ガイアナのプローリー。黄割りえんどう豆の揚げ団子をタマリンドソースと並べた皿
🔪下準備12時間30分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理ガイアナ料理

プローリーの作り方|ガイアナの豆粉揚げ

約27分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

豆を浸水する

手順1: 豆を浸水する

乾燥黄割りえんどう豆160gをボウルで3回洗い、水600mlを注いで冷蔵庫で8から12時間浸水します。火は使いません。豆がひと回り大きくなり、指で押すと中心に割れ目が入るくらいが目安です。室温が25度を超える日は必ず冷蔵し、泡立った水のにおいが強い場合は洗い直します。

STEP 22 / 8

豆を粗くすり潰す

手順2: 豆を粗くすり潰す

浸水した豆をざるに上げて水気を2分切り、玉ねぎ40g、にんにく2かけ、唐辛子5g、水80mlと一緒にフードプロセッサーで1から2分回します。完全になめらかなペーストではなく、小さな粒が少し残る状態で止めます。水を増やしすぎると油へ入れる段階で広がるので、刃が回る最小量で調整してください。

STEP 33 / 8

生地を休ませる

手順3: 生地を休ませる

ボウルに豆ペースト、薄力粉120g、ベーキングパウダー6g、ドライイースト2g、ターメリック小さじ1、クミン小さじ1、カレー粉小さじ1、砂糖小さじ1、塩小さじ1を入れ、ぬるま湯60mlを加えて2分混ぜます。粉気がなくなり、全体が均一な黄色になったら26から30度の場所で30分休ませ、表面に小さな泡が出て、スプーンから重くゆっくり垂れる粘度にします。

STEP 44 / 8

ソースを煮る

手順4: ソースを煮る

小鍋にタマリンドペースト40g、水120ml、きび砂糖25g、おろししょうが5g、クミン小さじ1/4、塩小さじ1/4、ペッパーソース小さじ1/2を入れます。中火で2分温めてふつふつしたら弱火に落とし、5分煮ます。木べらで線を引くと跡が1秒で戻る濃度が目安で、煮詰まりすぎたら水大さじ1を足します。

STEP 55 / 8

油温を合わせる

手順5: 油温を合わせる

深めの鍋に油を深さ5cm入れ、中火で170から175度まで温めます。温度計がない場合は生地を小さじ1/4ほど落とし、3から4秒で浮き、細かい泡が周囲に出る状態を目安にします。すぐ焦げ茶色になるなら火が強すぎ、鍋底に沈んで10秒以上浮かないなら油温が低すぎます。

STEP 66 / 8

生地を油へ落とす

手順6: 生地を油へ落とす

スプーン2本を水で湿らせ、生地を直径2.5から3cmにまとめて油へ落とします。1回に8から10個までにし、中火のまま170度前後を保ちます。落としてから最初の30秒は触らず、表面が薄く固まってから箸でそっと離すと形が崩れにくいです。

STEP 77 / 8

返しながら揚げる

手順7: 返しながら揚げる

中火で3から4分揚げ、1分ごとに転がして全体を黄金色にします。泡が大きく荒い状態から細かく静かになり、表面が軽く乾いたように見えたら火が通ってきたサインです。心配な場合は1個を割り、中心に湿った生地が残らず、内部温度が90度以上になっていることを確認します。

STEP 88 / 8

網で休ませて出す

手順8: 網で休ませて出す

揚げ上がったプローリーを網に取り、2分置いて余分な油を落とします。紙だけに長く置くと底が湿るので、網の上で湯気を逃がすのが大事です。食べる直前の5分以内に皿へ盛り、タマリンドソースとライムを添えます。温め直す場合は翌日までに、トースター180度で4から5分温め、表面が軽くカリッと戻ったら止めます。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

プローリーに使う黄割りえんどう豆、小麦粉、スパイス、玉ねぎ、タマリンドを作業台に並べたところ
プローリーの材料。黄割りえんどう豆、小麦粉、香味野菜、タマリンドソースを分けて用意する

直径2.5から3cmのプローリーが26から30個できます。前日に豆を浸水しておくと、当日は生地を作って揚げるだけです。豆を戻す時間は長いですが、手を動かす時間はそこまで長くありません。

13品目

生地

材料 分量 メモ
乾燥黄割りえんどう豆 160g 洗って8から12時間浸水する
薄力粉 120g ふくらみを軽くする。中力粉でもよい
ぬるま湯 60ml 35から38度。生地の硬さで10mlだけ増減
玉ねぎ 40g すり潰しやすい大きさに切る
にんにく 2かけ(10g) 芯を取る
青唐辛子またはハバネロ 5g 辛さを抑えるなら種を外す
ベーキングパウダー 小さじ1と1/2(6g) 揚げたときのふくらみ
ドライイースト 小さじ1/2(2g) 香りと軽さを足す
ターメリック 小さじ1 色と土っぽい香り
クミンパウダー 小さじ1 豆の香りを支える
カレー粉 小さじ1 日本の赤缶でよい
砂糖 小さじ1 発酵と焼き色の補助
塩 小さじ1 生地全体の味を決める
7品目

