ボゴタ式アヒアコ。鶏肉、じゃがいも、とうもろこしを煮たスープにアボカド、ケーパー、クリームを添えた一皿
🔪下準備25分
🔥調理75分
🍽️分量4
🌍料理コロンビア料理
南米レシピ

アヒアコの作り方|ボゴタの鶏じゃがスープ

44分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: だしを取る
STEP 11 / 6

だしを取る

大きな鍋に水1.8L、鶏むね肉、とうもろこしの輪切り、長ねぎ、にんにく、パクチーの茎、塩小さじ1を入れます。強火で沸かし、沸いたら弱めの中火にしてアクを取りながら25分煮ます。鶏肉に火が通ったら、鶏だけ取り出します。

手順2: 煮崩すじゃがいもを入れる
STEP 22 / 6

煮崩すじゃがいもを入れる

男爵いもは皮をむき、5mm厚の薄切りにします。鍋に加え、とうもろこしと一緒に20分煮ます。薄切りにしたじゃがいもが崩れ、スープが少し濁ってきたら順調です。木べらで数枚を鍋肌に押しつけると、とろみが早く出ます。

手順3: 形を残すじゃがいもを加える
STEP 33 / 6

形を残すじゃがいもを加える

メークインは1cm厚の輪切りまたは半月切りにし、鍋へ入れます。さらに15分煮ます。ここで火を強くしすぎると、鍋底のじゃがいもが焦げやすいので、静かに泡が出るくらいを保ちます。

手順4: 鶏肉を裂く(5分)
STEP 44 / 6

鶏肉を裂く(5分)

取り出した鶏肉を粗熱が取れたら手またはフォークで裂きます。細かくしすぎるとスープの中で存在感が消えるので、箸でつまめる太さに残します。骨付き肉を使った場合は骨と皮を外してください。

手順5: 黄色いじゃがいもとグアスカスを入れる
STEP 55 / 6

黄色いじゃがいもとグアスカスを入れる

インカのめざめは半分に切り、鍋に加えます。乾燥グアスカス大さじ1と1/2も入れ、さらに15分煮ます。黄色いじゃがいもが柔らかくなり、スープ全体がぽってりしたら、裂いた鶏肉を戻します。

手順6: 味を整えて盛る(3分)
STEP 66 / 6

味を整えて盛る(3分)

塩と黒こしょうで調整します。器の8分目までスープを注ぎ、鶏肉、とうもろこし、じゃがいもが中央に見えるよう均等に入れます。ケーパー、クリーム、アボカド、白ご飯は別皿にして、食卓で好みの量を足します。

粒だけの冷凍コーンでも甘みは出ますが、ボゴタ式の見た目と食べごたえは輪切りのとうもろこしで出ます。冷凍のコーンカットが見つかれば便利です。なければ粒コーンを使い、盛り付けでアボカドとケーパーをきちんと添えると、食卓の雰囲気はかなり近づきます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

アヒアコに使う鶏肉、三種のじゃがいも、とうもろこし、グアスカス
三種のじゃがいもは、煮崩れて濃度を作るものと形を残すものを分けて選ぶ
12品目

基本のアヒアコ

材料 分量 代替・備考
鶏むね肉 2枚(約600g) 骨付きならだしが濃い。手軽さ重視なら皮なしむね肉
1.8L 鶏だしを濃くしたい日は水1.5Lとチキンブイヨン300ml
とうもろこし 2本 冷凍コーンの輪切りでも可。粒だけだと現地感は少し弱い
男爵いも 3個(約450g) 煮崩れて濃度を作る役。ラセット系の代わり
メークイン 3個(約450g) 形を残す役。サバネラやパストゥサの代わり
インカのめざめ 6個(約300g) パパ・クリオージャ寄せ。小粒の黄色いじゃがいもでも可
長ねぎの青い部分 1本分 現地のcebolla larga寄せ。青ねぎでも可
にんにく 2片 つぶして入れる
パクチーの茎 1束分 苦手なら省略可。葉は仕上げに少量
乾燥グアスカス 大さじ1と1/2 代替不可に近い。なければ香りは別物になる
小さじ2前後 ブイヨンを使う場合は減らす
黒こしょう 少々 仕上げに調整
5品目

