レモングラスで焼いた豚肉、米麺、香草、甘酢野菜、ヌクチャムを重ねたベトナム南部のブンティットヌン
🔪下準備45分
🔥調理25分
🍽️分量4
🌍料理ベトナム料理
東南アジアレシピ

ブンティットヌンの作り方|南部の焼き豚米麺

28分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 豚肉を薄く切って下味を入れる
STEP 11 / 6

豚肉を薄く切って下味を入れる

所要時間15分 / 置き時間30分

豚肉は厚さ4〜5mm、長さ5〜6cmに切り、レモングラス、紫玉ねぎ、にんにく、ナンプラー、しょうゆ、砂糖、はちみつ、油、黒こしょうを加えます。手袋をして2分ほどもみ込み、調味料が肉の表面に均一にまとわり、ボウルの底に水っぽい調味液が残らない状態にします。冷蔵庫で30分置き、フライパンに入れる10分前に出して中心の冷たさをやわらげます。

手順2: ヌクチャムと甘酢野菜を作る
STEP 22 / 6

ヌクチャムと甘酢野菜を作る

所要時間12分 / 漬け時間20分

小鍋に水、砂糖、米酢を入れて弱火で1分温め、砂糖の粒が消えたら火を止めます。煮立たせる必要はありません。粗熱が取れたらナンプラー、ライム汁、にんにく、唐辛子を混ぜ、たれが透明で均一になった状態にします。大根とにんじんは2mmの細切りにして塩をまぶし、5分置いて水気を軽く絞り、たれ大さじ4を回して20分置きます。野菜がしんなりしつつ、折るとまだ軽く抵抗が残る状態が目安です。

手順3: 米麺と香草を整える
STEP 33 / 6

米麺と香草を整える

所要時間12分

鍋に湯1.5Lを沸かし、中火で米麺を4〜5分ゆでます。袋の表示が短ければ表示時間を優先し、1本食べて白い芯が残らず、押すと少し弾力があるところで止めます。ざるに上げ、流水で30秒洗ってぬめりを取り、水気をよく切ります。レタスは1cm幅、きゅうりは5cmの細切り、ミント、パクチー、大葉は食べやすい大きさにちぎります。麺は固まりやすいので、盛る直前までざるでほぐしておきます。

手順4: 豚肉を中強火で焼く
STEP 44 / 6

豚肉を中強火で焼く

所要時間10〜12分

グリルパンまたは厚手のフライパンを中強火で2分予熱し、油を薄くなじませます。豚肉を重ならないように並べ、片面2〜3分ずつ焼きます。砂糖とはちみつが入るため、黒く焦げ始めたら中火に落とします。表面に濃い焼き色がつき、肉汁が透明になり、厚い一切れの中心が75℃に達してから1分以上保てたら取り出します。焼いた肉は3分休ませ、肉汁を落ち着かせます。

手順5: ねぎ油とピーナッツを仕上げる
STEP 55 / 6

ねぎ油とピーナッツを仕上げる

所要時間4分

小さなフライパンに油大さじ3を入れて弱火で2分温め、小ねぎを入れて30秒だけ混ぜます。香りが立ち、油の表面に細かい泡が浮き、ねぎの色が鮮やかな緑になったら火を止めます。強火で長く加熱するとねぎが茶色くなり、焼き豚の香りを邪魔します。ピーナッツはすり鉢や包丁で粗く砕き、粉にしすぎず、半分ほど形が残る状態にします。

手順6: 器に重ねてヌクチャムをかける
STEP 66 / 6

器に重ねてヌクチャムをかける

所要時間3分

器に米麺を1人分ずつ入れ、片側にレタス、きゅうり、香草をこんもり置きます。反対側に甘酢野菜をのせ、中央に前工程で75℃まで火を通した焼き豚を重ねます。ねぎ油を小さじ2、ピーナッツを大さじ1ずつ散らし、ヌクチャムを大さじ3から4回しかけます。最初から全部かけると塩辛くなりやすいので、食べながら足します。箸で底から持ち上げ、麺にたれが薄くからみ、香草が少ししんなりしたら食べどきです。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

豚肉、米麺、香草、きゅうり、甘酢野菜、レモングラス、ナンプラーを並べたブンティットヌンの材料
材料は、レモングラス豚、ヌクチャム、米麺と香草の三つに分けると買い出しで迷いにくい

