コロンビアの国民食バンデハ・パイサ。赤インゲン豆、白飯、挽肉、チチャロン、目玉焼き、プランテン、アレパ、アボカドが一皿に盛られた豪華なワンプレート
🔪下準備30分
🔥調理2時間
🍽️分量4
🌍料理コロンビア料理
南米レシピ

バンデハ・パイサの作り方|コロンビアの国民食

31分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 豆を戻してフリホーレスを煮る
STEP 11 / 7

豆を戻してフリホーレスを煮る

所要時間前日8時間+当日90分

赤インゲン豆300gは前日に水1.2Lへ浸け、冷蔵庫で8時間以上戻します。当日は水を替え、鍋に豆、水900ml、豚バラ肉100g、玉ねぎ100gのみじん切り、にんにく10g、トマト150gを入れます。強火で沸騰させ、アクを取ったら弱火に落とし、ふつふつ小さな泡が出る状態で75から90分煮ます。

豆を指で押して軽く潰れる柔らかさになったら、クミン小さじ1、塩小さじ1、黒こしょうを加えます。煮汁が多すぎる場合は蓋を外し、中火で5分煮詰め、豆のまわりにとろみが絡む状態にします。缶詰豆を使う場合は、玉ねぎとにんにくを中火で3分炒め、豆と缶汁、水150mlを入れて15分煮ます。

手順2: オガオでカルネ・モリーダを作る
STEP 22 / 7

オガオでカルネ・モリーダを作る

所要時間15分

フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、中火で玉ねぎ150g、長ねぎ60g、にんにく10gを5分炒めます。玉ねぎが透き通り、甘い香りが出たらトマト300gを加え、中火のまま5分煮詰めます。水分が飛び、トマトが木べらでつぶれる濃さになれば、コロンビア料理の土台になるオガオに近い状態です。

牛ひき肉または合いびき肉400gを加え、中強火で4分ほぐしながら炒めます。肉の赤みが消え、細かい脂がにじんできたら、クミン小さじ1と塩小さじ3/4を加えます。最後に中火で2分炒め、汁気がほぼ飛んで豆と混ぜても水っぽくならない状態で火を止めます。

手順3: チチャロンを水から焼き揚げる
STEP 33 / 7

チチャロンを水から焼き揚げる

所要時間25分

豚バラ肉400gは3cm角に切り、塩小さじ1を全体にもみ込みます。厚手のフライパンに豚バラ肉と水100mlを入れ、中火にかけます。最初の8分は水分で煮るような状態です。白い泡が大きく立ち、肉の表面が白っぽくなります。

水がほぼ飛ぶと、豚の脂が底に残ります。ここから弱めの中火にし、10から15分かけて自身の脂で焼き揚げます。表面がきつね色でカリッとし、肉の中心まで白く、透明な肉汁が出る状態が目安です。焦げそうなら一度火を止め、余熱で脂の泡を落ち着かせてから再開します。

手順4: 卵とプランテンを焼く
STEP 44 / 7

卵とプランテンを焼く

所要時間12分

プランテンは皮をむき、斜め1cm厚に切ります。フライパンにサラダ油大さじ3を入れ、中火で2分温めます。油がさらっと流れ、木べらの先に細かい泡がつく温度になったら、プランテンを並べます。片面2から3分ずつ焼き、表面が黄金色で、押すと少し沈む柔らかさになったら取り出します。

同じフライパンを軽く拭き、油大さじ1を足して中火に戻します。卵4個を割り入れ、白身の端がカリッと固まり、黄身が半熟で揺れる状態まで3から4分焼きます。黄身まで固めたい場合は弱火に落とし、ふたをしてさらに1分加熱します。

手順5: アレパを焼く
STEP 55 / 7

アレパを焼く

所要時間18分

ボウルにマサレパ200g、ぬるま湯260ml、塩小さじ1/2、バター15gを入れ、2分ほど手で混ぜます。粉っぽさが消え、耳たぶより少し柔らかく、指で押すとゆっくり戻る生地が目安です。乾いて割れる場合はぬるま湯を10ml足し、べたつく場合は粉を大さじ1足します。

