揚げたチャーゾーをレタス、香草、ヌクチャムと一緒に盛ったベトナムの揚げ春巻き
🔪下準備45分
🔥調理25分
🍽️分量4
🌍料理ベトナム料理
東南アジアレシピ

チャーゾーの作り方|ベトナム揚げ春巻き

29分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 具を混ぜる
STEP 11 / 7

具を混ぜる

所要時間8分

春雨40gは熱湯で4分戻してざるに上げ、3cm長さに切ります。きくらげ8gは戻して水気を絞り、細切りにします。ボウルに豚ひき肉400g、刻んだえび150g、春雨、きくらげ、にんじん90g、れんこん120g、紫玉ねぎ60g、にんにく、卵、ナンプラー、砂糖、白こしょう、塩を入れ、手で2分混ぜます。肉だねが少し粘り、野菜が均一に散り、底に汁がたまらない状態が目安です。長く練りすぎると弾力が強くなり、軽い食感から離れます。

手順2: ヌクチャムを作る
STEP 22 / 7

ヌクチャムを作る

所要時間7分 / なじませ時間10分

小鍋に水120mlと砂糖大さじ3を入れ、弱火で1分温めて砂糖を溶かします。ふつふつ沸かす前に火を止め、ナンプラー大さじ3、米酢大さじ2、ライム汁大さじ2、にんにく、赤唐辛子、細切りのにんじん40gと大根60gを加えます。味見をして、塩辛さが先に来るなら水大さじ1を足します。10分置くと、野菜の角が少ししんなりして、揚げ春巻きに絡みやすくなります。

手順3: ライスペーパーを湿らせて巻く
STEP 33 / 7

ライスペーパーを湿らせて巻く

所要時間18分

深皿にぬるま湯250ml、砂糖小さじ2、米酢小さじ1を混ぜ、砂糖の粒が残らないさらさらの戻し水にします。ライスペーパーを1枚だけ入れ、5秒で引き上げます。まだ硬いくらいで台に置き、手前に具25gを10cm長さの棒状にのせます。手前をかぶせ、左右を折り、空気を押し出しながら1.5cm幅の太さに巻きます。戻しすぎた皮は台に貼りつき、油で破れやすくなるので、湿らせる時間を長くしません。

手順4: 乾かして油を温める
STEP 44 / 7

乾かして油を温める

所要時間10分

巻いたものをオーブンシートの上に閉じ目を下にして並べ、互いに触れないよう2cm以上空けます。表面がぬれているものは、乾いたキッチンペーパーでそっと押さえます。8分休ませる間に、厚手の鍋へ油を鍋底から3cm入れ、中火で5〜6分かけて165℃まで上げます。皮の表面がつやつやの水膜ではなく、指で触ると少し吸いつく程度になれば揚げ始められます。

手順5: 低めの油で火を通す
STEP 55 / 7

低めの油で火を通す

所要時間8分

油が165〜170℃になったら、5〜6本ずつ入れ、鍋の中で1本ずつ1cmほど間隔を空けます。入れた直後は皮同士がくっつきやすいので、30秒は触りすぎず、薄い膜ができてから箸で離します。中火を保ち、4分ほどかけて全体を淡い金色にします。泡が細かく続き、皮の白っぽさが消え、巻き終わりが開かずに細い棒状のまま固まれば一段階目は十分です。濃い茶色まで進めると、具に火が入る前に皮が苦くなります。

手順6: 温度を上げて皮を締める
STEP 66 / 7

温度を上げて皮を締める

所要時間4分

いったん網に取り出し、油を中火から中強火にして175〜180℃へ上げます。チャーゾーを鍋に戻し、1分30秒〜2分揚げます。皮の泡が小さくなり、箸で触るとカリッと硬い音がして、色が濃い金色になれば取り出します。太く巻いたものは1本を斜め45度で2等分に切り、中心が白っぽく生でないことを見ます。温度計を使うなら中心75℃以上を確認し、その状態を1分保つ意識で仕上げます。

手順7: 網で休ませて盛る
STEP 77 / 7

網で休ませて盛る

所要時間5分

火を止めた状態で、揚げたチャーゾーを紙に直接重ねず、網の上で3分休ませます。紙だけに置くと底が蒸れて、せっかくの皮が戻ります。皮がカリッと硬く、持ち上げても底がしんなりしない状態になったら、切る場合は斜め半分にします。グリーンリーフ、ミント、パクチー、きゅうり、ヌクチャムを添えます。食卓ではレタスにチャーゾーをのせ、香草を足し、ヌクチャムを少しつけて一口で食べます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ライスペーパー、豚ひき肉、えび、春雨、きくらげ、にんじん、れんこん、香草を並べたチャーゾーの材料
材料は皮、具、ヌクチャム、包む葉物に分けると買い出しで迷いにくい