現地の味に近づけるために、豚肉は肩ロースか豚バラ焼肉用を使います。脂が少なすぎるロース薄切りだけで作ると、焼いたあとに硬くなりやすいです。肩ロースがなければ、豚バラ300gと豚もも薄切り300gを混ぜると、香ばしさと軽さのバランスが取りやすくなります。

10品目

レモングラス豚

材料 分量 代替・備考
豚肩ロース焼肉用 650g 厚さ4〜5mm。豚バラと豚ももを半量ずつでも可
レモングラス 30g(白い部分2本分、みじん切り) 冷凍レモングラスでも可。乾燥は香りが弱い
紫玉ねぎ 60g(みじん切り) 玉ねぎ、エシャロットで代用可
にんにく 2片(約12g、みじん切り) すりおろしは焦げやすいので少なめにする
ナンプラー 大さじ2 ヌクマムの代用。塩気の中心
しょうゆ 小さじ2 日本の台所で焼き色を安定させる補助
きび砂糖 大さじ2 上白糖でも可。焦げやすいので火加減に注意
はちみつ 大さじ1 照りと焼き色。1歳未満の乳児には与えない
サラダ油 大さじ1 肉の表面を乾かしすぎない
粗びき黒こしょう 小さじ1/2 香りの輪郭を作る
10品目

ヌクチャムと甘酢野菜

材料 分量 代替・備考
220ml たれ用
ナンプラー 大さじ4 魚醤。銘柄で塩気が違うため最後に調整
きび砂糖 大さじ4 先に湯で溶かすと味が荒れにくい
米酢 大さじ2 保存性と丸い酸味を足す
ライム汁 大さじ3 レモン汁でも可。香りはライムが近い
にんにく 1片(約6g、薄切り) 生の香りを残す
赤唐辛子 1本(小口切り) 辛さ控えめなら種を取る
大根 120g(2mmの細切り) 青パパイヤの代替
にんじん 100g(2mmの細切り) 彩りと歯ざわり
小さじ1/3 野菜の水出し用
9品目

麺と盛り付け

材料 分量 代替・備考
細い米麺 320g ブン、ビーフン、細めのライスヌードル。太いフォー用は食感が変わる
レタス 5枚(約120g、1cm幅) サニーレタスでも可
きゅうり 1本(5cm長さの細切り) 皮が硬ければ縞むきにする
ミント 1/2束 省くと香りが重くなる
パクチー 1/2束 苦手なら三つ葉を少量
大葉 8枚 ティアトー代替として使いやすい
小ねぎ 2本(小口切り) ねぎ油用
サラダ油 大さじ3 ねぎ油用
ピーナッツ 50g(粗く砕く) アレルギーがある場合は省く
アレルギーと食肉の扱い

ナンプラーは魚由来です。ピーナッツを使うため、食物アレルギーがある場合は取り分けてください。豚肉は中心まで十分に加熱し、肉を扱ったまな板と包丁は香草やきゅうりを切る前に洗います。焼き色だけでは火通りを判断しにくいので、厚い一切れは中心温度計で確認すると安心です。

買い足す価値があるのは、肉や野菜ではなく、香りと安全確認に関わるものです。レモングラス、ナンプラー、中心温度計があれば、この料理だけでなくトムヤムクントムカーガイ、ブンチャーにも回せます。

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この料理の買い出し

買い出しガイド
掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
595
kcal
28.0g
タンパク質
24.0g
脂質
65.0g
炭水化物
4.5g
食物繊維
1400mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)|レモングラス豚とヌクチャムを分けて考える

豚肉、米麺、香草、きゅうり、甘酢野菜、レモングラス、ナンプラーを並べたブンティットヌンの材料
材料は、レモングラス豚、ヌクチャム、米麺と香草の三つに分けると買い出しで迷いにくい

現地の味に近づけるために、豚肉は肩ロースか豚バラ焼肉用を使います。脂が少なすぎるロース薄切りだけで作ると、焼いたあとに硬くなりやすいです。肩ロースがなければ、豚バラ300 gと豚もも薄切り300 gを混ぜると、香ばしさと軽さのバランスが取りやすくなります。

