黄色いじゃがいも生地に鶏肉とアボカドを重ねたペルーのカウサ・リメーニャ
🔪下準備45分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理ペルー料理
南米レシピ

カウサ・リメーニャの作り方|ペルー冷製ポテト

50分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: じゃがいもを皮つきでゆでる(25〜30分)
STEP 11 / 9

じゃがいもを皮つきでゆでる(25〜30分)

じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま鍋に入れます。かぶるくらいの水と塩小さじ1を加え、中火でゆっくりゆでます。竹串が中心まで抵抗なく入れば十分です。強火でぐらぐら煮ると、表面から水を吸って生地がゆるくなります。

手順2: 熱いうちに皮をむいてつぶす(8分)
STEP 22 / 9

熱いうちに皮をむいてつぶす(8分)

やけどに注意しながら皮をむき、熱いうちにマッシャーかポテトライサーでつぶします。できれば一度つぶした後、もう一度網やざるでこすと口当たりがよくなります。冷めてからつぶすと粘りが出やすいので、ここは少し急ぎます。

手順3: じゃがいもを少し冷ましてから味を入れる(10分)
STEP 33 / 9

じゃがいもを少し冷ましてから味を入れる(10分)

つぶしたじゃがいもを広げ、湯気が落ち着くまで冷まします。温かさが残る程度になったら、アヒアマリージョペースト、ライム果汁、油、塩、白こしょうを加えます。熱すぎるうちにライムを入れると香りが飛び、冷たすぎると油がなじみにくくなります。

手順4: 生地を手で練って硬さを確認する(3分)
STEP 44 / 9

生地を手で練って硬さを確認する(3分)

手袋をして、じゃがいもを軽くこねます。耳たぶより少し硬いくらいが目安です。ぽろぽろするなら油小さじ1、ゆるいならラップをせずに冷蔵庫で10分置いて水分を飛ばします。ここで水を足すと後で崩れます。

手順5: 鶏肉をゆでてほぐす(15分)
STEP 55 / 9

鶏肉をゆでてほぐす(15分)

鶏むね肉を小鍋に入れ、かぶるくらいの水、塩少々、あれば酒小さじ2を加えて弱めの中火でゆでます。沸いたら弱火にし、ふたをして10分。火を止めて5分置き、中心まで火が通ったら取り出して細くほぐします。温度計がある場合は中心温度75度C以上を確認します。

手順6: 具を作る(5分)
STEP 66 / 9

具を作る(5分)

玉ねぎは細かく刻み、水に5分さらして辛味を抜き、水気をよく絞ります。ほぐした鶏肉、マヨネーズ、ライム果汁、塩、白こしょうを混ぜます。具は全体がまとまり、スプーンですくっても水っぽい調味液が残らない状態にします。少し濃いめで構いませんが、水っぽくならないよう、マヨネーズは一気に入れず様子を見ます。

手順7: 型にじゃがいも、アボカド、具を重ねる(10分)
STEP 77 / 9

型にじゃがいも、アボカド、具を重ねる(10分)

皿にレタスを敷き、セルクルを置きます。じゃがいも生地の半量を底に敷き、指かスプーンで平らにします。薄切りのアボカドを重ね、鶏肉の具をのせます。残りのじゃがいも生地を上からかぶせ、表面をならします。強く押すより、隙間を埋めるように整える方がきれいです。

手順8: 冷蔵庫で冷やす(60分以上)
STEP 88 / 9

冷蔵庫で冷やす(60分以上)

型ごとラップをかけ、冷蔵庫で1時間以上冷やします。時間があれば2時間。冷やしている間にじゃがいも生地が締まり、具と層がなじみます。急ぐ場合でも、冷凍庫に入れて表面だけ凍らせるのは避けます。

手順9: 仕上げる(5分)
STEP 99 / 9

仕上げる(5分)

セルクルの内側にナイフをそっと入れ、ゆっくり型を外します。輪切りのゆで卵、黒オリーブ、パセリをのせ、皿にアヒアマリージョソースを少量添えます。切り分ける場合は、包丁を濡らして一切れごとに拭くと断面が崩れにくくなります。