食卓に添えるもの

材料 分量 代替・備考
ケーパー 大さじ4 酸味と塩気。鍋に入れず食卓で足す
生クリーム 100ml サワークリーム少量でも可。牛乳だけでは薄い
アボカド 1個 食べる直前に切る
白ご飯 茶碗2杯分 少量でよい。スープに浸しながら食べる
ライムまたはレモン 1/2個 好みで。現地必須ではないが日本の食卓では重さを切れる
アレルギーと食材表示

このレシピには鶏肉、乳製品(生クリーム)、商品によってはブイヨン由来の小麦・乳・大豆が含まれる場合があります。ケーパーは塩分が強いので、高血圧などで塩分を控えている方は量を調整してください。

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Shopping

この料理の買い出し

買い出しガイド

この料理に使う食材・道具

グアスカスとケーパーは、近所のスーパーで見つからないことがあります。アヒアコらしさを出すなら、先にこの二つだけ探しておくと買い出しが楽になります。

黄色い小粒じゃがいもがない日は、インカのめざめや小粒の冷凍じゃがいもで寄せます。濃度は男爵で作れるので、黄色いじゃがいもは香りと見た目の補強と考えると気が楽です。

ケーパーは少量で味が締まります。余っても、魚料理、ポテトサラダ、鶏肉のクリーム煮に使い回せます。

アヒアコは深めの鍋で作ると、とうもろこしとじゃがいもが泳ぎやすくなります。土鍋でも作れますが、じゃがいもが底で焦げないよう、ときどき底から混ぜます。

買い出しの最短ルート

スーパーでは鶏むね肉、じゃがいも三種、とうもろこし、アボカド、生クリームを買います。輸入食材店や楽天で乾燥グアスカスとケーパーを足せば、かなりボゴタ式に近づきます。グアスカスが届く前に練習するなら、まず鶏だしとじゃがいもの濃度だけ覚えるのが近道です。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
148
kcal
9.0g
タンパク質
4.5g
脂質
18.0g
炭水化物
2.3g
食物繊維
338mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

アヒアコに使う鶏肉、三種のじゃがいも、とうもろこし、グアスカス
三種のじゃがいもは、煮崩れて濃度を作るものと形を残すものを分けて選ぶ

基本のアヒアコ

材料 分量 代替・備考
鶏むね肉 2 枚(約600 g) 骨付きならだしが濃い。手軽さ重視なら皮なしむね肉
1.8L 鶏だしを濃くしたい日は水1.5Lとチキンブイヨン300 ml
とうもろこし 2 本 冷凍コーンの輪切りでも可。粒だけだと現地感は少し弱い
男爵いも 3 個(約450 g) 煮崩れて濃度を作る役。ラセット系の代わり
メークイン 3 個(約450 g) 形を残す役。サバネラやパストゥサの代わり
インカのめざめ 6 個(約300 g) パパ・クリオージャ寄せ。小粒の黄色いじゃがいもでも可
長ねぎの青い部分 1 本分 現地のcebolla larga寄せ。青ねぎでも可
にんにく 2 片 つぶして入れる
パクチーの茎 1束分 苦手なら省略可。葉は仕上げに少量
乾燥グアスカス 大さじ1と1/2 代替不可に近い。なければ香りは別物になる
小さじ2前後 ブイヨンを使う場合は減らす
黒こしょう 少々 仕上げに調整