レモングラス豚

材料 分量 代替・備考
豚肩ロース焼肉用 650 g 厚さ4〜5mm。豚バラと豚ももを半量ずつでも可
レモングラス 30 g(白い部分2 本分、みじん切り) 冷凍レモングラスでも可。乾燥は香りが弱い
紫玉ねぎ 60 g(みじん切り) 玉ねぎ、エシャロットで代用可
にんにく 2 片(約12 g、みじん切り) すりおろしは焦げやすいので少なめにする
ナンプラー 大さじ2 ヌクマムの代用。塩気の中心
しょうゆ 小さじ2 日本の台所で焼き色を安定させる補助
きび砂糖 大さじ2 上白糖でも可。焦げやすいので火加減に注意
はちみつ 大さじ1 照りと焼き色。1歳未満の乳児には与えない
サラダ油 大さじ1 肉の表面を乾かしすぎない
粗びき黒こしょう 小さじ1/2 香りの輪郭を作る

ヌクチャムと甘酢野菜

材料 分量 代替・備考
220 ml たれ用
ナンプラー 大さじ4 魚醤。銘柄で塩気が違うため最後に調整
きび砂糖 大さじ4 先に湯で溶かすと味が荒れにくい
米酢 大さじ2 保存性と丸い酸味を足す
ライム汁 大さじ3 レモン汁でも可。香りはライムが近い
にんにく 1 片(約6 g、薄切り) 生の香りを残す
赤唐辛子 1 本(小口切り) 辛さ控えめなら種を取る
大根 120 g(2mmの細切り) 青パパイヤの代替
にんじん 100 g(2mmの細切り) 彩りと歯ざわり
小さじ1/3 野菜の水出し用

麺と盛り付け

材料 分量 代替・備考
細い米麺 320 g ブン、ビーフン、細めのライスヌードル。太いフォー用は食感が変わる
レタス 5 枚(約120 g、1cm幅) サニーレタスでも可
きゅうり 1 本(5cm長さの細切り) 皮が硬ければ縞むきにする
ミント 1/2束 省くと香りが重くなる
パクチー 1/2束 苦手なら三つ葉を少量
大葉 8 枚 ティアトー代替として使いやすい
小ねぎ 2 本(小口切り) ねぎ油用
サラダ油 大さじ3 ねぎ油用
ピーナッツ 50 g(粗く砕く) アレルギーがある場合は省く
アレルギーと食肉の扱い

ナンプラーは魚由来です。ピーナッツを使うため、食物アレルギーがある場合は取り分けてください。豚肉は中心まで十分に加熱し、肉を扱ったまな板と包丁は香草やきゅうりを切る前に洗います。焼き色だけでは火通りを判断しにくいので、厚い一切れは中心温度計で確認すると安心です。

買い足す価値があるのは、肉や野菜ではなく、香りと安全確認に関わるものです。レモングラス、ナンプラー、中心温度計があれば、この料理だけでなくトムヤムクントムカーガイ、ブンチャーにも回せます。

ブンティットヌンの物語|混ぜて完成する南部の焼き豚米麺

レモングラスを刻むと、台所の空気が一気にベトナム料理店の入口みたいになります。青い柑橘のような香り、ナンプラーの塩気、砂糖が焦げる甘い匂い。焼き上がった豚肉を白い米麺にのせ、甘酢野菜と香草を重ね、ヌクチャムを回しかけると、さっきまで別々だったものが一つの丼になります。

ブンティットヌン(Bún thịt nướng)は、ベトナム南部でよく食べられる焼き豚と米麺の料理です。bún は細い米麺、thịt nướng は焼いた肉のこと。北部ハノイのブンチャーに似ていますが、食べ方はかなり違います。ブンチャーは肉入りの甘酸っぱいつけ汁、米麺、香草を分けて出す料理。ブンティットヌンは、丼の中で米麺、焼き豚、香草、甘酢野菜、ピーナッツ、ねぎ油、ヌクチャムを混ぜて完成させる料理です。

食卓に並べたブンティットヌン、焼き豚、香草、ヌクチャム、ライム
焼き豚、米麺、香草、甘酢野菜を食卓で合わせると、南部らしい混ぜ麺になる

日本で作るときの山場は、炭火を持ち込むことではありません。薄く切った豚肉にレモングラスをしっかりまとわせること、ヌクチャムを濃くしすぎないこと、米麺を冷やしすぎず固めないこと。この3つです。現地の屋台のような炭火香はグリルパンや魚焼きグリルで近づけ、香草はミント、パクチー、大葉で現実的にそろえます。

