鶏肉、ゆで卵、青ねぎ、フライドガーリック、カラマンシーをのせたフィリピンのアロスカルド
🔪下準備25分
🔥調理55分
🍽️分量4
🌍料理フィリピン料理
東南アジアレシピ

アロスカルドの作り方|フィリピン鶏しょうが粥

26分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 鶏肉に下味をつける
STEP 11 / 6

鶏肉に下味をつける

所要時間10分

鶏もも肉600gを4cm角に切り、厚い脂だけを取り除きます。ボウルに鶏肉、パティス大さじ1、しょうが薄切りの半量、にんにくのみじん切り半量、黒こしょう小さじ1/6を入れ、手袋で2分もみ込みます。この工程は火を使いません。表面に魚醤が薄くまとわり、ボウルの底に水っぽい調味液が大さじ1ほど残る状態で止めます。

手順2: 香味野菜を炒める
STEP 22 / 6

香味野菜を炒める

所要時間5分

厚手の鍋に米油大さじ2を入れ、中弱火で1分温めます。玉ねぎ120g、残りのにんにく、残りのしょうが薄切りを入れ、木べらで混ぜながら4分炒めます。にんにくが薄いきつね色になり、玉ねぎの角が透き通って、しょうがの香りが立つ状態が目安です。強火にするとにんにくが苦くなるので、鍋底から細かい泡が出る程度に抑えます。

手順3: 鶏肉と米を炒める
STEP 33 / 6

鶏肉と米を炒める

所要時間8分

鍋を中火に上げ、下味をつけた鶏肉を入れて5分炒めます。鶏肉の表面が白っぽく変わり、皮の一部に淡い焼き色がついたら、洗って水気を切った日本米150gともち米75gを加えます。さらに3分炒め、米粒につやが出て、鍋底に張り付いた香味野菜が木べらで自然にはがれる状態にします。米を焦がす必要はなく、油と鶏のうま味をまとわせる工程です。

手順4: 弱火で煮る
STEP 44 / 6

弱火で煮る

所要時間35〜40分

水または鶏だし1.4L、カスバまたはアナトー油小さじ1、塩小さじ1/2を加え、強火で2分ほど沸騰させます。大きな泡が出たら弱火に落とし、ふたを少しずらして35分煮ます。5分ごとに鍋底をなぞり、米が底に固まらないようにします。中心温度が74℃以上になり、米粒の角が崩れ、煮汁がふつふつ小さく泡立つ状態が目安です。木べらで混ぜると鍋底が一瞬見え、粥がとろりと戻るくらいの粘度にします。水分が半分以下に減ったら熱湯200mlを足します。

手順5: 鶏肉をほぐす
STEP 55 / 6

鶏肉をほぐす

所要時間8分

火を止め、鶏肉をまな板へ取り出して2分休ませます。熱いのでフォーク2本を使い、繊維に沿って幅1cmほどにほぐします。骨付き肉を使った場合は骨片を取り除きます。ほぐした鶏肉を鍋へ戻し、弱火で5分温めます。粥をすくうと米がとろりと流れ、鶏肉が繊維ごとにほぐれて汁になじむ状態で次へ進みます。

手順6: 味を決めて盛る
STEP 66 / 6

味を決めて盛る

所要時間4分

火を弱火のまま、パティス大さじ1を加えて1分温めます。味見をし、塩気が足りなければパティス小さじ1を追加します。粥の表面がふつふつ小さく泡立ち、鶏肉まで湯気が通り、とろみが切れず米粒と鶏肉がなじんだら火を止めます。器に粥を盛り、ゆで卵、フライドガーリック、青ねぎ、しょうがのせん切り、黒こしょうをのせます。仕上げは火を止めてから行い、フライドガーリックが粥で沈み切らず、青ねぎの緑が残る状態で食卓へ出します。カラマンシーまたはすだちは食べる直前に搾ります。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

鶏もも肉、米、しょうが、にんにく、玉ねぎ、パティス、アナトー、ゆで卵、青ねぎ、カラマンシーを並べたアロスカルドの材料
アロスカルドは、米と鶏肉を同じ鍋で煮て、しょうがとパティスで輪郭を作る
12品目