24本前後できます。主菜なら4人分、副菜なら6人分です。ライスペーパーは直径16cmから18cmの丸いものが巻きやすく、直径22cm以上だと家庭用の鍋では長くなりすぎます。きくらげは乾燥品を戻して使い、春雨は緑豆春雨か細いはるさめを選びます。

14品目

具と皮

材料 分量 代替・備考
乾燥ライスペーパー 24枚 直径16〜18cm。割れが多い袋は避ける
豚ひき肉 400g 赤身7割前後。脂が少ない場合はサラダ油小さじ2を足す
むきえび 150g 背わたを取り、5mm幅に粗く刻む
緑豆春雨 40g 湯で戻して3cm長さに切る
乾燥きくらげ 8g 戻して水気を絞り、細切りにする
にんじん 90g 3mm角または細切り。水気が出たら絞る
れんこん 120g 4mm角。現地のタロイモ代わりに歯ざわりを出す
紫玉ねぎ 60g 玉ねぎ、エシャロットで代用可
にんにく 2片(約12g) みじん切り
1個 つなぎ。卵アレルギーの場合は片栗粉大さじ1と水大さじ1
ナンプラー 大さじ1と1/2 ヌクマムの代用。塩気の中心
砂糖 小さじ2 具のうま味を丸くする
白こしょう 小さじ1/3 黒こしょうでも可
小さじ1/4 えびと野菜の水分に合わせて控えめ
4品目

戻す水と揚げ油

材料 分量 代替・備考
ぬるま湯 250ml 約30℃。熱い湯は皮が急にだれる
砂糖 小さじ2 戻し水用。皮に焼き色がつきやすい
米酢 小さじ1 戻し水用。皮のべたつきを少し抑える
サラダ油 700〜900ml 鍋底から3cm。米油、菜種油でも可
13品目

ヌクチャムと包む野菜

材料 分量 代替・備考
ナンプラー 大さじ3 魚醤の香りが前に出る部分
120ml 砂糖を溶かす。濃ければ食卓で大さじ1ずつ足す
砂糖 大さじ3 上白糖、きび砂糖どちらでも可
米酢 大さじ2 ライムが少ない日の酸味を支える
ライム汁 大さじ2 レモン汁でも可
にんにく 1片(約6g) みじん切り
赤唐辛子 1/2本 種を除いて輪切り。辛味が苦手なら外す
にんじん 40g 細切り。タレに浮かせる
大根 60g 細切り。なければきゅうり60g
グリーンリーフ 12枚 サニーレタスでも可
ミント 15g 大葉8枚とパクチー10gで代用してもまとまる
パクチー 20g 苦手なら三つ葉、せり、青ねぎ
きゅうり 1本 長さ6cmの細切り
アレルギーと安全

豚肉、えび、卵、魚醤を使います。甲殻類、卵、魚由来調味料に不安がある場合は避けてください。ひき肉の料理なので、中心まで火を通します。厚生労働省は、生のひき肉を使う食品について中心部まで十分加熱する重要性を示しており、本記事では中心温度75℃を確認する作り方にしています。

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📊 栄養情報(1人分)
815
kcal
29.5g
タンパク質
41.0g
脂質
76.0g
炭水化物
4.5g
食物繊維
1525mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)|皮、具、ヌクチャムを分けて買う

ライスペーパー、豚ひき肉、えび、春雨、きくらげ、にんじん、れんこん、香草を並べたチャーゾーの材料
材料は皮、具、ヌクチャム、包む葉物に分けると買い出しで迷いにくい

24 本前後できます。主菜なら4人分、副菜なら6人分です。ライスペーパーは直径16cmから18cmの丸いものが巻きやすく、直径22cm以上だと家庭用の鍋では長くなりすぎます。きくらげは乾燥品を戻して使い、春雨は緑豆春雨か細いはるさめを選びます。