表記について

ベトナム語では Bún thịt nướng と書きます。日本語では「ブンティットヌン」「ブンティットニュン」「ブン・ティット・ヌン」など表記が揺れますが、本記事では検索しやすい「ブンティットヌン」に統一します。

ブンチャーと何が違うのか

ヌクチャムで和えた米麺、焼き豚、香草を箸で持ち上げたブンティットヌン
南部式は丼の中でヌクチャムを絡め、焼き豚、香草、米麺を一緒に食べる

ブンティットヌンを作る前に、ブンチャーとの違いを押さえると迷いません。どちらも焼き豚、米麺、魚醤ベースの甘酸っぱいたれを使います。ただし、北部のブンチャーはつけ麺に近く、南部のブンティットヌンは混ぜ麺に近い。器の中で何を一緒にするかが違います。

比較 ブンティットヌン ブンチャー
主な地域 南部、ホーチミン市周辺の食堂や屋台でよく見る 北部ハノイの代表的な昼食
食べ方 丼に米麺、野菜、焼き豚を重ねてヌクチャムをかける 肉入りの温かいたれに米麺と香草を浸して食べる
薄切りのレモングラス豚が中心 豚つくねと豚バラを合わせることが多い
香り レモングラス、ねぎ油、ピーナッツが前に出る 炭火の豚肉と甘酸っぱいつけ汁が前に出る
日本で守りたい点 混ぜたときに香草、甘酢、肉汁が一体になること たれが温かく、肉を沈めて食べること

フォーガーブンボーフエのような汁麺と違い、ブンティットヌンはだしを取りません。だからこそ、豚肉の下味、ヌクチャム、香草の水気がそのまま味になります。ここを薄く作ると、ただの冷たい米麺サラダになってしまいます。

失敗しやすいところ|焦げ目と水分の境目

香ばしく焼けた豚肉と、焼き色が弱く水っぽい豚肉を比べた様子
焼き色は濃く、焦げは黒くしすぎない。水分が残ると香ばしさが出にくい

ブンティットヌンで一番多い失敗は、肉が水っぽいことです。下味の玉ねぎやにんにくをすりおろしすぎると水分が出て、フライパンの中で焼くより先に煮えます。みじん切りにして、肉にまとわせる程度にしてください。焼く前に肉を詰め込みすぎないことも大事です。フライパンに肉を全面に敷くと温度が落ち、焼き色がつく前に肉汁が出ます。2回に分けて焼く方が、結果的に早く仕上がります。

ヌクチャムが塩辛い場合は、水大さじ2、砂糖小さじ1、ライム汁小さじ1を混ぜて少し戻します。ナンプラーを減らすだけだと魚醤の余韻が消えるので、薄めるときも甘みと酸味を一緒に足してください。米麺が固まる場合は、ゆでたあと水気を切りすぎて長時間置いています。食べる直前にぬるま湯を大さじ2ほどかけ、箸でほぐしてから器へ入れます。

香草がしおれるのは、熱い豚肉を直接山盛りの葉にのせたときに起きます。器の中で、米麺を下、肉を中央、香草を横に置き、食べる直前に混ぜると香りが残ります。ピーナッツは細かい粉にするとたれを吸いすぎて重くなるため、半分は粒のまま残すくらいがちょうどいいです。

保存と翌日の食べ方

焼き豚、米麺、香草、甘酢野菜、ヌクチャムを別々の保存容器に分けた様子
作り置きは混ぜずに分ける。肉、麺、香草、たれを別保存にすると翌日も組み立てやすい

作り置きするなら、混ぜた状態で保存しません。焼き豚は粗熱を取り、密閉容器で冷蔵2日を目安にします。食べるときはフライパンに水小さじ2を入れ、弱めの中火で2〜3分温めます。電子レンジを使う場合は600Wで40〜60秒、加熱後に30秒置くと肉が急に硬くなりにくいです。