丸い型がなければ、保存容器にラップを敷いて長方形に作れます。押し寿司のように成形し、冷やしてからひっくり返してください。紙コップを輪切りにして小さな型にする方法もありますが、熱い生地を入れないこと、紙のにおいが移らないことを確認してください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
6品目

黄色いじゃがいも生地

材料 分量 代替・備考
男爵またはキタアカリ 800g インカのめざめならより黄色く仕上がる
アヒアマリージョペースト 大さじ2 代用ソースなら大さじ2と1/2から調整
ライム果汁 大さじ3 レモン果汁大さじ2と米酢小さじ2でも可
米油またはサラダ油 大さじ3 香りの弱い油を使う
小さじ1と1/4 じゃがいもの量で調整
白こしょう 少々 黒こしょうでも可
7品目

鶏肉とアボカドの具

材料 分量 代替・備考
鶏むね肉 1枚(約300g) ささみ4本、ツナ缶2缶でも可
玉ねぎ 1/4個 紫玉ねぎなら香りがよい
マヨネーズ 大さじ4 酸味のあるマヨネーズが合う
ライム果汁 小さじ2 レモン果汁でも可
アボカド 1個 固すぎるものは避ける
小さじ1/4 具の味見で調整
白こしょう 少々
5品目

飾り

材料 分量 代替・備考
ゆで卵 2個 かたゆで
黒オリーブ 8粒 種なしが扱いやすい
レタス 4枚 サニーレタスでも可
パセリ 少量 香菜でもよいが香りは強くなる
アヒアマリージョソース 適量 皿に少量添える
アレルギーと食品安全

このレシピには卵、鶏肉、大豆を含む可能性があるマヨネーズ、魚を使う場合は魚介類が含まれます。鶏肉は中心まで火を通し、ほぐした後は常温に長く置かず、粗熱が取れたら早めに冷蔵庫へ入れてください。持ち寄りにする場合は保冷剤を使います。


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📊 栄養情報(1人分)
130
kcal
5.8g
タンパク質
7.3g
脂質
10.8g
炭水化物
1.8g
食物繊維
245mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

黄色いじゃがいも生地

材料 分量 代替・備考
男爵またはキタアカリ 800 g インカのめざめならより黄色く仕上がる
アヒアマリージョペースト 大さじ2 代用ソースなら大さじ2と1/2から調整
ライム果汁 大さじ3 レモン果汁大さじ2と米酢小さじ2でも可
米油またはサラダ油 大さじ3 香りの弱い油を使う
小さじ1と1/4 じゃがいもの量で調整
白こしょう 少々 黒こしょうでも可

鶏肉とアボカドの具

材料 分量 代替・備考
鶏むね肉 1 枚(約300 g) ささみ4 本、ツナ缶2缶でも可
玉ねぎ 1/4 個 紫玉ねぎなら香りがよい
マヨネーズ 大さじ4 酸味のあるマヨネーズが合う
ライム果汁 小さじ2 レモン果汁でも可
アボカド 1 個 固すぎるものは避ける
小さじ1/4 具の味見で調整
白こしょう 少々

飾り

材料 分量 代替・備考
ゆで卵 2 個 かたゆで
黒オリーブ 8粒 種なしが扱いやすい
レタス 4 枚 サニーレタスでも可
パセリ 少量 香菜でもよいが香りは強くなる
アヒアマリージョソース 適量 皿に少量添える
アレルギーと食品安全

このレシピには卵、鶏肉、大豆を含む可能性があるマヨネーズ、魚を使う場合は魚介類が含まれます。鶏肉は中心まで火を通し、ほぐした後は常温に長く置かず、粗熱が取れたら早めに冷蔵庫へ入れてください。持ち寄りにする場合は保冷剤を使います。


冷たいじゃがいもが、ちゃんとごちそうになる瞬間

夏の台所で火を長く使いたくない日、冷蔵庫から黄色いカウサを取り出すと、少しだけ食卓の空気が変わります。じゃがいもなのに重たくない。マヨネーズの具が入っているのに、ライムの酸味で後味が軽い。フォークを入れると、黄色いポテト、アボカド、鶏肉の層がすっと分かれて、冷製前菜と家庭料理のちょうど真ん中に着地します。