食卓に添えるもの

材料 分量 代替・備考
ケーパー 大さじ4 酸味と塩気。鍋に入れず食卓で足す
生クリーム 100 ml サワークリーム少量でも可。牛乳だけでは薄い
アボカド 1 個 食べる直前に切る
白ご飯 茶碗2杯分 少量でよい。スープに浸しながら食べる
ライムまたはレモン 1/2 個 好みで。現地必須ではないが日本の食卓では重さを切れる
アレルギーと食材表示

このレシピには鶏肉、乳製品(生クリーム)、商品によってはブイヨン由来の小麦・乳・大豆が含まれる場合があります。ケーパーは塩分が強いので、高血圧などで塩分を控えている方は量を調整してください。

アヒアコは、寒いボゴタで食べる鶏とじゃがいもの深いスープ

冷えた日にじゃがいものスープを作ると、台所の空気が少し落ち着きます。鍋のふちでとうもろこしが揺れ、鶏肉からだしが出て、じゃがいもが少しずつ崩れていく。そこに、乾いた草のような香りのハーブをひとつまみ入れると、ただの鶏じゃがスープではなく、ボゴタのアヒアコに近づきます。

アヒアコ・サンタフェレーニョ(ajiaco santafereño)、またはアヒアコ・ボゴターノ(ajiaco bogotano)は、コロンビアの首都ボゴタを代表する鶏肉とじゃがいものスープです。鶏肉、とうもろこし、三種のじゃがいも、グアスカスというハーブを煮込み、食卓でケーパー、クリーム、アボカド、白いご飯を添えます。

ボゴタ式アヒアコ。鶏肉、じゃがいも、とうもろこしの濃いスープ
アヒアコは鶏肉、とうもろこし、三種のじゃがいもを煮込み、食卓でケーパーとクリームを足す

日本の台所で作るときに迷うのは、じゃがいもとグアスカスです。ボゴタでは、papa criolla、papa pastusa、papa sabaneraのように役割の違うじゃがいもを合わせます。黄色く小さなパパ・クリオージャは煮崩れてスープを濃くし、別のじゃがいもは形を残して食べ応えを作ります。日本では、男爵、メークイン、インカのめざめ、冷凍じゃがいもを組み合わせると近づけやすいです。

もう一つの山場がグアスカス(guascas)です。英語ではgallant soldierとも呼ばれるキク科のハーブで、アヒアコの香りの芯です。パセリやオレガノで完全には置き換えられません。どうしても手に入らない日は、鶏とじゃがいものコロンビア風スープとして楽しめますが、アヒアコらしさを出すなら乾燥グアスカスを少量でも用意したいところです。

この記事では、ボゴタ式の軸を守りながら、日本のスーパーで買える鶏むね肉、とうもろこし、じゃがいもで作る方法を整理します。すでにコロンビアの豪快な皿としてバンデハ・パイサを読んだ方には、同じ国でもまったく別の顔が見えるはずです。肉と豆の大皿ではなく、寒い高地で体を温める一杯。コロンビア料理の幅は、ここが面白いところです。

アヒアコの現地名

ボゴタはかつてサンタフェ・デ・ボゴタと呼ばれたため、コロンビアではアヒアコ・サンタフェレーニョとも呼ばれます。この記事では検索しやすい「アヒアコ」を使いながら、本文ではボゴタ式の特徴を軸にします。


この料理の物語 — ムイスカのじゃがいもと食卓のケーパー

ボゴタの食卓に置いたアヒアコと付け合わせ
ボゴタではアヒアコを大きな鍋や器で出し、米、アボカド、ケーパー、クリームを添える

アヒアコの背景には、アンデス高地の食材があります。コロンビアの観光情報では、アヒアコはクンディナマルカとボヤカの高原で採れる複数のじゃがいも、とうもろこし、グアスカス、鶏肉を使う中央地域の料理として紹介されています。コロンビアの国ブランドサイトも、ボゴタのスープとして三種のじゃがいもとグアスカスを挙げています。

