に足せる調味料です。タイ料理を続けて作るなら、パッタイ以外にもガパオやソムタムの味を組み立てやすくなります。逆に、魚介を避ける人、家に使い切れない大容量調味料を増やしたくない人は、しょうゆ少量と塩で代替できます。ただし香りと後味は別物です。

初回だけ作るなら、2人分で使うナンプラーは30mlです。小容量を選ぶか、代替調味料で様子を見るほうが買い物に無理がありません。ガパオやソムタムも続けて作るなら、数回に回せる容量か、魚介由来の原材料表示を確認して選びます。すでに家にある場合は、新しく買わず、銘柄ごとの塩分差を見ながら30mlより少なめから味を決めてください。

アレルギー表示を確認する箇所

気をつける食材 入っている場所
えび、甲殻類 むき海老、干し海老
魚 ナンプラー
卵 仕上げの卵
落花生 砕いたピーナッツ
大豆 豆腐、しょうゆ系の代替調味料
小麦など 調味料や加工品の表示を個別に確認

調味料を代替するときは、料理名だけで安全と判断しないでください。ナンプラーやタマリンドの製品、豆腐、乾物には商品ごとの表示があります。家族に食物アレルギーがある場合は、原材料欄と製造ライン表示を確認し、取り分け用の器具も分けます。

よくある質問

パッタイの麺は、ゆでてから炒めるの?

ゆでません。常温水で戻して水を切り、炒めながらソースと水分を吸わせます。戻し終わりは「そのまま食べるには少し硬い」が正解です。幅のある麺は商品表示の戻し方を優先してください。

タマリンドペーストはライムで代用できる?

できますが、酸味の質が変わります。ライムは香りが明るく、タマリンドは果実の丸さがあります。ライムと砂糖を混ぜ、ソースへ少しずつ加えて塩気との釣り合いを見ます。代用品を使ったら、仕上げのライムは控えめにします。

麺がフライパンに張り付いたら?

水を小さじ1から2だけ加え、強めの火で10〜15秒ほぐします。ソースを追加すると塩辛くなりやすいので、先に水で麺を動かします。焦げた香りが出た場合は、底をこすらず、上の麺と具だけを別皿へ移します。

2人分を一度に炒めてもいい?

鍋が大きく、麺を広げられるなら可能です。家庭の26cm前後のフライパンでは、1人分ずつのほうが水分が飛びやすく、麺が切れにくくなります。具材は先にまとめて焼いて、麺だけ分けても構いません。

次に作るなら、どのタイ料理が合う?

ナンプラーとライムの香りを使い回すなら、ガパオライスの作り方が近い方向です。酸味のある料理を続けたいなら、トムヤムクンの作り方も、タマリンドとは違う酸味の組み立てを比べられます。甘い締めまでタイの食卓に寄せるなら、蒸して層を作るカノム・チャンや、軽く揚げた麺を甘酸っぱくまとめるミーグロープも、炒め麺とは別の食感を試せます。小さな器へ甘い下層と塩味の上層を重ねるカノム・トゥアイの作り方なら、蒸し器を出した流れでタイの屋台菓子までつなげられます。

主な参考リンク

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