韓国の丸い餅、韓国おでん、ゆで卵を赤い甘辛ソースで煮絡めたトッポッキ
🔪下準備20分
🔥調理25分
🍽️分量4
🌍料理韓国料理

トッポッキの作り方|韓国屋台の甘辛もち

約30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

餅を浸してほぐす

所要時間10分

手順1: 餅を浸してほぐす

火は使いません。韓国餅500gをボウルに入れ、かぶる量の水に10分浸します。冷凍餅を使う場合は冷蔵庫で半日解凍してから浸します。表面の粉が落ち、指で押すと少しだけ沈む状態が目安です。切り餅で代用する場合は1.5cm幅、5cm長さに切り、15分浸してから使います。

STEP 22 / 6

煮干し昆布だしを取る

所要時間12分

手順2: 煮干し昆布だしを取る

鍋に水650ml、頭とはらわたを取った煮干し18g、昆布6gを入れ、中火で7分温めます。鍋底から細かい泡が出て、沸騰しそうになったら昆布を引き上げます。弱火に落として5分煮出し、煮干しを取り出します。だしは600ml前後残る状態が目安です。

STEP 33 / 6

赤いソースを溶く

所要時間4分

手順3: 赤いソースを溶く

だしの鍋を中火に戻し、コチュジャン70g、コチュカル10g、しょうゆ大さじ1、きび砂糖大さじ1と1/2、すりおろしにんにく10gを入れます。木べらで鍋底をなでながら4分混ぜます。表面に小さな泡が出て、コチュジャンの塊が消え、赤い粉が浮かず、木べらからなめらかに落ちる粘度になったら次へ進みます。

STEP 44 / 6

餅を煮て芯までやわらかくする

所要時間8分

手順4: 餅を煮て芯までやわらかくする

水気を切った餅を鍋へ入れ、弱めの中火にします。30秒に一度、鍋底から大きく返しながら8分煮ます。泡は鍋の縁でふつふつ上がる程度に保ちます。餅が少しふくらみ、菜箸で持ち上げるとゆるく曲がり、中心に白い硬い芯が残らない状態が目安です。

STEP 55 / 6

韓国おでんと野菜を加える

所要時間5分

手順5: 韓国おでんと野菜を加える

3cm三角に切った韓国おでん160g、キャベツ150g、長ねぎ80g、ゆで卵4個を入れます。弱めの中火を保ち、5分煮ます。韓国おでんの端が少し波打ち、キャベツの芯が透き通り、ソースが餅とおでんの表面に厚く残るとろみになった状態が目安です。ここで混ぜすぎると餅が鍋底へ張りつくので、底から返す回数は3から4回に留めます。

STEP 66 / 6

つやを出して食卓へ出す

所要時間3分

手順6: つやを出して食卓へ出す

弱火に落とし、韓国ごま油小さじ1を回し入れて2分煮詰めます。木べらで鍋底をなぞった跡がゆっくり戻り、ソースが餅に薄く残る濃度になったら火を止めます。白いりごま小さじ2をふり、1分休ませてから食卓へ出します。休ませると泡が落ち着き、口に入れた時の辛味が丸くなります。

餅を何度も味見すると、鍋の中の餅が減り、ソースだけが残りやすくなります。小さじ1のソースを皿に取り、10秒冷ましてから味を見ます。甘み、辛味、魚のだし、にんにくの順に感じられれば十分です。辛さが強い時は水大さじ2と砂糖小さじ1/2、甘すぎる時はしょうゆ小さじ1とだし大さじ2を足して1分温めます。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

韓国餅、韓国おでん、コチュジャン、コチュカル、煮干し、昆布、ゆで卵を並べたトッポッキの材料
トッポッキは餅、韓国おでん、煮干し昆布だし、コチュジャン、コチュカルを先に量ると味が安定する

4人分です。屋台風に餅を主役にする分量なので、ご飯のおかずにするならゆで卵を増やし、野菜は別皿に置く方が食べやすくなります。韓国餅は冷蔵または冷凍で売られている棒状のものを使います。切り餅で代用する場合は、煮崩れと芯残りを避けるために細く切ってから水に浸します。