主材料

材料 分量 役割
鶏もも肉 600g 骨付きなら700g。だしと具を兼ねる
日本米 1合、150g 粘りを出す中心。洗って水気を切る
もち米 0.5合、75g とろみを足す。全量日本米でも作れる
玉ねぎ 120g 7mm角に刻み、甘みを作る
しょうが 40g 30gは薄切り、10gはせん切りにする
にんにく 4片、20g みじん切り。焦がすと苦いので弱めの火で使う
米油 大さじ2 香味野菜と米を炒める
水または鶏だし 1.4L 米を崩す煮汁。市販の無塩鶏だしでもよい
パティス 大さじ2 塩気とうま味。最後に小さじ1で調整する
小さじ1/2 魚醤の塩気に合わせて加減する
黒こしょう 小さじ1/3 仕上げに香りを立てる
カスバまたはアナトー油 小さじ1 黄色みを出す。香りは控えめ
5品目

仕上げ

材料 分量 役割
ゆで卵 4個 半分に切ってのせる
フライドガーリック 20g 食べる直前に散らして香ばしさを足す
青ねぎ 40g 小口切り。熱い粥にのせる
カラマンシーまたはすだち 4個分 くし形に切り、各自で搾る
追加のパティス 小さじ2 食卓で塩気を足す

このレシピは鶏肉、魚醤、卵を使います。魚介由来の調味料を避ける場合は、パティスを薄口しょうゆ大さじ1と塩小さじ1/3に置き換えます。鶏肉は中心温度74℃以上を目安に完全に火を通してください。ゆで卵とフライドガーリックは食べる直前にのせると、粥の中で香りがぼやけません。

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📊 栄養情報(1人分)
134
kcal
7.0g
タンパク質
4.5g
脂質
15.8g
炭水化物
0.5g
食物繊維
310mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|鶏肉、米、しょうがを一鍋で崩す

鶏もも肉、米、しょうが、にんにく、玉ねぎ、パティス、アナトー、ゆで卵、青ねぎ、カラマンシーを並べたアロスカルドの材料
アロスカルドは、米と鶏肉を同じ鍋で煮て、しょうがとパティスで輪郭を作る

主材料

材料 分量 役割
鶏もも肉 600 g 骨付きなら700 g。だしと具を兼ねる
日本米 1 合、150 g 粘りを出す中心。洗って水気を切る
もち米 0.5 合、75 g とろみを足す。全量日本米でも作れる
玉ねぎ 120 g 7mm角に刻み、甘みを作る
しょうが 40 g 30 gは薄切り、10 gはせん切りにする
にんにく 4 片、20 g みじん切り。焦がすと苦いので弱めの火で使う
米油 大さじ2 香味野菜と米を炒める
水または鶏だし 1.4L 米を崩す煮汁。市販の無塩鶏だしでもよい
パティス 大さじ2 塩気とうま味。最後に小さじ1で調整する
小さじ1/2 魚醤の塩気に合わせて加減する
黒こしょう 小さじ1/3 仕上げに香りを立てる
カスバまたはアナトー油 小さじ1 黄色みを出す。香りは控えめ

仕上げ

材料 分量 役割
ゆで卵 4 個 半分に切ってのせる
フライドガーリック 20 g 食べる直前に散らして香ばしさを足す
青ねぎ 40 g 小口切り。熱い粥にのせる
カラマンシーまたはすだち 4 個分 くし形に切り、各自で搾る
追加のパティス 小さじ2 食卓で塩気を足す

このレシピは鶏肉、魚醤、卵を使います。魚介由来の調味料を避ける場合は、パティスを薄口しょうゆ大さじ1と塩小さじ1/3に置き換えます。鶏肉は中心温度74℃以上を目安に完全に火を通してください。ゆで卵とフライドガーリックは食べる直前にのせると、粥の中で香りがぼやけません。

しょうがの湯気で、朝の食卓がほどける

朝の台所で、しょうがを薄く切ると、まな板の上にきりっとした香りが立ちます。そこへにんにく、玉ねぎ、鶏肉、米を同じ鍋へ重ね、弱火で米の角を崩していく。アロスカルドは、派手な料理ではありません。けれど湯気の中にパティスの塩気、鶏のうま味、フライドガーリックの香ばしさが混じると、白いお粥とは別の方向へ食卓が動きます。

アロスカルド(arroz caldo)は、フィリピンで親しまれる鶏しょうが粥です。名前はスペイン語由来で「温かい米」「米のスープ」と訳されることがありますが、味の中心はフィリピンの台所です。魚醤のパティス、しょうが、揚げにんにく、カラマンシーの酸味が入り、朝食、軽食、体調を整えたい日の一杯として食べられます。

鍋のアロスカルド、ゆで卵、カラマンシー、フライドガーリックを囲むフィリピンの朝食卓
アロスカルドは、鍋ごと食卓に出して卵、青ねぎ、揚げにんにく、酸味を足しながら食べる