生地を4等分し、直径8cm、厚さ1cmの丸型にします。フライパンに油を薄く塗り、中火で2分温めてからアレパを置きます。片面4から5分ずつ焼き、表面に薄い焼き色がつき、側面が少しふくらんだら取り出します。中が生っぽい場合は弱火に落とし、片面2分ずつ追加します。

手順6: チョリソを中心まで焼く
STEP 66 / 7

チョリソを中心まで焼く

所要時間10分

チョリソまたは粗びきソーセージ4本をフライパンに並べ、油を引かずに中火で焼きます。片面4分ずつ転がし、表面に濃い焼き色がつき、脂が小さく泡立つ状態まで火を入れます。生ソーセージの場合は中心温度71℃を目安にし、切ったときに肉汁が透明に近いことを確認します。

焼けたらまな板に取り、斜め半分に切ります。切り口が淡いピンクではなく、中心まで均一に火が通っている状態なら大丈夫です。盛り付けまで5分以上空く場合は、アルミホイルを軽くかぶせて乾燥を防ぎます。

手順7: 温め直して大皿に盛る
STEP 77 / 7

温め直して大皿に盛る

所要時間10分

盛る直前に、フリホーレスとカルネ・モリーダを中火で3分温め直します。豆の縁がふつふつし、湯気が立って煮汁のとろみが戻れば十分です。電子レンジを使う場合は600Wで2分温め、全体を混ぜてさらに1分加熱します。白米は湯気が立つ状態を用意し、アボカドは5mm厚に切ります。

大皿の中央に白米とフリホーレスを置き、周囲にカルネ・モリーダ、チチャロン、チョリソ、目玉焼き、プランテン、アレパ、アボカドを放射状に並べます。豆の赤、飯の白、肉の茶色、卵とプランテンの黄色、アボカドの緑が見えるように置くと、現地の食堂らしい勢いが出ます。最後にライムを添え、脂が重いところへ少し絞って食べます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

バンデハ・パイサに使う赤インゲン豆、とうもろこし粉、肉、卵、プランテン
豆、肉、とうもろこし粉、卵、プランテンを先に並べておくと、工程の多い大皿料理でも迷いにくい
9品目

フリホーレス(赤インゲン豆の煮込み)

材料 分量 代替・備考
赤インゲン豆(乾燥) 300g 缶詰なら2缶、固形量480g前後
900ml 乾燥豆を煮る用。缶詰なら150ml
豚バラ肉(塊) 100g 豆にコクを出す。脂が苦手なら省いてよい
玉ねぎ 100g みじん切り
にんにく 2片(約10g) みじん切り
トマト 1個(約150g) 粗みじん切り
クミンパウダー 小さじ1(約2g) 豆の香りの芯
小さじ1(約5g) 缶詰を使う日は小さじ1/2から
黒こしょう 小さじ1/4 仕上げに調整
8品目

カルネ・モリーダ(挽肉炒め)

材料 分量 代替・備考
牛ひき肉または合いびき肉 400g 脂が少なすぎるとぱさつく
玉ねぎ 150g みじん切り
トマト 2個(約300g) 粗みじん切り。完熟が扱いやすい
長ねぎまたは青ねぎ 60g 現地のcebolla larga寄せ
にんにく 2片(約10g) みじん切り
クミンパウダー 小さじ1(約2g) 入れすぎるとタコス風に寄る
小さじ3/4(約4g) 肉の塩気を見て調整
サラダ油 大さじ1(15ml) オガオを炒める用
9品目