6品目

主な具

材料 分量 代替・備考
トック用の韓国餅 500g 冷蔵・冷凍の棒状。切り餅なら500gを1.5cm幅、5cm長さに切る
韓国おでん 160g 3cm三角に切る。さつま揚げ160g、ちくわ120gでも可
キャベツ 150g 3cm角。入れすぎると水っぽくなる
長ねぎ 80g 白い部分と青い部分を4cmの斜め切り
ゆで卵 4個 沸騰後9分ゆでて殻をむく
白いりごま 小さじ2 仕上げ。ごまアレルギーがある場合は入れない
3品目

だし

材料 分量 代替・備考
水 650ml 煮詰まりを見て最後に大さじ2から4を足す
煮干し 18g 頭とはらわたを取ると苦味が出にくい
昆布 6g 沸騰前に引き上げる
6品目

甘辛ソース

材料 分量 役割
コチュジャン 70g 甘み、粘り、発酵味の中心
コチュカル 10g 粗びき韓国唐辛子。色と香り
しょうゆ 大さじ1 塩気と香ばしさ
きび砂糖 大さじ1と1/2 屋台風の甘み。上白糖でも可
すりおろしにんにく 10g 香りの土台
韓国ごま油 小さじ1 仕上げの香り

トッポッキは餅、魚の練り物、小麦、大豆、ごまを含む材料を使うことがあります。韓国おでんやコチュジャンには小麦、大豆、魚介が入る商品があります。食物アレルギーがある方は、餅、練り物、調味料の原材料表示を必ず確認してください。

4品目

餅の選び方

餅の種類 向き不向き 使い方
冷蔵の棒状韓国餅 最も作りやすい 10分水に浸し、表面の粉を落として使う
冷凍の韓国餅 向く 冷蔵庫で半日解凍し、10分水に浸す
日本の切り餅 代用可 1.5cm幅に切り、15分水に浸す。煮すぎると溶けやすい
丸餅 やや扱いにくい 厚みを半分に切る。芯が残る場合は下ゆで2分
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材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
465kcal
エネルギー
10.5g
タンパク質
7.0g
脂質
90.0g
炭水化物
3.5g
食物繊維
1300mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

韓国屋台の甘辛い湯気を台所で再現する

夕方の台所でコチュジャンをだしに溶くと、甘い味噌の香りの後から唐辛子の赤い香りが立ちます。そこへ白い餅を入れると、最初はつるつる逃げるだけだった餅が、数分で赤いソースをまとい始める。トッポッキは、辛い料理というより、餅がソースを抱え込む瞬間を楽しむ韓国屋台の甘辛もち料理です。

トッポッキ(떡볶이 / Tteokbokki)は、떡(tteok、餅)を 볶이(炒める、炒め煮する)形で食べる料理です。日本語では「トッポッキ」「トッポギ」「トッポキ」と表記が揺れますが、この記事では検索しやすい「トッポッキ」に統一します。屋台では紙カップで食べる軽食として、家庭ではゆで卵や韓国おでんを入れてご飯にも合う一皿として作られます。

トッポッキ、キムチ、小さな副菜を並べた韓国の家庭食卓
トッポッキは甘辛い餅を主役にし、白ご飯や小さな副菜で辛さの逃げ道を作る

日本で作る時に迷いやすいのは、餅、唐辛子、魚介だしの3つです。韓国の細長い餅がなければ切り餅で作れますが、同じ食感にはなりません。コチュジャンだけで赤くすると甘く重くなり、コチュカルを入れすぎると辛さだけが立ちます。韓国おでんがなければさつま揚げやちくわで代替できますが、魚の甘みと油分が変わります。

この記事では、韓国餅を基本にしつつ、切り餅で作る場合の切り方も併記します。だしは煮干しと昆布で取り、コチュジャンは甘みと粘り、コチュカルは赤い香りとして分けて使います。肉の皿をもう一つ足したい日はプルコギ、混ぜご飯にしたい日はビビンバ、汁物で受けたい日はキムチチゲやテンジャンチゲへつなげると、韓国ごはんの食卓が作りやすくなります。

表記と読み方

韓国語では 떡볶이 と書きます。떡 は餅、볶이 は炒める・炒め煮する料理名に使われる言葉です。英語では Tteokbokki、ローマ字では ddeokbokki と書かれることもあります。