カウサ・リメーニャ(causa limena / causa limeña)は、ペルー・リマを代表する冷製のじゃがいも料理です。黄色いじゃがいもをゆでてつぶし、アヒアマリージョ、ライム、油、塩で練った生地に、鶏肉やツナ、アボカド、ゆで卵、黒オリーブを重ねます。日本の感覚で近いものを探すなら、ポテトサラダを押し寿司のように成形した料理。ただし味の芯はマヨネーズではなく、黄色い唐辛子とライムの香りにあります。

日本で作るときに悩むのは、じゃがいもとアヒアマリージョです。ペルーのパパ・アマリージャのような黄色く粉質のじゃがいもは、近所のスーパーでいつでも買えるわけではありません。アヒアマリージョも輸入食材店や通販頼みになりがちです。だからこの記事では、男爵、キタアカリ、インカのめざめなどでどこまで寄せるか、ペーストがない日はアヒアマリージョ代用ソースでどう調整するかを具体的に分けます。

同じペルー料理でも、刺身用の魚を扱うセビーチェより気軽で、強火で一気に炒めるロモサルタードより作り置きに向きます。持ち寄り、休日の前菜、肉料理の前に置く一皿として覚えておくと、ペルー料理の食卓が一段広がります。

表記について

スペイン語表記は causa limeña です。日本語では「カウサ・リメーニャ」「カウサ・レジェーナ」と書かれることがあります。rellena は「詰めた、具入り」の意味で、鶏肉やツナを重ねたものを causa rellena と呼ぶこともあります。


背景 — じゃがいも、黄色い唐辛子、リマの冷たい前菜

カウサの話をすると、必ずじゃがいもに戻ります。ペルーはアンデスのじゃがいも文化を持つ国で、料理の土台にじゃがいもがよく登場します。カウサでは、そのじゃがいもをただの付け合わせではなく、料理の外側、味の骨格、見た目の色まで担う主役にします。

ペルー公式情報サイトの Peru.info は、カウサの由来についていくつかの説を紹介しています。ひとつは独立運動の時期、女性たちが兵士のために資金を集める目的で、ゆでたじゃがいもをアヒアマリージョで味付けして売ったという話。もうひとつは太平洋戦争期に「para la causa(大義のために)」の掛け声とともに売られたという説です。さらに、インカ時代の「kausaq(生命を支えるもの)」という語に結びつける説もあります。

どの説が決定打かを家庭の台所で断定する必要はありません。大事なのは、カウサが単なる飾り前菜ではなく、じゃがいもを主食としてきた土地の記憶を持っていることです。だから日本で作るときも、じゃがいもを軽く扱うと味が薄くなります。なめらかさ、酸味、黄色い香り、この三つを守ると、冷たいじゃがいもが「作り置きのポテト」ではなくカウサになります。ペルー料理全体の流れをつかみたい場合は、ペルー料理のまとめからセビーチェ、ロモサルタード、黄色い唐辛子の使い方を一度見ておくと、カウサの位置づけが分かりやすくなります。

日本で守るべき核

要素 ペルーの基本 日本での現実的な着地点
じゃがいも パパ・アマリージャなど黄色く粉質のじゃがいも 男爵、キタアカリ、インカのめざめ。メークインは粘りが強いので避ける
黄色い辛味 アヒアマリージョ ペーストがあれば最優先。なければ黄パプリカ代用ソースを少量使う
酸味 ペルーの小ぶりなライムやレモン ライムが最適。なければ国産レモンと米酢を少し合わせる
植物油 米油、太白ごま油、サラダ油。オリーブオイルは香りが強いので控えめ
鶏肉、ツナ、海老、蟹、アボカド 最初は鶏むねかツナ。水気の少ない具にする

南米の家庭料理では、主食になる食材を一皿の中心に据える料理が多くあります。じゃがいもを重ねるカウサ、三種のじゃがいもでとろみを作るコロンビアのアヒアコ、とうもろこしを焼き固めるチリのパステル・デ・チョクロ、パラグアイのチパグアスを並べて考えると、南米料理が肉だけではないことがよく分かります。