具と皮

材料 分量 代替・備考
乾燥ライスペーパー 24 枚 直径16〜18cm。割れが多い袋は避ける
豚ひき肉 400 g 赤身7割前後。脂が少ない場合はサラダ油小さじ2を足す
むきえび 150 g 背わたを取り、5mm幅に粗く刻む
緑豆春雨 40 g 湯で戻して3cm長さに切る
乾燥きくらげ 8 g 戻して水気を絞り、細切りにする
にんじん 90 g 3mm角または細切り。水気が出たら絞る
れんこん 120 g 4mm角。現地のタロイモ代わりに歯ざわりを出す
紫玉ねぎ 60 g 玉ねぎ、エシャロットで代用可
にんにく 2 片(約12 g) みじん切り
1 個 つなぎ。卵アレルギーの場合は片栗粉大さじ1と水大さじ1
ナンプラー 大さじ1と1/2 ヌクマムの代用。塩気の中心
砂糖 小さじ2 具のうま味を丸くする
白こしょう 小さじ1/3 黒こしょうでも可
小さじ1/4 えびと野菜の水分に合わせて控えめ

戻す水と揚げ油

材料 分量 代替・備考
ぬるま湯 250 ml 約30℃。熱い湯は皮が急にだれる
砂糖 小さじ2 戻し水用。皮に焼き色がつきやすい
米酢 小さじ1 戻し水用。皮のべたつきを少し抑える
サラダ油 700〜900 ml 鍋底から3cm。米油、菜種油でも可

ヌクチャムと包む野菜

材料 分量 代替・備考
ナンプラー 大さじ3 魚醤の香りが前に出る部分
120 ml 砂糖を溶かす。濃ければ食卓で大さじ1ずつ足す
砂糖 大さじ3 上白糖、きび砂糖どちらでも可
米酢 大さじ2 ライムが少ない日の酸味を支える
ライム汁 大さじ2 レモン汁でも可
にんにく 1 片(約6 g) みじん切り
赤唐辛子 1/2 本 種を除いて輪切り。辛味が苦手なら外す
にんじん 40 g 細切り。タレに浮かせる
大根 60 g 細切り。なければきゅうり60 g
グリーンリーフ 12 枚 サニーレタスでも可
ミント 15 g 大葉8 枚とパクチー10 gで代用してもまとまる
パクチー 20 g 苦手なら三つ葉、せり、青ねぎ
きゅうり 1 本 長さ6cmの細切り
アレルギーと安全

豚肉、えび、卵、魚醤を使います。甲殻類、卵、魚由来調味料に不安がある場合は避けてください。ひき肉の料理なので、中心まで火を通します。厚生労働省は、生のひき肉を使う食品について中心部まで十分加熱する重要性を示しており、本記事では中心温度75℃を確認する作り方にしています。

チャーゾーの物語|香草で包んで食べる揚げ春巻き

揚げ油にライスペーパーを入れると、最初は頼りない半透明の皮が、ふつふつと細かい泡を出しながら白っぽくふくらみます。木べらでそっと転がすと、表面に小さな水玉のような凹凸が出て、やがて金色に変わる。小麦の春巻き皮とは違う、薄くて軽い割れ方です。ここにレタス、ミント、パクチー、甘酸っぱいヌクチャムが加わると、油ものなのに食卓が重くなりません。

チャーゾー(Chả giò)は、ベトナム南部でよく使われる呼び名の揚げ春巻きです。北部ではネムザン(Nem rán)と呼ばれることが多く、地域や家庭によって形、具、皮、添える香草が変わります。英語圏では Vietnamese fried spring rolls や imperial rolls と紹介され、ライスペーパーで巻くレシピもあれば、海外の店では扱いやすさから小麦系の春巻き皮を使う例もあります。

チャーゾーをレタスと香草で包み、ヌクチャムにつけて食べる食卓
揚げたてをレタスと香草で包むと、油の香ばしさと生野菜の軽さが同時に来る

このレシピでは、日本のスーパーとアジア食材店でそろえやすい材料に寄せつつ、料理名としての輪郭を守ります。皮は乾燥ライスペーパー。具は豚ひき肉、えび、春雨、きくらげ、にんじん、れんこん。食べるときはレタスや香草で包み、ヌクチャムにつけます。油温と水分さえ外さなければ、家の鍋でも十分に軽く揚がります。

表記について

ベトナム語では Chả giò と書きます。日本語では「チャーゾー」「チャージョー」「チャー・ゾー」など表記が揺れますが、本記事では検索しやすい「チャーゾー」に統一します。北部名のネムザンは、ベトナム旧正月の食卓にも出る揚げ春巻きとして紹介されることがあります。

生春巻きとも中華春巻きとも違うところ

チャーゾーを失敗しやすいのは、皮をどの料理の感覚で扱うかが混ざるからです。生春巻きのゴイクオンは、戻したライスペーパーに火を通した具や香草を巻いて、そのまま食べます。中華春巻きは小麦の皮を使い、油に入れると比較的安定して揚がります。チャーゾーはその間にあります。乾燥ライスペーパーを軽く湿らせ、生の肉だねを巻き、油で火を通す料理です。