屋台、粉食店、即席鍋で変わるトッポッキの顔

韓国でトッポッキを思い浮かべる時、必ずしも家の食卓だけが舞台ではありません。学校帰りに紙カップでつつく屋台、キンパやおでん串と一緒に出す粉食店、テーブルの上でラーメンやマンドゥを足しながら煮る即席鍋の店。どれも同じ 떡볶이 ですが、食べる場所が変わると、ソースの濃度、具材の量、餅の柔らかさまで少しずつ変わります。

広く知られる赤いトッポッキは、戦後のソウル、特に新堂洞の屋台文化と結びつけて語られることが多い料理です。一方で、唐辛子が前に出ない宮廷式の궁중떡볶이(クンジュン・トッポッキ)は、しょうゆ、牛肉、野菜で炒める穏やかな別系統です。現代の韓国では、粉食店やチェーン店が、ロゼトッポッキ、チーズトッポッキ、ラーメンを足すラッポッキのように味を広げています。日本で最初に作るなら、流行版を追うより、餅、魚介だし、コチュジャン、コチュカルの基本を一度押さえる方が応用しやすくなります。

食べる場面 現地で見えやすい形 日本の台所で守る点
屋台・市場 紙カップ、餅中心、ソース濃いめ 餅を煮すぎず、最後だけ煮詰めて絡める
粉食店 キンパ、韓国おでん、スンデと一緒 辛さの逃げ道になるご飯物や卵を置く
即席鍋 ラーメン、マンドゥ、チーズを追加 追加具材は最後に入れ、餅の火通りを優先する
宮廷式 しょうゆ味、牛肉、野菜、辛くない 辛いものが苦手な家族には別料理として組む

この料理で見るのは、赤ければよいということではありません。コチュジャンだけで赤くすると、甘く重くなります。コチュカルを入れると香りは立ちますが、一味唐辛子で代用しすぎると辛味が鋭くなります。韓国おでんがない日はさつま揚げで十分ですが、砂糖を少し減らす。切り餅で作る日は煮込み時間を短くする。赤い色を増やすより、餅が溶けない時間と砂糖の差し引きを見る方が、鍋の中で修正しやすくなります。

献立としては、甘辛い餅だけを大盛りにすると途中で重くなります。キンパのような米と海苔の軽い主食、マンドゥの蒸し餃子、さっぱりした豆もやしナムルを横に置くと、粉食店らしい流れになります。辛さを休ませたい日は、濃い発酵味の汁物よりもサムゲタンのようなやさしい鶏スープを小さく添えると、餅の甘辛さが最後までだれません。

買い出し導線|近所で買えるものと韓国食材を分ける

韓国餅、コチュジャン、コチュカル、煮干し、昆布、小さな黒い鍋を並べた買い出し材料
買い足す価値があるのは韓国餅、コチュジャン、コチュカル、煮干し、食卓に出せる小鍋

キャベツ、長ねぎ、卵、煮干し、昆布は近所のスーパーで十分です。買い出しで差が出るのは、韓国餅、コチュジャン、コチュカル、韓国おでんです。韓国餅は冷蔵売り場や冷凍売り場にあり、袋の中で餅同士がくっついていることがあります。割れが多いものより、表面がなめらかで乾きすぎていないものを選びます。

買うもの 優先度 理由
韓国餅 高 切り餅より弾力が残り、ソースをまといやすい
コチュジャン 高 甘みと発酵味の中心。日本の味噌では代替しにくい
コチュカル 高 一味唐辛子より丸く、赤い香りが出る
韓国おでん 中 魚の甘みと油分がソースに入る
小さな直火鍋 中 食卓で熱いまま食べる時に便利

コチュジャンは一度買うとキムチチゲやビビンバにも回せます。韓国ごま油は少量でも香りが強く、仕上げに小さじ1入れるだけで屋台っぽい丸みが出ます。小鍋は必須ではありませんが、直火にかけてそのまま食卓へ出すなら、冷めやすいトッポッキには相性がいい道具です。

辛味調味料と小鍋は、何度も韓国料理を作る人ほど見る価値があります。餅や練り物は冷蔵品の状態を見て買い、調味料と道具は長く使えるものを選ぶと無駄になりにくいです。

失敗原因|薄い、辛い、餅が固いを直す

水っぽく薄いトッポッキと、赤いソースが餅に絡んだトッポッキを比べた状態
薄い時は調味料を足す前に煮詰め、餅にソースが残る濃度を目指す

薄いと感じる時は、コチュジャンを足す前に煮詰めます。ふたを外し、弱めの中火で3分温めます。木べらで底をなぞった跡がすぐ消えるなら水分が多い状態です。跡が1秒ほど残るまで煮詰めてから味を見ます。先にコチュジャンを増やすと甘みだけが重くなります。