この料理を面白くしているのは、先住民由来の食材と、後から入った食卓の習慣が一つの器に同居していることです。じゃがいも、とうもろこし、グアスカスは高地の土と強く結びついた食材です。一方で、ケーパーやクリームを食卓で足す食べ方には、スペイン以降の影響も見えます。Food & Wineは、ムイスカの食文化とスペイン由来の食材が重なった料理としてアヒアコを紹介しています。

ボゴタは標高が高く、朝晩はかなり冷えます。重い肉料理より、熱いスープがうれしい気候です。アヒアコはその土地の温度に合った料理で、皿に盛るというより、深い器で抱えるように食べます。ケーパーの酸味、クリームの丸さ、アボカドの脂肪分、白いご飯の素朴さが、鍋の中ではなく食卓で合流します。

ここは日本の家庭でも真似しやすいところです。鍋の味を全部完成させてから出すのではなく、食べる人が少しずつ足す。酸味が好きな人はケーパーを多めに、濃い味が苦手な人はクリーム少なめに、子どもにはアボカドとご飯を多めに。鍋ものに薬味を並べる感覚に近いので、ボゴタの食べ方は日本の食卓にもなじみます。

ボゴタらしさは「添えるもの」まで含める

アヒアコはスープだけで終わらせず、ケーパー、クリーム、アボカド、白いご飯を別皿で出すと一気に現地らしくなります。鍋にクリームを入れてしまうと全員同じ味になるので、食卓で調整するのがおすすめです。


日本の台所で守る材料、置き換える材料

日本の台所でアヒアコを作るための代替食材
日本では男爵、メークイン、黄色い小粒じゃがいもを組み合わせると三種の役割を作りやすい

アヒアコは、材料を全部現地と同じにしないと作れない料理ではありません。ただし、何でも置き換えると「鶏肉入りポテトスープ」になります。守るものと、置き換えてよいものを分けます。

現地の軸 日本での現実的な選択 置き換えの考え方
グアスカス 乾燥グアスカスを通販で用意 代替不可に近い。オレガノでは別の香り
パパ・クリオージャ インカのめざめ、小粒黄じゃがいも、冷凍黄じゃがいも 色と甘みを補う役。完全一致は狙いすぎない
パパ・パストゥサ/サバネラ 男爵とメークイン 男爵は濃度、メークインは形を残す
コロンビアのとうもろこし 冷凍とうもろこし輪切り、または生とうもろこし 粒だけより輪切りが食卓らしい
クリーム 生クリーム、サワークリーム 鍋に入れず、食卓で少量足す
ケーパー 瓶詰めケーパー 酸味と塩気の役。ピクルスでは香りが違う

グアスカスがない場合、無理に似たハーブを大量に入れない方がよいです。オレガノやパセリを増やすと地中海風に寄り、鶏とじゃがいもの味がぼやけます。どうしても作るなら、ハーブは少量のパクチーとパセリに留め、商品が届いたらグアスカス入りで作り直す。この順番の方が、アヒアコの違いが分かります。

じゃがいもは、同じ品種だけで作ると単調です。男爵だけならスープは濃くなりますが、具が崩れます。メークインだけなら形は残りますが、さらっとします。インカのめざめだけだと高くつき、甘みが強く出ます。家庭版では、安い男爵で濃度を作り、メークインで形を残し、黄色い小粒じゃがいもで香りと色を足すのが現実的です。

白いご飯を添えるのも、日本の読者には少し不思議に見えるかもしれません。でもボゴタのアヒアコでは、米とアボカドを横に置く食べ方がよく紹介されています。スープにご飯を沈めても、別皿で少しずつ食べても構いません。日本なら茶碗半分で十分です。スープ自体にじゃがいもが多いので、米は主食というより味を受ける小さな相棒と考えます。