日本で作るときの難所は、材料の珍しさより火加減です。米をただ煮ると薄い雑炊になり、強く煮すぎると底が焦げて重くなります。最初に香味野菜と鶏肉を炒め、米に油をまとわせ、弱火でふつふつ煮ながら粘りを引き出す。この順番を守ると、家庭の鍋でもフィリピンらしい丸い味に寄せられます。

フィリピン料理を続けて作るなら、同じパティスやカラマンシーの酸味を使うシニガン、鶏肉を香りで食べるチキンイナサル、春巻きのルンピアンシャンハイにもつなげやすい一品です。

ルガウ、ゴト、アロスカルドの違い

フィリピンの米粥を調べると、ルガウ(lugaw)、ゴト(goto)、アロスカルドが並んで出てきます。どれも米を柔らかく煮る料理ですが、食べる場面と具の中心が少し違います。

名称 主な具 味の軸 日本で作る時の見方
ルガウ 米、しょうが、にんにく 塩気とだしを軽く効かせた米粥 もっとも素朴。体調が重い日の粥に近い
ゴト 牛胃、牛肉、内臓 内臓のうま味とにんにく 下処理の手間があるため家庭では上級
アロスカルド 鶏肉、米、しょうが 鶏だし、パティス、揚げにんにく 日本の台所で再現しやすい入口

アロスカルドは、鶏肉が入るぶん満足感があります。スペイン語名が付いているため洋風に見えますが、実際に口へ入る味は、しょうがと魚醤が支えるフィリピンの粥です。黄色みはカスバ(kasubha、紅花)やアツエテ(annatto、アナトー)で出すことがあります。色は大事ですが、香りの芯はしょうが、にんにく、パティスです。

買い出し導線|肉よりパティスと色付け素材を見る

パティス、米、フライドガーリック、アナトー、カラマンシーを並べたアロスカルドの買い出し材料
アロスカルドの買い出しで迷うのは、鶏肉よりパティス、色付け素材、米の選び方

鶏肉、卵、青ねぎは近所のスーパーで十分です。通販で見る価値があるのは、フィリピンのパティス、黄色みを足すアナトーやカスバ、軽い香りの輸入米です。最初の一回は日本米だけで作っても構いませんが、気に入ったら魚醤と米を替えると、粥の輪郭がかなり変わります。

パティスはナンプラーより丸く感じる銘柄もあり、アロスカルドの塩気をフィリピン料理へ寄せる近道です。しょうゆだけでも塩味は作れますが、湯気に残る魚醤の余韻は別物です。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

アナトーは必須ではありません。ただ、カスバが見つからない時に黄色みを補いやすく、チキンイナサルやベトナムのボーコーにも回せます。油大さじ2にアナトーシード小さじ1を弱火で2分温め、赤橙色になったら種を取り出して使います。

米は日本米だけでもまとまります。より軽い香りにしたい場合は、半量をジャスミンライスに替えます。粘りは弱くなりますが、魚醤としょうがの香りが立ちやすく、朝食の一杯として重くなりにくいです。

日本の台所で守る分岐表

アロスカルドは、米粥なので代替の幅はあります。ただし、全部を日本の雑炊へ寄せると別の料理になります。守るものと替えてよいものを分けると、買い出しで迷いません。

要素 守りたい理由 日本での現実的な選び方
しょうが アロスカルドの湯気を決める チューブではなく生のしょうがを40g使う
パティス 塩気だけでなく魚醤の余韻を作る フィリピンのパティスが理想。ナンプラーでも可
米の崩れ スープではなく粥にする 日本米ともち米を混ぜ、弱火で煮る
黄色み 食卓の印象を作る カスバ、アナトー油、ターメリック少量の順で自然
酸味 重さを切る カラマンシー、すだち、ライムのどれかを食卓で搾る

ターメリックで黄色くする場合は、小さじ1/4までにします。入れすぎるとカレー寄りの香りになり、しょうが粥の軽さが消えます。アナトーは色が中心で、味は強くありません。カスバは現地らしい雰囲気が出ますが、日本では見つけにくいため、初回から無理に探さなくても大丈夫です。

失敗原因|薄い、重い、鶏が固いを直す

水分が多い粥と、とろみが出た粥を並べ、青ねぎとフライドガーリックを横に置いたアロスカルドの失敗比較
アロスカルドは、米の崩れ方と煮汁の濃度で食べ心地が変わる

味が薄い

塩を増やす前に、パティスを小さじ1足して1分温めます。魚醤を入れてすぐは香りが立ちますが、米に塩気がなじむまで少し時間がかかります。それでも平らなら、フライドガーリックを増やすより、しょうがのせん切り5gとカラマンシーの酸味を足す方が輪郭が戻ります。