辛すぎる時は、水だけで薄めると全体がぼやけます。だし100ml、砂糖小さじ1、ゆで卵1個、キャベツ50gを足し、弱火で4分温めます。乳製品で辛さを消す方法もありますが、トッポッキではソースの香りが変わりやすいので、卵と野菜で受ける方が自然です。

餅が固い時は、表面だけ煮えて芯に熱が届いていません。水大さじ4を加え、弱火でふたをして3分温めます。その後ふたを外し、弱めの中火で2分煮詰めます。電子レンジで餅だけを先に温めると部分的に破れやすいので、鍋で水分を戻す方が失敗しにくいです。

餅が溶ける時は、切り餅を細くしすぎたか、強火で長く煮すぎた状態です。次回は1.5cm幅を守り、餅を入れてから8分以内に仕上げます。切り餅は韓国餅よりでんぷんが溶け出しやすいため、鍋底をこするように混ぜると表面が崩れます。

鍋底が焦げる時は、鍋の直径が小さすぎるか、餅を入れた後の火が強すぎます。直径24cm前後の浅い鍋なら餅が重なりにくく、ソースの水分も飛ばしやすくなります。焦げの匂いが出たら、こすらずに火を止め、きれいな鍋へ上澄みと具だけ移します。焦げた部分を混ぜ込むと、甘辛い香りが苦味に変わります。

保存、翌日の戻し方、よくある質問

保存容器に入れたトッポッキと、温め直し用の水を横に置いた台所風景
トッポッキは冷えると餅が固くなるため、水を足して弱火で戻す

トッポッキは作りたてが一番やわらかい料理です。残った分は粗熱を取り、2時間以内に密閉容器へ移して冷蔵します。冷蔵の目安は翌日までです。餅は冷えると硬くなり、ソースも固まります。保存する時は、ゆで卵を半分に切らず、ソースに沈めるように入れると乾きにくくなります。

温め直しは鍋が向きます。1人分につき水大さじ3を加え、弱火で4分温めます。餅が動き始めたら弱めの中火にし、2分煮詰めます。電子レンジを使う場合は深めの耐熱容器に入れ、水大さじ2を足し、ふんわりラップをして600Wで1分30秒、混ぜてからさらに1分温めます。餅が破裂しないよう、長時間一気に加熱しないでください。

冷凍には向きません。韓国餅も切り餅も、ソースごと冷凍すると解凍時に割れたり、中心だけ硬く残ったりします。どうしても残す場合は、餅を食べ切り、ソースと韓国おでんだけを冷凍します。再加熱時に新しい餅を入れる方が食感は保てます。

切り餅だけで作れますか

作れます。ただし韓国餅のような弾力は出ません。切り餅500gを1.5cm幅、5cm長さに切り、15分水に浸します。鍋に入れてからの加熱は6分を目安にし、溶け始める前に仕上げます。

コチュカルなしでも作れますか

作れますが、赤い香りは弱くなります。コチュジャンを20g増やすより、一味唐辛子小さじ1/3とパプリカパウダー小さじ1を合わせる方が近づきます。一味だけで代用すると辛さが鋭くなりやすいです。

韓国おでんがない時は何を使いますか

さつま揚げ160gが最も扱いやすい代替です。ちくわを使う場合は120gにし、斜め切りにします。どちらも甘みが強く出るため、砂糖を小さじ1減らすと全体が重くなりません。

辛さを控えめにするには

コチュカルを5gに減らし、コチュジャンは70gのままにします。辛味を減らしすぎると甘い餅料理になりやすいため、だしの煮干しを20gに増やし、魚のうま味で支えます。食卓で辛い人だけコチュカルを足す方法もあります。

献立は何を合わせますか

甘辛い餅が主役なので、白ご飯、焼きのり、きゅうりの塩もみ、豆もやしナムルが合います。汁物を添えるなら発酵味のテンジャンチゲより、やさしい鶏スープのサムゲタンを小さく添えると辛さが落ち着きます。

主な参考リンク

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