タマリンドソース

材料 分量 メモ
タマリンドペースト 40g 固形なら湯で溶いて種を除く
水 120ml 煮詰まりすぎたら大さじ1ずつ足す
きび砂糖 25g 上白糖でもよい
おろししょうが 5g 酸味の角を丸める
クミンパウダー 小さじ1/4 香ばしさ
塩 小さじ1/4 甘酸っぱさを締める
スコッチボネット系ペッパーソース 小さじ1/2 子ども向けは0mlにして後がけ
4品目

揚げ油と添えるもの

材料 分量 メモ
米油またはキャノーラ油 700ml 直径18cmの鍋で深さ5cmが目安
ライム 1/2個 食べる直前に数滴
きゅうり 80g 5mm角に切り、口直しに添える
マンゴーチャツネ 40g タマリンドソースと並べると楽しい
アレルギーと辛さ

このレシピは小麦、豆類を使います。市販のカレー粉には複数のスパイスが含まれるため、スパイス類に不安がある場合は表示を確認してください。スコッチボネット系の唐辛子は香りが強く辛みも鋭いので、初回は生地に入れる量を5g以下にし、ソースの辛みは食卓で足すほうが失敗しにくいです。

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材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
90kcal
エネルギー
2.5g
タンパク質
4.5g
脂質
10.5g
炭水化物
1.5g
食物繊維
155mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

夕方の台所で油を温めると、最初に立つのはカレー粉の香りではなく、豆をすり潰した青い香りです。そこへクミン、ターメリック、唐辛子が重なり、小さな生地を落とすたびに鍋肌で泡が細かく弾ける。ガイアナのプローリー(Pholourie)は、見た目だけなら丸い揚げパンですが、噛むと中に黄割りえんどう豆のほくっとした香りが残ります。

プローリーは、ガイアナ、トリニダード・トバゴ、スリナムなどで食べられるインド系カリブの軽食です。ガイアナでは、家族の集まり、誕生日、宗教行事、屋台やベーカリーの軽いおやつとして語られることが多く、甘酸っぱいタマリンドソースやマンゴーサワーをつけて食べます。

この記事では、ミックス粉ではなく乾燥の黄割りえんどう豆を浸水してすり潰す作り方に寄せます。日本の台所で迷いやすいのは、豆の粗さ、生地のゆるさ、油温、ソースの酸味です。そこを工程ごとに切り分けると、外は薄くカリッと、中は重すぎない豆の揚げ団子に近づきます。

ガイアナのペッパーポットが祝日の黒い煮込みなら、プローリーは手でつまむ黄色い入口です。同じインド系カリブの屋台料理としては、トリニダードのダブルスにも近く、豆、スパイス、酸っぱいソースの組み合わせを知ると、カリブ海の食卓が一気に見えやすくなります。

プローリーとは、ガイアナの豆粉揚げ

プローリーをタマリンドソース、マンゴー風ソース、ライムと一緒に食卓へ出したところ
プローリーは小さく揚げて、甘酸っぱいソースをつけながらつまむ

プローリーは、黄割りえんどう豆、またはスプリットピー粉と小麦粉を合わせ、にんにく、玉ねぎ、唐辛子、ターメリック、クミンなどで香りをつけた生地を丸く揚げる料理です。英語圏では pholourie、phulourie、phoulourie など表記に揺れがあります。

ガイアナ式で面白いのは、豆の存在感です。小麦粉だけの揚げ生地ではなく、豆を水で戻してすり潰すと、揚げたあとにほんのり粒の香りが残ります。表面はカリッとしていても、中はパンのように伸びるのではなく、ふかっと崩れる食感です。

見るポイント プローリーで大切なこと
現地名 Pholourie。ガイアナ、トリニダード・トバゴ、スリナムなどで食べられる
主材料 黄割りえんどう豆、小麦粉、ターメリック、クミン、にんにく、唐辛子
食べ方 タマリンドソース、マンゴーサワー、ペッパーソースをつけて手でつまむ
日本で守る軸 豆の香り、ゆるめの生地、170度台の油温、甘酸っぱいソース
代替の限界 ひよこ豆粉や小麦粉だけでも作れるが、黄割りえんどう豆の香りは弱くなる

地域差も少しあります。ガイアナの家庭レシピでは、浸水したスプリットピーをすり潰して使う説明がよく出てきます。トリニダード・トバゴでは dhal pholourie と呼ばれ、粉にした豆やミックス粉を使う作り方も見かけます。スリナムでは同じ料理がインド系移民の食文化と結びつき、チャツネや辛いソースと一緒に軽食として食べられます。日本で作るなら、国名をひとつに固定して正解探しをするより、豆の香り、ターメリックの黄色、酸っぱいソース、つまんで食べる小ささを守るほうが台所では再現しやすいです。

カリブの揚げものとしては、ブラジル北東部のアカラジェと並べると、豆を揚げる文化の違いが見えます。アカラジェは黒目豆とデンデ油が濃く、プローリーは黄割りえんどう豆とスパイスで軽くつまむ方向です。