その他のパーツ

材料 分量 代替・備考
豚バラ肉(チチャロン用) 400g 皮付きが理想。厚切りベーコンなら300g
100ml チチャロンを水から焼き揚げる用
チョリソ 4本(約280g) コロンビア式がなければ粗びきソーセージ
4個 目玉焼き用
プランテン(熟したもの) 2本 黄色く黒い斑点が出たもの。なければ青めのバナナ2本
アボカド 2個 食べる直前に切る
白米 2合
サラダ油 大さじ4(60ml) 卵、プランテン、必要ならチョリソ用
ライム 1個 食卓で脂を切る。レモンでもよい
アレルギー物質に関する注意

この料理には卵、豚肉、牛肉が含まれます。とうもろこし粉は商品によって小麦を含む製造ラインで作られることがあるため、アレルギーのある方は輸入品の表示まで確認してください。豚肉を避ける場合は、チチャロンとチョリソを外し、鶏もも肉の皮目焼きや厚揚げで食感を補います。

4品目

アレパ(とうもろこしのパン)

材料 分量 備考
マサリナまたはマサレパ 200g 加熱済みとうもろこし粉。粗いコーンミールは別物
ぬるま湯 260ml 生地の吸水を見て10mlずつ調整
小さじ1/2(約3g)
バター 15g 生地に混ぜ込む
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この料理の買い出し

買い出しガイド

この料理に使う食材・道具

アレパは、粗いコーンミールではなく、加熱済みとうもろこし粉を使うと失敗しにくくなります。黄色いマサレパは香ばしく、白いP.A.N.は現地の食卓に寄せやすいので、好みで選んでください。

豆と肉の両方に少量ずつ使うクミンは、香りの輪郭をそろえる役です。小瓶でも作れますが、南米や中東料理を続けるなら大容量を持っておくと使い回しやすいです。

白いP.A.N.は、アレパをより淡い色で焼きたいときに便利です。余った粉はアレパカチャパにも回せます。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
245
kcal
13.0g
タンパク質
10.5g
脂質
24.0g
炭水化物
3.5g
食物繊維
230mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

バンデハ・パイサに使う赤インゲン豆、とうもろこし粉、肉、卵、プランテン
豆、肉、とうもろこし粉、卵、プランテンを先に並べておくと、工程の多い大皿料理でも迷いにくい

フリホーレス(赤インゲン豆の煮込み)

材料 分量 代替・備考
赤インゲン豆(乾燥) 300 g 缶詰なら2缶、固形量480 g前後
900 ml 乾燥豆を煮る用。缶詰なら150 ml
豚バラ肉(塊) 100 g 豆にコクを出す。脂が苦手なら省いてよい
玉ねぎ 100 g みじん切り
にんにく 2 片(約10 g) みじん切り
トマト 1 個(約150 g) 粗みじん切り
クミンパウダー 小さじ1(約2 g) 豆の香りの芯
小さじ1(約5 g) 缶詰を使う日は小さじ1/2から
黒こしょう 小さじ1/4 仕上げに調整

カルネ・モリーダ(挽肉炒め)

材料 分量 代替・備考
牛ひき肉または合いびき肉 400 g 脂が少なすぎるとぱさつく
玉ねぎ 150 g みじん切り
トマト 2 個(約300 g) 粗みじん切り。完熟が扱いやすい
長ねぎまたは青ねぎ 60 g 現地のcebolla larga寄せ
にんにく 2 片(約10 g) みじん切り
クミンパウダー 小さじ1(約2 g) 入れすぎるとタコス風に寄る
小さじ3/4(約4 g) 肉の塩気を見て調整
サラダ油 大さじ1(15 ml) オガオを炒める用

その他のパーツ

材料 分量 代替・備考
豚バラ肉(チチャロン用) 400 g 皮付きが理想。厚切りベーコンなら300 g
100 ml チチャロンを水から焼き揚げる用
チョリソ 4 本(約280 g) コロンビア式がなければ粗びきソーセージ
4 個 目玉焼き用
プランテン(熟したもの) 2 本 黄色く黒い斑点が出たもの。なければ青めのバナナ2 本
アボカド 2 個 食べる直前に切る
白米 2 合
サラダ油 大さじ4(60 ml) 卵、プランテン、必要ならチョリソ用
ライム 1 個 食卓で脂を切る。レモンでもよい
アレルギー物質に関する注意