カウサは冷やして完成する

作った直後に食べると、じゃがいもの酸味と油がまだ浮いて感じられます。冷蔵庫で最低1時間、できれば2時間冷やすと、じゃがいも生地が締まり、切ったときに層が崩れにくくなります。


日本の台所での買い出し — 代替できるもの、できないもの

カウサ・リメーニャに使うじゃがいも、アヒアマリージョ、ライム、鶏肉、アボカド、卵、黒オリーブ
カウサの買い出しは、じゃがいもの粉質、黄色い辛味、ライムの酸味を押さえると迷いにくい

カウサで一番失敗しやすいのは、具ではなくじゃがいもです。水分の多いじゃがいもを使うと、いくら冷やしても層がだれます。メークインは煮崩れしにくい長所がありますが、カウサではその粘りが裏目に出ます。男爵かキタアカリ、見つかればインカのめざめを選んでください。

アヒアマリージョペーストは、買えるなら使う価値があります。カウサは黄色いじゃがいも生地そのものを味わう料理なので、ロモサルタードのように醤油や肉の香りで隠れません。ただし、ペーストがない日でも諦めなくて大丈夫です。黄パプリカを焼いて唐辛子とライムでまとめた代用ソースを大さじ2ほど入れれば、色と香りの方向は十分近づきます。

材料 最適 代替 避けたいもの
じゃがいも インカのめざめ、キタアカリ 男爵 メークイン、新じゃがだけで作ること
アヒアマリージョ ペースト、冷凍唐辛子 黄パプリカ代用ソース タバスコだけ、一味だけ
酸味 ライム レモン + 米酢少量 穀物酢だけを多く入れること
鶏むね、ツナ、海老 ささみ、カニカマ、白身魚 汁気の多い惣菜サラダ
飾り 黒オリーブ、ゆで卵、レタス ケーパー、パセリ 水っぽいトマトを大量に乗せること

買い出しで見る価値があるもの

アヒアマリージョと粉質のじゃがいもは、近所で見つからないことがあります。最初から全部を通販に寄せる必要はありませんが、黄色い辛味と成形道具だけは一度そろえると、カウサ以外のペルー料理にも回せます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

鶏肉、ツナ、野菜 — 具の分岐を知ると失敗しない

カウサは家庭ごとの幅が広い料理です。TVPeruのレシピでは鶏肉、にんじん、グリーンピース、マヨネーズを使い、Peru.infoのレシピページではアボカド、トマト、卵、蟹や海老などの具も候補にしています。つまり「この具でなければカウサではない」と固く考えるより、水分が出ない具を選び、黄色いじゃがいも生地を主役にすることが大切です。

向く場面 注意点
鶏肉 食事感を出したい日、子どもも食べる日 ゆですぎるとぱさつく。マヨネーズとライムで調整
ツナ 買い置きで作る日 油漬けは油をよく切る。水煮はマヨネーズを少し増やす
海老 前菜として華やかにしたい日 ゆでた後に水気を拭く。長く置くと臭みが出やすい
アボカド多め 肉を軽くしたい日 変色しやすいのでライムを振る
野菜だけ 夏の軽い前菜 きゅうりやトマトは水分を抜いてから使う

ツナで作る場合は、ツナ缶2缶の油または水分をよく切り、マヨネーズ大さじ3、玉ねぎ、ライムで和えます。鶏肉より味がはっきりするので、黒こしょうを少し強めにするとまとまります。海老を使うなら、ゆでた海老を小さく切り、マヨネーズを控えめにして、レタスとアボカドを多めにすると前菜らしくなります。鶏肉とアボカドの組み合わせをもっとパン寄りに楽しみたい日は、ベネズエラのレイナ・ペピアーダも相性の近い料理です。

水分が出る具は別皿に

トマト、きゅうり、玉ねぎ多めのサルサはカウサに合いますが、層の中に入れると水分で崩れます。使うなら、種を除いて塩を振り、水気を拭いてから少量だけ。たっぷり食べたい場合は別皿に添えます。