比べる点 チャーゾー ゴイクオン 中華風の春巻き
乾燥ライスペーパーが基本 乾燥ライスペーパー 小麦の春巻き皮が多い
豚肉、えび、春雨、きくらげ、根菜 ゆでえび、豚肉、米麺、香草 炒めた野菜や肉
火入れ 巻いてから揚げる 揚げない 巻いてから揚げる
食べ方 レタスと香草で包み、ヌクチャムへ そのままソースへ そのまま、または辛子醤油
日本での山場 水分を入れすぎず、油温を保つ 皮を破らない 具の汁気を切る

ベトナム観光局の料理紹介でも、ベトナムの巻き物は生のものだけでなく、揚げるもの、葉で巻くもの、麺で巻くものまで幅があります。チャーゾーの面白さは、揚げ物なのに食べ方が「包む料理」でもあるところです。バインセオのように、食卓でレタスと香草を手に取り、自分で一口を組み立てます。

買い足す価値があるもの

チャーゾーの買い物で大事なのは、肉や野菜を高級にすることではありません。魚醤の香り、油温、中心温度の3つを安定させることです。ライスペーパーは近所のスーパーで見つからなければ、アジア食材店や輸入食材店で「ベトナム産の丸いライスペーパー」を探すと失敗が少なくなります。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

揚げ温度は、ライスペーパーの破れ方と油切れに直結します。とくに初回は温度計を使うと、弱火にしすぎて油を吸う失敗と、高温で皮だけ焦げる失敗を避けやすくなります。

豚ひき肉とえびを巻くので、最後は中心まで火が入ったかを見ると安心です。見た目だけで判断しにくい太めの巻き方をした日は、中心温度計が役に立ちます。

ライスペーパーを破らない分岐表

湿りすぎ、ちょうどよい状態、空気が入った状態のライスペーパー巻きを比べる
皮の状態を見れば、揚げる前に破れやすさを予測できる

チャーゾーでいちばん多い失敗は、味ではなく皮です。水分が多いと油の中で破れ、乾きすぎると巻くときに割れます。完全な正解はライスペーパーの厚みで変わりますが、家庭では次の表で判断できます。

状態 見た目 原因 直し方
ちょうどよい 半透明で、表面が軽く吸いつく 5秒ほど湿らせ、8分休ませた そのまま165〜170℃で揚げる
ぬれすぎ 台に貼りつき、指で持つと伸びる 熱い湯、長い浸水、具の水分 乾いた紙で押さえ、次から水をぬるま湯にする
乾きすぎ 折り目に白い割れが出る 湿らせる時間が短い、室内が乾燥 指に水をつけて折り目だけなでる
空気入り 巻き終わりにふくらみがある 具を押さえずに巻いた 破れない範囲で押し、次から具を細くする
太すぎ 皮が二重に重なり、中心が厚い 具が30gを超えている 1本25gに戻し、長さ10cmでそろえる

ライスペーパーを二重にすると破れにくくはなりますが、食感は重くなります。初回だけ二重にして感覚をつかむのはありです。ただし、チャーゾーらしい軽さを出すなら、1枚で細めに巻き、油温を守るほうが近づきます。

失敗原因と直し方

皮が破れて中身が出たら、油の中であわてて触らず、30秒待って表面を固めてから取り出します。完全に崩れたものは、無理に戻さず、油をこしてから次のロットへ進みます。具が油に残ると焦げて苦味が移ります。

困ったこと よくある原因 次に直す点
皮が破れる 戻しすぎ、具の水分、油温が低い 5秒で引き上げ、具の野菜を絞り、165℃以上で入れる
皮が白く硬い 湿りが足りない、休ませ時間が短い 折り目だけ水でなで、8分置いてから揚げる
油っぽい 150℃台で長く揚げた 少量ずつ入れ、温度が下がったら次を待つ
具が生っぽい 太く巻いた、二度目だけで色をつけた 一度目を4分取り、太いものは中心温度を見る
味が薄い 春雨と野菜が塩気を吸った 具を少量焼いて味見し、ナンプラー小さじ1を足す
ヌクチャムが強い 魚醤の塩気が濃い 水大さじ1、砂糖小さじ1、ライム小さじ1を足す