この料理には卵、豚肉、牛肉が含まれます。とうもろこし粉は商品によって小麦を含む製造ラインで作られることがあるため、アレルギーのある方は輸入品の表示まで確認してください。豚肉を避ける場合は、チチャロンとチョリソを外し、鶏もも肉の皮目焼きや厚揚げで食感を補います。

アレパ(とうもろこしのパン)

材料 分量 備考
マサリナまたはマサレパ 200 g 加熱済みとうもろこし粉。粗いコーンミールは別物
ぬるま湯 260 ml 生地の吸水を見て10 mlずつ調整
小さじ1/2(約3 g)
バター 15 g 生地に混ぜ込む

豆の湯気と焼けた豚の香りが、同じ皿に集まる

休日の昼、炊飯器が鳴る少し前に、鍋の赤インゲン豆がふつふつと揺れます。隣のフライパンでは豚バラから脂が出て、別の小さな火口では卵の端がカリッと縮む。台所の上に鍋、フライパン、皿が並びすぎて、途中で一度だけ「これは本当に一皿なのか」と笑ってしまう。そのにぎやかさまで含めて、バンデハ・パイサ(Bandeja Paisa)は面白い料理です。

バンデハは大皿、パイサはコロンビア北西部のアンティオキアやコーヒー地帯の人々を指す呼び名です。コロンビア政府観光サイトも、バンデハ・パイサを豆、米、挽肉、チチャロン、チョリソ、卵、アレパ、プランテン、アボカド、オガオを合わせる、働く人の腹を満たす力強い皿として紹介しています。

日本で作るときに難しいのは、珍しい材料よりも段取りです。赤インゲン豆、カルネ・モリーダ、チチャロン、チョリソ、卵、プランテン、アレパ、白米をそれぞれ作り、最後にできるだけ温かく盛る必要があります。だからこの記事では、全部を完璧な現地食材でそろえることより、どのパーツを前日に寄せ、どのパーツを最後に焼くかを重視します。

同じ南米の豆料理なら、ブラジルのフェイジョアーダは鍋の一体感が魅力です。バンデハ・パイサは逆に、豆、米、肉、とうもろこし、甘いプランテンが大皿の上で出会う料理です。すでにコロンビアのアヒアコを作った方には、同じ国でも高地のスープとアンティオキアの大皿がまったく別の顔を持つことが分かります。

バンデハ・パイサの現地名

Bandeja Paisaは、英語ではPaisa platter、スペイン語圏ではbandeja antioqueñaやbandeja montañeraと呼ばれることもあります。この記事では検索しやすい「バンデハ・パイサ」を使いながら、アンティオキア周辺の食卓に寄せて整理します。


調理のコツ — 温度、順番、オガオ

ホガオソース(トマトと長ねぎのベース)が鍋の中で煮込まれている
オガオはトマトとねぎを油で煮詰めるコロンビア料理の味の土台

作る順番は、豆、肉、揚げ焼き、最後に卵

バンデハ・パイサは、できた順に皿へ置くと後半で冷めます。温め直しておいしいものと、焼きたてが大事なものを分けます。

先に作ってよいもの 直前に作るもの 理由
フリホーレス 目玉焼き 豆は温め直しても味が落ちにくい
カルネ・モリーダ プランテン プランテンは冷めると油っぽく感じやすい
アレパ生地 チョリソ ソーセージは切り口が冷えると脂が固まる
白米 盛り付け用アボカド アボカドは変色しやすい

オガオは薄いケチャップ味にしない

オガオは、トマトとねぎを油で煮詰めるコロンビア料理の基本ソースです。トマトを入れてすぐ肉を加えると、水っぽい挽肉炒めになります。先にトマトの水分を飛ばし、木べらで底をなぞった跡が一瞬残るくらいまで煮詰めてから肉を入れてください。豆、肉、米を同じ皿に置いても味が散らからなくなります。