買い出しで外したくないもの

プローリーは、小麦粉や油よりも、黄割りえんどう豆、タマリンド、辛みの香りで印象が変わります。黄割りえんどう豆は輸入食材店や豆専門店で探し、見つからない場合は黄色いレンズ豆よりも、ひよこ豆粉と薄力粉を混ぜるほうが揚げ生地としては安定します。ただし、黄割りえんどう豆を浸水してすり潰したときの青い豆香は薄くなります。

タマリンドは、プローリーのためだけに買っても余りにくい調味料です。トリニダードのダブルスのチャツネ、タイやインドの酸味づけ、カレーの仕上げにも回せます。辛みは生のスコッチボネットが手に入れば理想ですが、入手が不安定なので、香りのあるペッパーソースで食卓調整にするのが現実的です。

生地の硬さと失敗しやすいところ

硬すぎる生地、ゆるすぎる生地、ちょうどよいプローリー生地を並べて比べたところ
プローリーは生地の硬さで揚げ上がりが変わる。スプーンから重く落ちる硬さを狙う

プローリーで一番起きやすい失敗は、油温ではなく生地の水分です。粉を増やしすぎると中が詰まり、ゆるすぎると油の中で尾を引いた形になります。最初の1個を試し揚げし、形と断面を見てから全量を揚げると立て直しやすいです。

困った状態 原因 直し方
中が重く、団子のように詰まる 豆ペーストが細かすぎる、粉が多い、休ませ不足 ぬるま湯10mlを加えて混ぜ、10分休ませてから試し揚げする
油の中で平たく広がる 水分が多い、油温が低い 薄力粉大さじ1を足し、油温を170度台へ戻す
外だけ濃く色づき、中が湿る 油温が高い、玉が大きい 165から170度へ下げ、直径3cm以内にする
香りがぼやける クミンと唐辛子が弱い、塩が足りない 生地に塩ひとつまみとクミン小さじ1/4を足し、ソースで酸味を補う
ソースが酸っぱすぎる タマリンド濃度が強い 砂糖小さじ1と水大さじ1を足し、弱火で1分だけ温める

黄割りえんどう豆が買えない場合、ひよこ豆粉80g、薄力粉160g、水180mlで作ると、揚げ生地としてはまとまります。ただし、ガイアナの家庭で語られる「豆を浸水してすり潰す」香りからは離れるので、初回だけ代替、次回は豆を探すという順番がおすすめです。

食べ方と献立のつなげ方

プローリーは、熱々をソースへ軽く沈めて食べます。べったり浸すより、表面の半分だけタマリンドソースをつけると、揚げた表面の軽さが残ります。食卓ではマンゴーサワー、きゅうり、ライムを横に置くと、酸味と辛みを各自で調整できます。

夕食に組み込むなら、肉の主菜を強くしすぎず、豆とスパイスの軽食として出すとまとまります。ペッパーポットの前菜にするとガイアナ寄りの流れになり、トリニダードのペラウやジャークチキンと並べると、カリブ海の屋台寄りの食卓になります。

揚げたてが一番ですが、余った分は完全に冷ましてから保存容器に入れ、冷蔵で翌日までに食べ切ります。冷凍する場合は1個ずつ離して凍らせ、保存袋へ移して2週間以内。温め直しは電子レンジだけだと表面が柔らかくなるので、600Wで20秒温めてからトースター180度で3分焼くと戻しやすいです。

よくある質問

黄割りえんどう豆の代わりにレンズ豆で作れますか?

黄色いレンズ豆でも揚げ生地にはなりますが、戻りが早く水分を吸いやすいので、生地がゆるくなりやすいです。使う場合は浸水を2時間に短くし、すり潰す水を60mlから始めてください。香りは黄割りえんどう豆より軽くなります。

浸水なしで作れますか?

スプリットピー粉を使えば浸水なしでも作れます。ただ、粉だけの生地は豆の粒感が弱く、油を吸うと重くなりやすいです。乾燥豆から作る場合は8時間以上の浸水を前提にしたほうが、プローリーらしい香りと食感に寄せられます。

ノンフライヤーやオーブンで作れますか?

丸い揚げ団子の表面を一気に固める料理なので、ノンフライヤーやオーブンでは別物になりやすいです。油を減らしたい場合は、小さめの鍋で深さ5cmを確保し、1回の個数を減らして油温を安定させるほうが失敗しません。

タマリンドが苦手な場合、何を添えればよいですか?

マンゴーチャツネ40gにライム果汁小さじ2、クミン少量、塩ひとつまみを混ぜると、甘酸っぱい方向を保てます。ウスターソースだけだと日本の揚げ物に寄りすぎるので、酸味と果物の甘みを足すのがポイントです。

作り置きできますか?

生地は休ませたあと冷蔵で6時間までなら持ちます。冷えた生地は硬くなるので、揚げる前に室温で20分戻し、スプーンから重く落ちるか確認してください。揚げたプローリーは翌日までに温め直して食べるのが一番です。

主な参考リンク

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