重くてべたつく

火が強すぎたか、煮詰めすぎています。熱湯150mlを足し、弱火で3分温め直します。冷めるとさらに固くなるため、食卓に出す時は「少しゆるい」くらいで止めます。もち米を多くしすぎると、翌日にはかなり固まります。作り置き前提ならもち米を50gに減らします。

鶏肉が固い

最初から細かく切りすぎると、煮ている間に水分が抜けます。4cm角か骨付きぶつ切りにし、煮てからほぐす方がしっとりします。胸肉を使う場合は35分煮続けず、20分で取り出してほぐし、最後の5分で戻すとぱさつきにくくなります。

しょうがが辛すぎる

しょうがを厚く切りすぎると、噛んだ時に辛さが前に出ます。薄切りは2mm、仕上げのせん切りは1mm幅を目安にします。辛さを抑えたい時は、仕上げのせん切りを省き、煮込み用だけで香りを出します。

保存と献立|朝食にも夜食にも回す

保存容器に入れたアロスカルド、別容器の青ねぎ、フライドガーリック、ゆで卵、温め直し用の小鍋
アロスカルドは粥本体とトッピングを分けて保存すると、温め直しても香りが残る

粥本体は粗熱を30分以内に取り、清潔な保存容器へ移します。冷蔵なら2日、冷凍なら2週間が目安です。ゆで卵、青ねぎ、フライドガーリック、カラマンシーは別にして、食べる直前にのせます。トッピングを入れたまま保存すると、香りが粥に沈み、青ねぎの色も悪くなります。

温め直しは鍋が向いています。粥1人分に水または鶏だし80mlを足し、弱火で6〜8分温めます。電子レンジなら耐熱容器に入れ、水大さじ3を足し、600Wで2分、混ぜてさらに1分30秒温めます。中心まで湯気が立ち、米がほぐれたら、パティス小さじ1/2で味を戻します。

献立にするなら、アロスカルドだけで朝食になります。しっかり食べたい朝は、甘じょっぱいロンガニーサを少量添えると、しょうが粥のやさしさとにんにくソーセージの香ばしさで食卓に強弱が出ます。夜に出す場合は、酸味のあるシニガンを少量添えるより、青菜炒めやきゅうりの酢漬けのような軽い皿が合います。揚げ物を足したい日は、ルンピアンシャンハイを少量にすると、粥の穏やかさを壊しません。

よくある質問

器のアロスカルド、カラマンシー、パティス、ゆで卵、フライドガーリックを並べた質問用の食卓
アロスカルドは、米、魚醤、酸味、トッピングの組み合わせで家庭ごとの味に調整できる

日本米だけで作れますか?

作れます。日本米だけの場合は、煮汁を1.3Lに減らし、弱火で30〜35分煮ます。もち米を入れた時よりさらりとしますが、しょうがとパティスをきちんと効かせれば、朝食として食べやすい粥になります。

カスバが手に入りません。

省略しても食べられます。色を補うなら、アナトー油小さじ1か、ターメリック小さじ1/4を使います。ターメリックは香りが強いので、黄色を濃くしようとして増やしすぎないでください。

生米ではなく炊いたご飯で作れますか?

作れますが、味は軽くなります。炊いたご飯600g、水または鶏だし1Lで作り、弱火で18〜20分煮ます。鶏肉は先に香味野菜と炒めてから煮てください。米を炒める工程がないため、パティスとフライドガーリックで香りを補うとまとまります。

卵は半熟でもいいですか?

半熟卵でも合います。ただし作り置きや弁当に回す場合は固ゆでにします。熱い粥に割り入れて火を通す方法もありますが、この記事の分量ではゆで卵を別に用意した方が、家族で分けやすく、保存もしやすいです。

パティスの香りが苦手です。

最初から大さじ2を入れず、煮込みには大さじ1だけ使い、仕上げに各自で足す形にします。完全に抜く場合は薄口しょうゆと塩で代替できますが、アロスカルドらしさは弱くなります。魚醤が苦手な家庭では、カラマンシーやすだちを多めにすると食べやすくなります。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行アロスカルドの作り方|フィリピン鶏しょうが粥
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/philippines/arroz-caldo
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月19日
主な参考リンク
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