チチャロンは高温の油へ入れない

豚バラをいきなり高温の油へ入れると、外側だけ硬くなり、中の脂が重く残ります。水から始めると、最初は蒸し煮、後半は自分の脂で揚げ焼きになります。泡が大きい間は水分が残っている合図で、泡が細かくなってから色づき始めます。焦げ目だけで判断せず、中心まで白く、肉汁が透明に近いかを見ます。

プランテンがなければ、バナナは青めを選ぶ

完熟バナナで代用すると、甘さが強く、焼く途中で崩れやすいです。プランテンが手に入らない日は、皮が黄色から黄緑で、押してもあまりへこまないバナナを選びます。斜め1cm厚に切り、油は少なめ、中火で短く焼くと、甘すぎるデザート感を避けられます。


日本の台所で守る材料、置き換える材料

バンデハ・パイサは、現地食材を全部そろえるより、皿の構造を守る方が大切です。豆、米、肉、とうもろこし、甘いプランテン、脂のある豚、卵。この役割が残ると、家庭版でもバンデハ・パイサらしさが出ます。

現地の軸 日本での現実的な選択 置き換えるときの考え方
赤インゲン豆 乾燥キドニービーン、缶詰キドニービーン 黒豆より赤豆の方が皿の色と味に近い
チチャロン 皮付き豚バラ、豚バラブロック、厚切りベーコン 豚の脂とカリッとした食感を残す
コロンビア式チョリソ 粗びきソーセージ、生ソーセージ 辛いメキシコ風チョリソに寄せすぎない
マサレパのアレパ Harina P.A.N.、Goya Masarepa 粗いコーンミールだけではまとまりにくい
プランテン 輸入プランテン、青めのバナナ 甘い役だが、崩れない硬さを優先する
オガオ トマト、長ねぎ、玉ねぎ、にんにく ケチャップで置き換えず、炒めて水分を飛ばす

マサレパだけは、できれば用意したい材料です。普通のコーンミールは加熱済みではなく、粒も粗いものが多いため、アレパにすると割れやすくなります。どうしてもない場合は、細挽きコーンミール150gと米粉50g、熱湯260mlで生地を作り、10分休ませてから焼きます。ただし、香りと食感はアレパというより、とうもろこしの平焼きに近くなります。


保存と作り置き

一皿で出す料理ですが、作り置きに向く部分と向かない部分がはっきり分かれます。全部を一緒に保存せず、パーツごとに分けてください。

パーツ 保存 温め直し
フリホーレス 冷蔵3日、冷凍1か月 鍋で中火5分。水を大さじ2足す
カルネ・モリーダ 冷蔵2日、冷凍2週間 フライパン中火3分。汁気を飛ばす
チチャロン 冷蔵2日 トースター180℃で6分。電子レンジは柔らかくなる
アレパ 冷蔵2日、冷凍2週間 フライパン弱めの中火で片面2分ずつ
プランテン 当日中 温め直しより焼きたて推奨
目玉焼き、アボカド 保存しない 食べる直前に用意

白米を弁当に回す場合は、常温に長く置かず、早めに冷まして冷蔵します。豆と肉は翌日、丼のようにご飯へかけてもよいです。アレパが余ったら、朝にチーズをはさんで焼き直すと、コロンビア風の軽い朝食になります。


この料理の背景

コロンビア政府観光サイトは、バンデハ・パイサをアンティオキアやコーヒー地帯と結びつく料理として紹介しています。急な斜面で働く農家や収穫労働者の腹を満たすため、豆、米、肉、卵、アレパ、プランテンを一皿に集めた、量と種類の多い食事です。