ヌクチャムは清潔な瓶で冷蔵3日ほど。にんにくと唐辛子を入れたままだと香りが強くなるので、翌日以降に使うなら先にこしても構いません。甘酢野菜は冷蔵2日で食べ切ります。米麺は当日が一番おいしいですが、余った場合は水気を切って冷蔵し、翌日に熱湯を10秒かけてほぐします。香草は洗って水気を拭き、キッチンペーパーを敷いた容器で冷蔵1日が目安です。

翌日は、丼にしなくても使えます。温めた焼き豚をレタスで包み、ヌクチャムを少しつけると、バインセオの食べ方に近い軽い副菜になります。米麺が少ないときは、冷や麦やそうめんを少量足しても食卓としてはまとまります。ただし、そうめんは塩分があるので、ヌクチャムは控えめから始めます。

この料理の背景|南部の丼は混ぜる余白が大きい

米麺、焼き豚、香草、甘酢野菜を食卓で組み立てるブンティットヌン
南部のブンティットヌンは、食卓で材料を重ね、最後にヌクチャムでまとめる

ベトナムの米麺料理は、土地によってかなり表情が変わります。北部のブンチャーは、肉を甘酸っぱいたれに沈め、麺と香草を少しずつ合わせる料理。中部のブンボーフエは、発酵えびとレモングラスのだしを効かせた熱い汁麺。南部のブンティットヌンは、甘さ、香草、ピーナッツ、ねぎ油が入り、混ぜることで味が完成します。

南部式を日本で作るとき、甘みを怖がりすぎると現地の輪郭から遠ざかります。砂糖とはちみつは、ただ甘くするためではなく、豚肉に焼き色をつけ、魚醤の角を丸める役目です。反対に、ヌクチャムを濃くしすぎると、最後の一口で麺の底が塩辛くなります。たれは一度で決めず、丼の上から少しずつ足す方が、家庭では失敗しにくいです。

日本の買い物で代替しやすいのは香草です。ティアトーやベトナムバームがなくても、大葉、ミント、パクチーを組み合わせれば、青い香りの層は作れます。代替しにくいのはレモングラスです。しょうがやレモンの皮を入れても別の料理としてはおいしいですが、ブンティットヌンらしい焼き豚の香りにはなりません。ここだけは、冷凍でもいいので探す価値があります。

よくある質問

ヌクチャムと大根にんじんの甘酢野菜を並べたブンティットヌンの仕上げ材料
ヌクチャムは最初から全量をかけず、食べながら少しずつ足す

豚肉以外でも作れますか?

鶏もも肉でも作れます。厚さ1cm程度のそぎ切りにし、同じ下味で30分置き、中火で片面3〜4分ずつ焼きます。牛肉でもできますが、ナンプラーと砂糖の甘い焼き豚感は弱くなります。初回は豚肩ロースか豚バラをおすすめします。

レモングラスがない場合はどうしますか?

省略はできますが、料理名の中心が少し抜けます。どうしても手に入らない日は、しょうが5g、レモンの皮のすりおろし小さじ1/2、にんにくを少し増やして作ります。ただし、これは日本の台所向けの近道で、現地の香りそのものではありません。気に入ったら次回は冷凍レモングラスを探してください。

米麺はフォー用でもいいですか?

太いフォー用でも食べられますが、ブンティットヌンらしい軽さは出にくいです。できれば細い米麺、ビーフン、または「ブン」と書かれた丸い米麺を選びます。太い麺を使う場合は、ヌクチャムを少し薄めにし、香草ときゅうりを多めにすると重くなりにくいです。

子ども向けに辛くなくできますか?

できます。ヌクチャムの唐辛子を抜き、唐辛子は大人の器だけに足します。魚醤の香りが苦手な場合は、最初からたれを全部かけず、子どもの器には大さじ1から始めてください。豚肉の下味にも魚醤が入るので、完全に魚醤なしにすると別料理になります。

何を合わせると献立になりますか?

汁物を足すなら、鶏の澄んだスープやフォーガーの簡易スープが合います。揚げ物を少し添えたい日は、同じヌクチャムと香草で食べられるチャーゾーが自然です。ベトナム料理で広げるなら、巻いて食べるバインセオ、汁麺のブンボーフエ、北部のブンチャーへ進むと、米麺、香草、ナンプラー、レモングラスを無理なく使い回せます。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ブンティットヌンの作り方|南部の焼き豚米麺
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/vietnam/bun-thit-nuong
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月18日
主な参考リンク
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