失敗原因 — 水っぽい、粉っぽい、香りがないを直す

水っぽいアヒアコと濃度の出たアヒアコの違い
アヒアコの失敗は、じゃがいもの煮崩れ不足か水分過多で起きやすい

アヒアコの失敗は、見た目で分かります。さらさらの透明なスープに具が浮いているなら、じゃがいもの溶け込みが足りません。逆に粉っぽく重いなら、じゃがいもを潰しすぎています。ボゴタ式は、ポタージュのように完全になめらかではなく、じゃがいもの粒と鶏肉が残る濃いスープです。

水っぽいときは、まず強火で煮詰めるより、男爵を一つすりおろして入れる方が早いです。すりおろしを入れたら10分ほど弱めの中火で煮ます。底に沈みやすいので、鍋底をなでるように混ぜてください。Epicuriousのアヒアコでも、パパ・クリオージャがない場合にすりおろしたラセットポテトを濃度の補助にする考え方が紹介されています。

粉っぽいときは、水か鶏だしを少し足し、とうもろこしを数分煮て甘みを戻します。クリームで薄めると乳脂肪の味が前に出すぎるため、鍋には入れません。クリームはあくまで食卓の仕上げです。

香りが弱いときは、塩を足す前にグアスカスを確認します。古い乾燥ハーブは香りが飛びます。追加するなら小さじ1程度にとどめ、5分煮てから味見します。大量に入れると苦味が出るので、ハーブでごまかすより、ケーパーとクリームを食卓で足して輪郭を作る方が自然です。

鶏肉がぱさつく失敗もよくあります。むね肉を最初から最後まで煮続けると硬くなります。火が通ったら一度取り出し、最後に戻す。これだけで食感がかなり変わります。鶏もも肉を少し混ぜるとだしは濃くなりますが、ボゴタ式の白い鶏肉らしさはむね肉の方が出しやすいです。

加熱と保存の注意

鶏肉は中心まで十分に火を通してください。裂いたあとに赤みが残る場合は、鍋へ戻して再加熱します。作り置きする場合は、常温で長く置かず、浅い容器に移して冷ましてから冷蔵してください。


食べ方、献立、保存

アヒアコを保存容器に分け、付け合わせを別にした状態
アヒアコはスープと具を浅い容器に分け、クリームやアボカドは別にすると保存しやすい

食べるときは、最初の一口だけ何も足さずに飲んでください。鶏肉、とうもろこし、じゃがいも、グアスカスの香りを確かめます。そのあと、ケーパーを小さじ1、クリームを小さじ2ほど入れます。酸味と乳脂肪が入ると、急にボゴタの食卓らしくなります。アボカドはスープに沈めず、横で少しずつ食べると重くなりません。

献立としては、アヒアコだけで十分に主菜です。横に白いご飯、アボカド、簡単なサラダがあれば夕飯になります。南米料理で広げるなら、同じコロンビアのバンデハ・パイサとは方向が違うので、食べ比べると面白いです。とうもろこしの主食に興味が出たら、ベネズエラ側のアレパや、甘いとうもろこし生地のカチャパへ進むと、北部南米のとうもろこし文化がつながります。

もう少し南米の食卓を作るなら、肉料理のシュラスコや豆の煮込みフェイジョアーダとは別の日にするのがおすすめです。アヒアコはじゃがいもが多く、見た目よりお腹にたまります。重い主菜を横に置くより、サラダ、アボカド、少量の米で終わらせる方が、最後までおいしく食べられます。

保存は冷蔵で2日を目安にします。じゃがいもが水分を吸うため、翌日はかなり濃くなります。温め直すときは水または鶏だしを50〜100ml足し、弱火でゆっくり戻します。電子レンジでも温められますが、とうもろこしが熱くなりやすいので、途中で一度混ぜてください。

冷凍はできますが、じゃがいもの食感は落ちます。冷凍するなら、とうもろこしを外し、浅い容器で1食分ずつ。解凍後はじゃがいもが少しざらつくので、木べらで軽くつぶしながら温め直します。ケーパー、クリーム、アボカドは冷凍せず、食べる直前に添えます。


よくある質問

スプーンですくった濃いアヒアコと付け合わせ
アヒアコの疑問は、グアスカス、じゃがいもの種類、クリーム、保存に集中する

Q1. グアスカスなしでもアヒアコになりますか?