面白いのは、国を代表する料理として語られやすい一方で、構成が固定されきっていないことです。レストランではモルシージャ(血のソーセージ)が入ることもあれば、家庭では肉を少し減らして豆と米を厚くすることもあります。My Colombian Recipesのようなコロンビア出身者の家庭レシピでも、白米、豆、チチャロン、挽肉または粉状にした牛肉、チョリソ、目玉焼き、プランテン、アボカド、アレパという骨格を押さえつつ、手に入る材料で組み立てています。

日本の台所でこの料理を作る価値は、「全部乗せの迫力」だけではありません。豆を煮る、トマトとねぎを煮詰める、豚を水から焼き揚げる、とうもろこし粉をこねる。別々の技術が一皿でつながるので、コロンビア料理の入口としてかなり学びがあります。重い皿ですが、ライムとアボカド、甘いプランテンが間に入るので、食べ進めるリズムも単調ではありません。


栄養情報(4人分のうち1食あたり)

エネルギー密度の高い一皿

バンデハ・パイサは、豆、米、肉、卵、とうもろこしを同じ皿にのせる料理です。夕食よりも、昼にしっかり食べる方が向いています。軽くしたい日は、チチャロンを半量にし、アレパを小さくして、豆とアボカドを残すと皿の性格を保てます。

栄養素 含有量
カロリー 980kcal
たんぱく質 52g
脂質 42g
炭水化物 96g
食物繊維 14g
ナトリウム 920mg

表示値は材料表からの概算です。チチャロン、チョリソ、卵、油の量で大きく変わります。豚バラを厚切りベーコンへ替えると塩分が上がりやすいので、豆と肉の塩は控えめにしてください。


よくある質問

Q1. 缶詰豆で作っても、現地らしさは残りますか?

残ります。乾燥豆の方が香りと煮汁の濃さは出ますが、缶詰でもオガオ、クミン、豚の脂を少し足せば、皿の土台になります。缶詰を使う場合は、液体ごと鍋に入れ、15分煮てから味を調整します。水で洗い流すと煮汁のとろみが弱くなります。

Q2. マサレパがありません。普通のコーンミールで代用できますか?

細挽きコーンミール150gと米粉50g、熱湯260mlで代用できます。ただし、Harina P.A.N.やGoya Masarepaのような加熱済みとうもろこし粉とは吸水が違うため、割れやすくなります。初回はマサレパを用意する方が失敗しにくいです。

Q3. プランテンはどこで買えますか?

ラテン食材店、アジア食材店、輸入食材を扱う青果店、通販で見つかることがあります。見つからない日は、青めのバナナを短時間だけ焼いてください。完熟バナナは甘く柔らかすぎるため、皿全体がデザート寄りになります。

Q4. 一人では食べきれません。どう小さく作ればよいですか?

材料を半量にし、卵とチョリソだけ人数分にするのが現実的です。豆と肉は作り置きに向くので、4人分で作って冷凍しても構いません。日本の食卓では、各パーツを小皿に分けて「コロンビア定食」のように出すと食べやすくなります。

Q5. 食べ方の決まりはありますか?

厳密な決まりはありません。豆と米を混ぜ、肉を少し足し、チチャロンをかじり、プランテンの甘さで口を戻すように食べると、この皿の良さが出ます。卵の黄身を崩して米と豆に絡めると、脂の強いパーツがまとまりやすいです。


あわせて作りたい南米料理

  • アヒアコ - 同じコロンビアでも、ボゴタの鶏じゃがスープは軽やかです。
  • アレパ - 余ったマサレパを使い、とうもろこしの主食文化を続けて作れます。
  • フェイジョアーダ - 豆と肉を煮込む南米料理の別解です。
  • ロモ・サルタード - 肉と米を一皿で食べる、ペルーの中華系炒め料理です。
  • エンパナーダ - クミンや挽肉を使い回せる南米の包み料理です。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行バンデハ・パイサの作り方|コロンビアの国民食
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-america/colombia/bandeja-paisa
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月2日
主な参考リンク
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