具の味見は、巻く前に小さじ1ほどをフライパンで焼くと確実です。生のまま味見しません。焼いた具が少し濃いと感じるくらいで、ライスペーパー、レタス、香草と合わせたときにちょうどよくなります。

保存と作り置き

巻いたチャーゾーを冷凍用に並べ、揚げた分とヌクチャムを別に保存する
冷凍するなら揚げる前に間隔を空けて固め、ソースと香草は別にする

一番おいしいのは揚げたてです。皮の軽さは時間とともに戻るので、来客用に作るなら「巻くところまで先に済ませ、食べる直前に揚げる」が向きます。

未加熱のまま保存する場合は、巻いたチャーゾーをオーブンシートに離して並べ、冷凍庫で2時間固めます。固まってから保存袋に移し、2週間を目安に使い切ります。揚げるときは凍ったまま160〜165℃の油に入れ、通常より1〜2分長く一度目の火入れをします。解凍すると皮がぬれて破れやすくなります。

揚げた後の保存は、冷蔵で翌日までです。温め直しはトースターかオーブンを180℃に予熱し、5〜7分。電子レンジだけだと皮が戻るので、どうしても使うなら20秒温めてからトースターへ移します。ヌクチャムは清潔な容器で冷蔵3日。香草とレタスは洗って水気を切り、湿らせた紙で包んで別容器に入れます。

現地の食べ方に寄せるなら

チャーゾーは皿の上で完成しているように見えて、実際には手元で完成する料理です。レタスを手に取り、チャーゾーを1本置き、ミント、パクチー、きゅうりを重ね、ヌクチャムへ少しだけ浸す。油、魚醤、香草、酸味が一口の中で順番に来ます。

米麺を添えるなら、細いブンをゆでて水で締め、器に少量入れます。チャーゾーを切ってのせ、ヌクチャムをかけると、ブンティットヌンに近い混ぜ麺の食べ方になります。炭火の豚肉ではなく揚げ春巻きが主役になるので、香草を多めにして重さを逃がすとまとまります。

ブンチャーのように、肉と麺を甘酸っぱいタレで合わせる料理が好きなら、チャーゾーも食卓に置きやすいはずです。反対に、巻いて食べる楽しさを広げるなら、バインセオへ進むと、同じレタス、香草、ヌクチャムを無理なく使い回せます。

よくある質問

ライスペーパーではなく春巻き皮で作れますか?

作れます。破れにくく、初めてなら扱いやすいです。ただし食感は中華風の春巻きに近くなり、チャーゾーらしい薄い割れ方や米の香りは弱くなります。この記事では料理名の輪郭を優先して、乾燥ライスペーパーを使います。

えびを入れずに作れますか?

作れます。豚ひき肉を520gに増やし、れんこんを150gにします。えびの甘みが抜けるので、ナンプラーを小さじ1足し、白こしょうを小さじ1/2に増やすと味がぼやけません。甲殻類アレルギーがある場合は、まな板や包丁の共有にも注意してください。

揚げずにオーブンやエアフライヤーでできますか?

近いものはできますが、皮の食感は変わります。オーブンなら表面に油を薄く塗り、200℃で12〜15分、途中で一度返します。エアフライヤーなら190℃で10〜12分です。どちらも皮が硬くなりやすいので、巻きを細くし、焼き上がりをレタスとヌクチャムで包んで食べると乾きが目立ちにくくなります。

ヌクチャムは市販のスイートチリソースで代用できますか?

別の味としては合いますが、チャーゾーらしさは弱くなります。スイートチリは甘みととろみが強く、魚醤、ライム、にんにくの軽い酸味が前に出ません。ナンプラー、砂糖、水、酸味を混ぜるだけでも十分なので、まずはヌクチャムを作るほうをすすめます。

前日に巻いて冷蔵できますか?

冷蔵だけで一晩置くと、皮が乾く部分とべたつく部分が出やすくなります。前日に準備するなら、具だけを作って冷蔵し、当日に巻くのが安定します。どうしても巻いておく場合は、1本ずつ離してオーブンシートに置き、表面を乾いた紙で軽く押さえてから容器に入れ、当日は皮の状態を見てから揚げます。

油温計がないときの目安はありますか?

菜箸を入れて、箸先から細かい泡が途切れず上がるくらいが165〜170℃の目安です。ただしライスペーパーは温度差に敏感なので、初回は少量で試し揚げしてください。1本入れてすぐに激しく茶色くなるなら高すぎ、泡が弱く底に沈むなら低すぎます。

参考にした情報

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行チャーゾーの作り方|ベトナム揚げ春巻き
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/vietnam/cha-gio
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月19日
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