崩れる、酸っぱい、重たい — よくある失敗と直し方

直す順番

カウサが決まらないときは、塩を足す前に水分を疑います。冷たい料理は味を足したくなりますが、ゆるい生地に調味料を足すほど崩れやすくなります。まず水分、次に酸味、最後に塩と辛味の順で見直してください。

断面が崩れる

原因は水分です。じゃがいもを皮なしでゆでた、ゆですぎた、メークインを使った、具の水気を切らなかった、冷やし時間が短かった。このどれかが多いです。すでにゆるい場合は、ラップなしで冷蔵庫に20分置く、またはじゃがいも生地に乾いたマッシュポテト少量を混ぜます。パン粉で吸わせると味が別方向になるので、最後の手段にしてください。

酸味が強すぎる

カウサは冷えると酸味が少し丸くなります。作りたてで少し酸っぱい程度なら、そのまま冷やして大丈夫です。明らかに酸っぱい場合は、じゃがいも生地を少し取り分けて追加し、油小さじ1をなじませます。砂糖で直すとポテトサラダ寄りになるため、入れてもひとつまみまで。

味がぼんやりする

塩とアヒアマリージョが足りないことが多いです。冷製料理は温かい料理より味が弱く感じられるので、成形前の生地は「少し濃いかな」と思うくらいでちょうどよくなります。ただし塩だけで追うと重くなるため、ライム、黄色い辛味、油のバランスで調整してください。

マヨネーズ味が前に出る

具にマヨネーズを入れすぎると、カウサではなくポテトサラダの印象になります。鶏肉やツナがまとまる最小量から始め、足りなければ小さじ単位で増やします。キユーピーのような酸味のあるマヨネーズは相性がよいですが、入れすぎると全体を支配します。


保存と作り置き — 持ち寄りなら前日仕込みが向く

切り分けたカウサ・リメーニャ。黄色いじゃがいも、アボカド、鶏肉の層が見える
カウサは冷やすほど切りやすくなる。持ち寄りなら前日に生地と具を仕込むと楽

カウサは作り置き向きですが、マヨネーズと鶏肉を使うため温度管理は必要です。成形後は冷蔵で翌日までがもっともおいしい状態。残った分は冷蔵で2日を目安にし、長くても3日以内に食べ切ります。食卓に出したまま長時間置いたものを再び保存するのは避けてください。

前日に準備するなら、じゃがいも生地と具を別々に作り、当日の朝に重ねる方法が安定します。すでに成形しておく場合は、表面にラップを密着させ、においの強い食材の近くに置かないようにします。アボカドは変色しやすいため、切った面にライムを軽く振ってから使います。

冷凍はおすすめしません。じゃがいも生地が解凍時にざらつき、マヨネーズの具も分離しやすくなります。どうしても余ったら、翌日に小さく丸めて、片栗粉を薄くまぶして焼くと別料理として食べやすくなります。ただし、これはカウサらしい冷たい食感ではなくなります。


ペルー料理の食卓に組み込む

カウサは前菜としてとても優秀です。酸味があり、冷たく、見た目に黄色い。だから、味の強い料理の前に置くと食卓が整います。セビーチェと並べるなら、カウサの具は鶏肉にして、魚介が重ならないようにします。ロモサルタードをメインにするなら、カウサを小さめに作ると、じゃがいも同士でも重くなりすぎません。

南米の食卓として広げるなら、ブラジルのフェイジョアーダシュラスコの前菜にしても面白いです。肉の前に冷たいじゃがいもを置くと、口が一度リセットされます。南米料理をまとめて知りたい場合は、南米料理のまとめから国ごとの主食、肉料理、魚料理をたどれます。

南米の粉もの・芋料理へ広げる

冷たいじゃがいものカウサを作ったら、とうもろこし生地のカチャパ、小麦トルティーヤで豆を包むバレアダ、キャッサバを添えるモフォンゴへ進むと、南米・カリブ海の主食の幅が見えてきます。