鶏肉、じゃがいも、とうもろこしのスープとしてはおいしく作れますが、ボゴタ式アヒアコの香りはかなり弱くなります。グアスカスは飾りではなく、料理名の輪郭を作るハーブです。初回から完璧に揃える必要はありませんが、アヒアコとして覚えたいなら乾燥品を用意する価値があります。

Q2. じゃがいもは一種類だけでも作れますか?

作れます。ただし、濃度と食感が単調になります。一種類なら男爵を使い、半分は薄切りで煮崩し、半分は大きめに切って後から入れてください。できれば男爵とメークインの二種類だけでも使うと、スープのとろみと具の食べ応えが両立します。

Q3. クリームは鍋に入れてもいいですか?

おすすめしません。アヒアコの濃さはじゃがいもで作り、クリームは食卓で好みの量を足します。鍋に入れると全体が乳製品の味に寄り、ケーパーやグアスカスの香りが見えにくくなります。

Q4. 鶏むね肉ではなく鶏もも肉でもいいですか?

鶏もも肉でも作れます。だしは濃くなり、肉は柔らかくなります。ただし脂が増えるので、冷めたときに表面の脂を少し取ると食べやすいです。ボゴタ式の白い鶏肉の雰囲気に寄せるなら、むね肉か骨付き胸肉が向きます。

Q5. 子どもにも食べやすいですか?

辛い料理ではないので食べやすいです。ケーパーは塩気と酸味が強いため、子ども用は少なめにします。クリームとアボカドを足すと味が丸くなります。とうもろこしの輪切りは食べにくい場合があるので、子ども用だけ粒を外して出すと安心です。


まとめ — アヒアコは「じゃがいもの役割」を分けると近づく

アヒアコとアボカド、米、アレパを並べたコロンビア風の食卓
アヒアコは深い器で出し、米やアボカドを添えるとボゴタの食卓に近づく

アヒアコは、材料名だけ見ると素朴です。鶏肉、じゃがいも、とうもろこし、ハーブ。けれど、じゃがいもの役割を分け、グアスカスを入れ、ケーパーとクリームを食卓で足すと、急にボゴタの料理になります。

日本で作るなら、全部を現地食材で揃えようとしなくて大丈夫です。男爵で濃度を作り、メークインで形を残し、黄色い小粒じゃがいもで甘みを足す。グアスカスだけはできれば用意する。ケーパーとクリームは鍋に入れず、食べる人が選べるようにする。この線引きができると、アヒアコはかなり作りやすくなります。

コロンビア料理を続けるなら、次はバンデハ・パイサでアンティオキアの大皿文化へ進むのもよいです。同じとうもろこし文化として、アレパカチャパを作ると、北部南米の食卓がぐっと立体的になります。寒い日にはアヒアコ、休日の昼にはアレパ。そうやって少しずつ料理がつながると、世界ごはんは一回きりのイベントではなく、台所の選択肢になります。

参考文献

参照方針

アヒアコの材料構成、ボゴタでの食べ方、じゃがいもの役割、グアスカスの扱いは、コロンビア公的情報と英語圏のコロンビア料理レシピを照合して整理しました。

Bogota.gov.co: A celebrar el cumpleaños de Bogotá con estas delicias cachacas

Colombia Country Brand: Top 5 Colombian soups

Colombia Travel: Colombian Food, Typical Dishes and Modern Styles

My Colombian Recipes: Ajiaco Colombiano

Epicurious: Colombian Chicken, Corn, and Potato Stew

Food & Wine: Head to This South American City for Soul-Warming Soup

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行アヒアコの作り方|ボゴタの鶏じゃがスープ
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-america/colombia/ajiaco-bogotano
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月9日
主な参考リンク
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