献立例

場面 組み合わせ 理由
夏の休日ランチ カウサ、セビーチェ、冷たいお茶 火を使う時間が短く、酸味で軽い
ペルー料理の日 カウサ、ロモサルタード、白ごはん 前菜、炒め物、主食の流れが作れる
肉料理の前菜 小さめカウサ、シュラスコ、ヴィナグレッチ 冷たい前菜と炭火肉の対比が出る
持ち寄り 長方形カウサ、取り分け用レタス 切り分けやすく、見た目が崩れにくい

出す温度とサイズ

冷蔵庫から出した直後のカウサは切りやすい一方で、香りは少し閉じています。食卓に出す5分前に冷蔵庫から出し、飾りの卵とオリーブだけ最後にのせると、じゃがいもの酸味とアヒアマリージョの香りが立ちます。メインの前菜なら直径8〜10cmの小さな丸型、休日ランチの主役なら長方形にして厚めに切ると食べ応えが出ます。

肉料理と合わせる日は、カウサを大きくしすぎないことも大切です。じゃがいも料理なので、ロモサルタードのフライドポテトやシュラスコのファロファと一緒に出すと、主食感が重なります。小さな一切れを前菜として置き、酸味で食欲を起こしてから温かい料理へ進む流れにすると、ペルー料理の日らしいリズムになります。


よくある質問

FAQの読み方

ここでは買い出しと保存で迷いやすい点だけを先に潰します。アヒアマリージョ、じゃがいもの加熱、前日仕込みの三つを押さえれば、初回でも大きく外しにくくなります。

アヒアマリージョペーストがない場合、何で代用できますか?

黄パプリカを焼き、少量の唐辛子、ライム、油、塩でペーストにした代用ソースが一番扱いやすいです。辛さだけなら一味唐辛子でも足せますが、カウサでは黄色い色と果実味が大事なので、粉唐辛子だけでは味が平たくなります。詳しい配合はアヒアマリージョ代用ソースにまとめています。

じゃがいもは電子レンジで加熱しても作れますか?

作れます。水を吸いにくいので、むしろ成形は安定しやすいです。じゃがいもを洗ってラップで包み、600Wで8〜10分を目安に加熱し、途中で上下を返します。芯が残るとつぶしたときに粒が残るため、竹串で確認してください。加熱後は熱いうちに皮をむき、すぐにつぶします。

ツナ缶で作る場合の分量は?

ツナ缶2缶、玉ねぎ1/4個、マヨネーズ大さじ3、ライム果汁小さじ2、塩少々が目安です。油漬けなら油をよく切り、水煮なら水気を絞ってから使います。ツナは味が強いので、アボカドを少し厚めに入れると全体が丸くなります。

前日に作ってもおいしいですか?

はい、前日仕込みに向いています。じゃがいも生地と具を別々に作って冷蔵し、当日に成形するのが最もきれいです。成形まで済ませる場合は、ラップを密着させて冷蔵し、食べる直前に卵とオリーブを飾ってください。

お弁当に入れられますか?

保冷できる環境なら可能ですが、常温で持ち歩く弁当には向きません。マヨネーズと鶏肉を使うため、保冷剤と保冷バッグを使い、長時間の屋外放置は避けてください。夏場は家庭内の前菜や持ち寄り向けと考えた方が安心です。

ベジタリアン向けにできますか?

できます。鶏肉の代わりに、よく水切りした豆、アボカド、きゅうり、トマト、コーンを使います。マヨネーズは卵不使用のものに替えてください。水分の出る野菜は塩を振って軽く水気を抜き、層の中心に入れすぎないことがポイントです。パベリョン・クリオージョの黒豆や、ワチェの豆ごはんのように、豆を主役にする料理と並べると、肉なしの南米・西アフリカ献立にもできます。


参考文献

参照方針

歴史の由来はペルー公式情報を優先し、家庭向けの分量と保存感覚は複数のレシピ資料で照合しました。本文では日本の台所で再現しやすいように、じゃがいも、辛味、酸味、成形の判断へ置き換えています。

家庭向けの分量・保存・英語圏の説明は次の資料も照合しました。

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行カウサ・リメーニャの作り方|ペルー冷製ポテト
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-america/peru/causa-limena
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月12日
主な参考リンク
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